発表年:1992年
ez的ジャンル:NJS系男性R&B
気分は... :少しズルいですが・・・
今回は90年代R&B作品からLorenzo『Lorenzo』(1992年)です。
1972年フロリダ生まれの男性R&BシンガーLorenzo(Lorenzo Smith)の紹介は、3rdアルバム『Love On My Mind』(1995年)に続き2回目となります。
『Lorenzo』(1992年)は、18歳にしてリリースしたデビュー・アルバム『Let Me Show You』(1990年)に続く2ndアルバムであり、。彼の最大のヒット曲「Real Love」(US R&Bチャート第6位)が収録されています。
本作『Lorenzo』(1992年)について、注意すべき点があります。それはデビュー・アルバム『Let Me Show You』(1990年)から5曲が再収録されている点です。
Fitzgerald Scott/Joe Jeffersonをメイン・プロデューサーを務めており、それ以外にKelvin Anderson/Wendell (Ricky) Smith、Terry Stubbs、Stacey Harcum、Bruce Weeden/Mike Forteといったプロデューサーが起用されています。
純粋な新録曲ではヒット曲「Real Love」がハイライトですが、それ以外に2ndシングルとなったスロウ・ジャム「Make Love To Me」、「Saving My Love」、「Kiss You, Please You」というTerry Stubbsプロデュースの2曲がおススメです。
『Let Me Show You』からの再収録曲では、「Tic Toc」、「My Love」といったメロディアスな2曲がおススメです。若々しいNJS「Walk With You」あたりもいいですね。
若々しいNJSと早熟なバラードのバランスの取れた男性R&B佳作だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Real Love」
Fitzgerald Scott/Joe Jeffersonプロデュース。US R&Bチャート第6位となった彼のキャリアを代表するヒット・シングル。爽快なダンサブル感が魅力のNJSです。NJS好きならばグッとくるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=3dXGVl-pxqE
「Saving My Love」
Terry Stubbsプロデュース。ポップ・ソウル感覚のメロディアスな爽快ダンサブル・チューン。若々しい感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CtA4Lgwwpkk
「Make Love To Me」
Fitzgerald Scott/Joe Jeffersonプロデュース。「Real Love」に続く2ndシングルとしてUS R&Bチャート第21位となっています。Lorenzoのシンガーとしての魅力を堪能できるセクシー・モードのスロウ・ジャムです。
https://www.youtube.com/watch?v=PdkLlLxk58w
「I Can't Stand The Pain」
Fitzgerald Scott/Joe Jeffersonプロデュース。シングルとしてUS R&Bチャート第22位となっています。オーセンティックなバラードを女性シンガーPaula Hollowayと共にエモーショナルに歌い上げます。美しいヴァイオリン・ソロも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=deICgi2PDWo
「Kiss You, Please You」
Terry Stubbsプロデュース。キャッチーなNJS。この時代にありがちなダンサブル・サウンドですが、この雰囲気嫌いではありません。
https://www.youtube.com/watch?v=jYdIJNdYR0g
「Walk With You」
デビュー・アルバム『Let Me Show You』からの再収録その1。Stacey Harcumプロデュース。若々しいNJSを満喫できるキャッチーなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=KoVnXi6NntI
「I Can't Believe It」
デビュー・アルバム『Let Me Show You』からの再収録その2。Kelvin Anderson/Wendell (Ricky) Smithプロデュース。デビュー作ならではの初々しさが魅力もNJS。E-Vette Moneyの女性ラップも聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=NNnDykXoNkc
「Natasha」
デビュー・アルバム『Let Me Show You』からの再収録その3。Kelvin Anderson/Wendell (Ricky) Smithプロデュース。メロディアスなミディアム。18歳ならではの魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=qFgFJUma4uE
「My Love」
デビュー・アルバム『Let Me Show You』からの再収録その4。Fitzgerald Scott/Joe Jeffersonプロデュース。美メロのミディアム・グルーヴ。Lorenzo自身もソングライティングに参加しており、Lorenzoの才能を存分に満喫できる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=itJDfy_eulY
「Tic Toc」
デビュー・アルバム『Let Me Show You』からの再収録その5。Bruce Weeden/Mike Forteプロデュース。『Let Me Show You』からのシングルとしてUS R&Bチャート第41位となっています。『Let Me Show You』からの再収録曲の中ではコレがダントツで一番好き!Lorenzoの早熟ぶりを窺える素敵なミディアム・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ssyc3ML8YKE
「Real Love (Block Radio Mix)」
「Real Love」のRadio Mix。正直、オリジナル・ヴァージョンの方が好きですが。
https://www.youtube.com/watch?v=PuhQxJp9Q5g
Lorenzoの他作品もチェックを!
『Let Me Show You』(1990年)
『Love On My Mind』(1995年)