2018年09月25日

Labi Siffre『Labi Siffre』

フォーキーでポップなデビュー・アルバム☆Labi Siffre『Labi Siffre』
Labi Siffre
発表年:1970年
ez的ジャンル:UK黒人シンガー・ソングライター/ギタリスト
気分は... :イルカ軍団、奇跡の開幕3連勝!

NFLでは我がマイアミ・ドルフィンズが開幕から3連勝!

実力以上の開幕ダッシュだと思いますが、勝つことでチームが自信を付け、勢いに乗って欲しいですね。次戦のペイトリオッツ戦が真価を問われる一戦になりそうです。

今日はUKの黒人シンガー・ソングライターLabi Siffreのデビュー・アルバム『Labi Siffre』(1970年)です。

1945年ロンドン生まれの黒人シンガー・ソングライター/ギタリスト/詩人であるLabi Siffreについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。
 『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)
 『For The Children』(1973年)
 『Remember My Song』(1975年)

フリーソウル人気作『Remember My Song』(1975年)、美しいフォーキー作品『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)で再評価の高いLabi Siffre

デビュー・アルバム『Labi Siffre』(1970年)は、Labiのギターが映えるフォーキーな味わいと美しくポップな味わいが交錯するユニークなフォーキー作品に仕上がっています。

プロデュース&アレンジはIan Green。60年代後半からヒット・アレンジャーとして活躍し、本作がリリースされた1970年にUSソウル・シンガーRosetta Hightowerと結婚しています。

本作のポップな味わいはIan Greenの手腕に拠るところが大きいと思います。

シングルにもなった「Too Late」「A Little More Line」Roger Nichols & The Small Circle Of Friendsをイメージさせる「Something On My Mind」、メロウ・フォーキー「I Love You」、本作らしいフォーキー・ポップ「You And I Should Be Together」、そして僕の一番のお気に入り「Love Song For Someone」あたりがおススメです。

澄み切った美しさを持つポップなフォーキー作品に心が洗われるはず!

全曲紹介しときやす。

「Too Late」
シングルにもなった軽快なオープニング。素朴なフォーキー・サウンドにストリングスが加わり、ポップな味わいが加味されます。
https://www.youtube.com/watch?v=bIgApS8w09o

Mark Ronson feat. Rivers Cuomo「I Suck」のサンプリング・ソースになっています。
Mark Ronson feat. Rivers Cuomo「I Suck」
 https://www.youtube.com/watch?v=N-P8fejxOTI

「Words」
Bee Gees、1968年のヒット・シングル「Words」をカヴァー(Barry Gibb/Robin Gibb作)。シンプルな弾き語りですが、Labiの味わい深い語り口がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mLk70W9FOQ4

「Something On My Mind」
ソフトロック名曲Roger Nichols & The Small Circle Of Friends「Don't Take Your Time」をイメージさせるA&M調アレンジに思わずニンマリしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=IPllFR9kH_I

「Maybe Tomorrow」
フルートとチェロのイントロが印象的なフォーキー・チューン。クラシカルな雰囲気はバロック・フォーキーとでも呼びたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=5V9l6T2b5-o

「You And I Should Be Together」
本作らしいフォーキー・ポップ。LabiのオリジナリティとIan Greenのアレンジ・センスが上手く結びついています。
https://www.youtube.com/watch?v=1WCGR6-m7SA

「I Don't Know What's Happened To The Kids Today」
素朴な弾き語りですが、終盤にストリングスが加わり、一気にドラマティックな展開となります。
https://www.youtube.com/watch?v=ClkrUeaSUBA

Tommy Rawson「The Kids」のサンプリング・ソースになっています。
Tommy Rawson「The Kids」
 https://www.youtube.com/watch?v=12sZntXt-Kg

「I Love You」
ソウルフルな女性コーラスが印象的なメロウ・フォーキー。ドリーミーな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hhEeVnaAdSI

「Make My Day」
優しいLabiの歌声が映えるビューティフル・フォーキー。澄み切った美しさがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=vwLpuecfq_g

「A Little More Line」
この時代らしいピースフルな雰囲気にグッとくる仕上がり。シングルにもなりました。本作と同じ1970年にプロデューサーIan Greenの奥方となったUSソウル・シンガーRosetta Hightowerもカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=8qj2jsXMoKw

Rosetta Hightowerヴァージョンもチェックを!Alps Cru「Bloodwork」のサンプリング・ソースにもなっています。
Rosetta Hightower「A Little More Line」
 https://www.youtube.com/watch?v=433NSiCuVxA
Alps Cru「Bloodwork」
 https://www.youtube.com/watch?v=BmbWF7eIu88

「Maybe」
Harry Nilssonのカヴァー。オリジナルはアルバム『Harry』(1969年)に収録されています。ギターのみの素朴な味わいがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WjJ4PsQ2seU

「River」
フィーキー×ビューティフル・ポップな仕上がりが本作らしいです。童心に戻りそうな無垢で無邪気な雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=eyALtSiRX6U

「Love Song For Someone」
個人的に一番のお気に入りソングが本編のラスト。本作らしいポップ感覚のフォーキー・サウンドとLabiのジェントルな歌声に癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=YgHQlQujzr4

僕が保有する輸入CDには以下の6曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Why Did You Go, Why Did You Leave Me?」
 https://www.youtube.com/watch?v=NKNg3JOtt1U
「I Just Couldn't Live Without Her」
 https://www.youtube.com/watch?v=8S34Mn6k7qo
「Last Night Tonight」
 https://www.youtube.com/watch?v=SiQaQ7ruzeg
「Maybe When We Dance」
 https://www.youtube.com/watch?v=R9Rhk4N3Q4g
「Ask Me To Stay」
 https://www.youtube.com/watch?v=sZaOe5Vr3MQ
「Here We Are」
 https://www.youtube.com/watch?v=kfv3SWtOsG8

Labi Siffreの他作品もチェックを!

『The Singer and the Song』(1971年)
Singer & Song

『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)
Crying Laughing Loving Lying

『For The Children』(1973年)
For The Children

『Remember My Song』(1975年)
REMEMBER MY SONG

『So Strong』(1988年)
So Strong

『Man of Reason』(1991年)
Man of Reason

『The Last Songs』(1998年)
Last Songs
posted by ez at 01:08| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする