発表年:1970年
ez的ジャンル:UK黒人シンガー・ソングライター/ギタリスト
気分は... :イルカ軍団、奇跡の開幕3連勝!
NFLでは我がマイアミ・ドルフィンズが開幕から3連勝!
実力以上の開幕ダッシュだと思いますが、勝つことでチームが自信を付け、勢いに乗って欲しいですね。次戦のペイトリオッツ戦が真価を問われる一戦になりそうです。
今日はUKの黒人シンガー・ソングライターLabi Siffreのデビュー・アルバム『Labi Siffre』(1970年)です。
1945年ロンドン生まれの黒人シンガー・ソングライター/ギタリスト/詩人であるLabi Siffreについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。
『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)
『For The Children』(1973年)
『Remember My Song』(1975年)
フリーソウル人気作『Remember My Song』(1975年)、美しいフォーキー作品『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)で再評価の高いLabi Siffre。
デビュー・アルバム『Labi Siffre』(1970年)は、Labiのギターが映えるフォーキーな味わいと美しくポップな味わいが交錯するユニークなフォーキー作品に仕上がっています。
プロデュース&アレンジはIan Green。60年代後半からヒット・アレンジャーとして活躍し、本作がリリースされた1970年にUSソウル・シンガーRosetta Hightowerと結婚しています。
本作のポップな味わいはIan Greenの手腕に拠るところが大きいと思います。
シングルにもなった「Too Late」や「A Little More Line」、Roger Nichols & The Small Circle Of Friendsをイメージさせる「Something On My Mind」、メロウ・フォーキー「I Love You」、本作らしいフォーキー・ポップ「You And I Should Be Together」、そして僕の一番のお気に入り「Love Song For Someone」あたりがおススメです。
澄み切った美しさを持つポップなフォーキー作品に心が洗われるはず!
全曲紹介しときやす。
「Too Late」
シングルにもなった軽快なオープニング。素朴なフォーキー・サウンドにストリングスが加わり、ポップな味わいが加味されます。
https://www.youtube.com/watch?v=bIgApS8w09o
Mark Ronson feat. Rivers Cuomo「I Suck」のサンプリング・ソースになっています。
Mark Ronson feat. Rivers Cuomo「I Suck」
https://www.youtube.com/watch?v=N-P8fejxOTI
「Words」
Bee Gees、1968年のヒット・シングル「Words」をカヴァー(Barry Gibb/Robin Gibb作)。シンプルな弾き語りですが、Labiの味わい深い語り口がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mLk70W9FOQ4
「Something On My Mind」
ソフトロック名曲Roger Nichols & The Small Circle Of Friends「Don't Take Your Time」をイメージさせるA&M調アレンジに思わずニンマリしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=IPllFR9kH_I
「Maybe Tomorrow」
フルートとチェロのイントロが印象的なフォーキー・チューン。クラシカルな雰囲気はバロック・フォーキーとでも呼びたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=5V9l6T2b5-o
「You And I Should Be Together」
本作らしいフォーキー・ポップ。LabiのオリジナリティとIan Greenのアレンジ・センスが上手く結びついています。
https://www.youtube.com/watch?v=1WCGR6-m7SA
「I Don't Know What's Happened To The Kids Today」
素朴な弾き語りですが、終盤にストリングスが加わり、一気にドラマティックな展開となります。
https://www.youtube.com/watch?v=ClkrUeaSUBA
Tommy Rawson「The Kids」のサンプリング・ソースになっています。
Tommy Rawson「The Kids」
https://www.youtube.com/watch?v=12sZntXt-Kg
「I Love You」
ソウルフルな女性コーラスが印象的なメロウ・フォーキー。ドリーミーな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hhEeVnaAdSI
「Make My Day」
優しいLabiの歌声が映えるビューティフル・フォーキー。澄み切った美しさがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=vwLpuecfq_g
「A Little More Line」
この時代らしいピースフルな雰囲気にグッとくる仕上がり。シングルにもなりました。本作と同じ1970年にプロデューサーIan Greenの奥方となったUSソウル・シンガーRosetta Hightowerもカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=8qj2jsXMoKw
Rosetta Hightowerヴァージョンもチェックを!Alps Cru「Bloodwork」のサンプリング・ソースにもなっています。
Rosetta Hightower「A Little More Line」
https://www.youtube.com/watch?v=433NSiCuVxA
Alps Cru「Bloodwork」
https://www.youtube.com/watch?v=BmbWF7eIu88
「Maybe」
Harry Nilssonのカヴァー。オリジナルはアルバム『Harry』(1969年)に収録されています。ギターのみの素朴な味わいがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WjJ4PsQ2seU
「River」
フィーキー×ビューティフル・ポップな仕上がりが本作らしいです。童心に戻りそうな無垢で無邪気な雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=eyALtSiRX6U
「Love Song For Someone」
個人的に一番のお気に入りソングが本編のラスト。本作らしいポップ感覚のフォーキー・サウンドとLabiのジェントルな歌声に癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=YgHQlQujzr4
僕が保有する輸入CDには以下の6曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。
「Why Did You Go, Why Did You Leave Me?」
https://www.youtube.com/watch?v=NKNg3JOtt1U
「I Just Couldn't Live Without Her」
https://www.youtube.com/watch?v=8S34Mn6k7qo
「Last Night Tonight」
https://www.youtube.com/watch?v=SiQaQ7ruzeg
「Maybe When We Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=R9Rhk4N3Q4g
「Ask Me To Stay」
https://www.youtube.com/watch?v=sZaOe5Vr3MQ
「Here We Are」
https://www.youtube.com/watch?v=kfv3SWtOsG8
Labi Siffreの他作品もチェックを!
『The Singer and the Song』(1971年)
『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)
『For The Children』(1973年)
『Remember My Song』(1975年)
『So Strong』(1988年)
『Man of Reason』(1991年)
『The Last Songs』(1998年)