2018年07月24日

Howard Hewett『Howard Hewett』

ヒット曲「Show Me」収録。元Shalamar中心メンバーのソロ第3弾☆Howard Hewett『Howard Hewett』
Howard Hewett
発表年:1990年
ez的ジャンル:男性コンテンポラリーR&B
気分は... :Show Me・・・

Shalamar黄金期を支えた男性R&BシンガーHoward Hewettの3rdアルバム『Howard Hewett』(1990年)です。

Howard Hewettは1955年オハイオ州アクロン生まれ。

1977年にShalamarに加入し、Jody WatleyJeffrey Danielと共に、Shalamar黄金期を支え、ダンス・クラシック「A Night to Remember」等のヒットを放ちました。

1983年のJody WatleyJeffrey Daniel脱退後もShalamarでの活動を継続させますが、1986年にグループを脱退し、ソロ活動を開始します。

本作『Howard Hewett』(1990年)は、『I Commit to Love』(1986年)、『Forever and Ever』(1988年)に続くソロ第3作となります。

アルバムにはShalamarを手掛けたLeon Sylvers IIIをはじめ、Jon Nettlesbey/Terry CoffeyBarry Eastmond、元Scritti PolittiDavid Gamson、大ヒット「Break My Stride」で知られるMatthew Wilder等がプロデュースを手掛けています。

また、Anita Bakerがデュエット参加したり、Gary GlennAlex Brown、姉妹ソウル・グループPerri等がバック・コーラスを務めています。

アルバム全体としては、全米R&Bチャート第2位のヒットとなった「Show Me」、同じくシングル曲の「If I Could Only Have That Day Back」「Let Me Show You How To Fall In Love」Anita Bakerとデュエット「When Will It Be」をはじめ、スロウ〜ミディアム系が充実したオトナR&B作品に仕上がっています。

また、ShalamarファンにはLeon Sylvers IIIプロデュースの「I Do」がおススメです。Scritti Politti好きの僕としてはDavid Gamson絡みのダンサブル・チューン「Let's Get Deeper」あたりにもグッときます。

久々に聴き直しましたが、Howard Hewettの魅力が伝わってくるオトナR&B作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「When Will It Be」
Barry Eastmondプロデュース。Anita Bakerとデュエットした話題曲がオープニング。クワイエットストームなオトナのR&Bデュエットがアルバムの全体像を象徴しています。AOR/クワイエットストーム好きから再評価の高い男性ソウル・シンガー/ソングライターGary Glennがバック・コーラスを務めています。
https://www.youtube.com/watch?v=rrkQ0YE8wGw

「Show Me」
Jon Nettlesbey/Terry Coffeyプロデュース。アルバムからの1stシングルとして全米R&Bチャート第2位のヒットとなりました。Howardの魅力を存分に堪能できる名バラードに仕上がっています。夏に聴くスロウとしてフィットするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=hWEyLeOlLbg

Xscape「Just Kickin' It」、Fam Bam Clicc「Dam' Near to Oakland」、Shaquille O'Neal「Got to Let Me Know」、J Stalin「Show Me」、J Stalin feat. Joe Blow & Smiggz「Come Out to Play」のサンプリング・ソースになっています。
Xscape「Just Kickin' It」
 https://www.youtube.com/watch?v=w_BTEFAVwjU
Fam Bam Clicc「Dam' Near to Oakland」
 https://www.youtube.com/watch?v=aVYIJJsnu6I
Shaquille O'Neal「Got to Let Me Know」
 https://www.youtube.com/watch?v=OASHoczI4zg
J Stalin「Show Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=53Ez1QhkiLU

「If I Could Only Have That Day Back」
大ヒット「Break My Stride」で知られるMatthew Wilderプロデュース。Paul Jackson Jr.(g)やTotoのJeffrey Porcaro(ds)がレコーディングに参加しています。さらにレア・グルーヴで再評価の高い女性ソウル・シンガーAlex Brownがバック・コーラスで参加しています。アルバムからの2ndシングルとして全米R&Bチャート第14位のヒットとなりました。Paul Jackson Jr.のギターが先導するアーバン・コンテンポラリーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=LSPCTvPvB90

「Let Me Show You How To Fall In Love」
Howard Hewettプロデュース。姉妹ソウル・グループPerriの面々等がバック・コーラスを務めています。アルバムからの3rdシングル。Ray Fullerの素敵なギターと共に始まる感動的なラブ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=cX1Tx7cxBpI

「I Do」
Shalamarを手掛けたLeon Sylvers IIIプロデュース。80年代ブラコンの香りがするメロウ・ミディアムは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=_g02ISoVhA8

「The More I Get (The More I Want)」
この曲もLeon Sylvers IIIプロデュース。プログラミングを駆使したアーバンなダンサブル・チューン。90年代好きの人は楽しめる1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=QOEJ6DI6LUA

「Let's Get Deeper」
Scritti PolittiのDavid Gamsonによるトラック制作。また、NewbanAtlantic Starrのメンバーとして活躍したPorter Carrollがバック・コーラスを務めています。Scritti Politti好きの僕としてはグッとくるダンサブル・チューンです。David Gamsonのセンスがハマった1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=2kY4ey5LW-U

「Shadow」
Attala Zane Gilesプロデュース。Gerald Albrightのサックス・ソロが印象的なアーバン・ミディアム。オトナの哀愁モードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Tz3b0RE2-VU

「I Know You'll Be Comin' Back」
David Gamson参加曲の2曲目。NJS調の仕上がりですが、Howard Hewettらしいとは思いませんが、時代の流れでこのタイプが1曲必要だったのでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=BCMiO7YMqG0

「Don't Give In」
David Gamson参加曲の3曲目。オーセンティックなバラードですが、Howardにフィットしたビューティフル・バラードです。Gerald Albrightのサックスが盛り上げてくれます。。
https://www.youtube.com/watch?v=HTE8DUjTqmo

「Jesus」
Howard Hewett/Monty Sewardプロデュース姉妹ソウル・グループPerriの面々等がバック・コーラスを務めています。ラストはゴスペル・モードのバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9t4J-M3D3aU

Howard Hewettの他作品もチェックを!

『I Commit to Love』(1986年)
アイ・コミット・トゥ・ラヴ

『Allegiance』(1992年)
Allegiance

『It's Time』(1994年)
It's Time

『The Journey』(2001年)
Journey

『If Only』(2007年)
If Only
posted by ez at 01:37| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする