2018年09月28日

Amel Larrieux『Bravebird』

自らレーベルからの第1弾アルバム☆Amel Larrieux『Bravebird』
Bravebird
発表年:2004年
ez的ジャンル:女性R&B/ネオソウル
気分は... :オプティミズム・・・

Groove TheoryAmel Larrieuxの2ndソロ『Bravebird』(2004年)です。

1973年N.Y.生まれの女性シンガーAmel Larrieuxに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 Groove Theory『Groove Theory』(1995年)
 『Infinite Possibilities』(2000年)
 『Morning』(2006年)

本作『Bravebird』(2004年)は、『Infinite Possibilities』(2000年)に続く2ndソロ・アルバムとなります。

元MantronixのBryce P. WilsonとのユニットGroove Theory時代には、「Tell Me」の大ヒットを放ったAmel Larrieuxですが、ソロ・アーティストとしては決して商業的成功を収めているとは言えません。

しかしながら、ビジネスに左右されず、マイペースで自分らしい良質の女性R&B/ネオソウル作品を創り続けていく姿勢が僕好みのアーティストです。

自身のレーベルBliss Lifeを立ち上げ、その第1弾アルバムとなる本作『Bravebird』は、そんな彼女のアーティストとしてスタンスがよく表れた1枚なのではないかと思います。

本作も他のソロ作と同じく、夫でありプロデューサーであるLaru Larrieuxとの二人三脚でアルバムを創り上げています(ただし、本作には2人以外にプロデューサーとしてThreadheadBasho Inkがクレジットされています)。

Amelの透明な歌声が映える素敵なR&B/ネオソウル・アルバムです。

シングルにもなった「For Real」「We Can Be New」もいいですが、個人的にはHip-Hop的な「All I Got」「All I Got 2」、クールな格好良さのある「Giving Something Up」、スピリチュアルな「Congo」もおススメです。

AmelとLaruの2人にしか創り出せないR&B/ネオソウル・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「For Real」
アルバムからの1stシングルとしてR&Bチャートにチャート・インした楽曲がオープニング。彼女の優しい母親の顔が伝わってくる爽快メロウなネオソウルがオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=5MB74oCH28U

Rapsody feat. Big Rube「Motivation」のサンプリング・ソースとなっています。
Rapsody feat. Big Rube「Motivation」
 https://www.youtube.com/watch?v=uLSFj1bp3U4

「Bravebird」
落ち着いた雰囲気ながらもダンサブルなタイトル・チューン。インナーに描かれた羽根のついた女性のイメージに合致する、どこまでも天高く羽ばたいていくようなドリーミー感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qwnuYU_FsWk

「Dear To Me」
派手さはありませんが、ジワジワくる感じが心地好いミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=uWTBREOA34g

「All I Got」
Groove Theory好きの人も喜びそうな刺激的なミディアム・グルーヴ。アルバムで一番シングル向きの曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=mgzyy29D-Iw

「Beyond」
ギター、ピアノ、チェロによる透明感のあるアコースティック・サウンドが印象的なバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=aEL14Iuvaeg

「We Can Be New」
アルバムからの2ndシングル。浮遊感が心地好いネオソウルらしいメロウ・ミディアム。さり気ないですがジワジワくる感じが高まりません。
https://www.youtube.com/watch?v=qc3XDbR0ld8

「Giving Something Up」
ジャズ・テイストのクールなグルーヴ感にグッときます。格好良さでいえばアルバム随一。ヴォーカルワークの素晴らしさににも魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=WhFvyab0Rqs

「Your Eyes」
しっとりとしたメロウ・バラード。軽くパーカッシヴな感じもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=H5slRbrwho0

「Congo」
土着的スピリチュアル・フィーリングが印象的なミディアム・チューン。透明感のあるAmelのヴォーカルが胸の奥までス〜ッと染み渡っていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=x-hAyCYlkiM

「Sacred」
簡素なギターのみのシンプルなバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=RbZ2ZRsNC44

「All I Got 2」
「All I Got」のパート2。よりHip-Hop色を強めたサウンドがなかなか格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=13iqQliWxmw

「Just Once」
ネオソウルらしいメロウ・ミディアム。愛と優しさに溢れています。
https://www.youtube.com/watch?v=vvKcSZXdar4

「Say You Want It All」
ラストはホーンも織り交ぜたファンキーなミディアム・グルーヴで締め括ってくれます。

Amel Larrieux関連の他作品もチェックを!

Groove Theory『Groove Theory』(1995年)
Groove Theory

『Infinite Possibilities』(2000年)
Infinite Possibilities

『Morning』(2006年)
Morning

『Lovely Standards』(2007年)
Lovely Standards

『Ice Cream Everyday』(2013年)
Ice Cream Everyday
posted by ez at 00:40| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする