発表年:1973年
ez的ジャンル:UKアフロ・ファンク
気分は... :濃厚グルーヴ!
今回はUKのアフロ・ファンク・バンドOsibisaの4thアルバム『Happy Children』(1973年)です。
Osibisaは1969年にロンドンで結成されたアフロビート/アフロ・ファンク・バンド。メンバーはTeddy Osei、Mac Tontoh等在英のアフリカ、西インド諸島出身者が中心です。
Roger Deanがジャケット・デザインを手掛けた『Osibisa』(1971年)、『Woyaya』(1971年)を皮切りに、70年代にはコンスタントにアルバムをリリースしています。シングルでは「Sunshine Day」(1975年)が有名です。
本作『Happy Children』(1973年)は、ディスコのエッセンスを取り入れたダンサブルなアフロ・ファンクを楽しめます。
本作におけるメンバーは、Teddy Osei(sax、fl)、Mac Tontoh(tp、flh)、Sol Amarfio(ds、bongos)、Kofi Ayivor(congos)、Jean Dikoto Mandengue(b)の5名。
プロデュースはPeter Gallen。メンバー以外にJean-Alain Roussel(key)がレコーディングに参加しています。
本作らしいアフロ・ファンク・ディスコを楽しめる「Fire」(The Jimi Hendrix Experienceの名曲リメイク)や「Happy Children」、格好良いアフロ・ファンクの「We Want To Know (Mo)」や「Take Your Trouble」あたりが僕のおススメです。
アツいUKアフロ・ファンクをご堪能あれ!
全曲紹介しときやす。
「Happy Children」
タイトル曲は陽気なホーン・サウンドと覚醒的グルーヴの組み合わせが印象的なアフロ・ファンク・ディスコ。ダンサブルな中にも濃厚なアフロを感じることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=7Ops2x2Eht0
「We Want To Know (Mo)」
Jean Dikoto Mandengueのベースをはじめアフロ・ファンクの格好良さを堪能できる演奏です。パーカッシヴなアクセントも僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=n9LW9XzywEQ
「Kotoku」
Mac TontohのフリューゲルホーンとTeddy Oseiのフルートをフィーチャーしたクロスオーヴァー・ジャズ調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=MSp3Qwu9gys
「Take Your Trouble」
スリリングなアフロ・ファンク・ロック。Santanaあたりのラテン・ロックとセットで聴くのもいいかも?
https://www.youtube.com/watch?v=p7D34vbp9Q8
「Adwoa」
Teddy Oseiの爽快フルートと共にアフロ・グルーヴのエッセンスを抽出した演奏に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZI82zloHBM8
「Bassa Bassa」
濃厚なアフロ・ファンク。オルガンの不協和音によるおどろおどろしい感じが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=TbpGyJoDqAY
「Somaja」
アフリカン・コーラスと共に始まるパーカッシヴなトライバル・モード全開の演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=9aAfVwlxsZQ
「Fire」
The Jimi Hendrix Experienceの名曲を格好良いアフロ・ファンク・ディスコへ変貌させています。コレをアルバムのハイライトに挙げる人も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Ixvc7cQweDQ
Osibisaの他作品もチェックを!
『Osibisa』(1971年)
『Woyaya』(1971年)
『Heads』(1972年)
『Osibirock』(1974年)
『Welcome Home』(1975年)
『Ojah Awake』(1976年)
『Black Magic Night - Live at The Royal Festival Hall』(1977年)