発表年:2000年
ez的ジャンル:セクシー系男性R&B
気分は... :満点デビュー!
今回はセクシーな男性R&BシンガーAvantの記念すべきデビュー・アルバム『My Thoughts』(2000年)です。
これまで当ブログで紹介したAvant作品は以下の5枚。
『Private Room』(2003年)
『Director』(2006年)
『Avant』(2008年)
『The Letter』(2010年)
『Face The Music』(2013年)
デビュー・アルバムとなる本作『My Thoughts』(2000年)は、人気R&Bシンガーの礎を築いた作品であり、100万枚以上のセールスを記録しました。
アルバムからは「Separated」(US R&Bチャート第1位)、「My First Love」(US R&Bチャート第4位)という2曲のヒットが生まれています。
プロデュースは、本作以降も数作でパートナーを組むこととなるSteve "Stone" Huff。
アルバム全編に渡り、AvantのセクシーなR&Bワールドを満喫できます。また、彼のセクシーなハイトーン・ヴォーカルを活かしきったSteve "Stone" Huffによるサウンド・プロダクションも見事です。
サウンド・プロダクションが変に目立ちすぎず、Avantのハイトーン・ヴォーカルのセクシーな魅力を引き出すことに徹しているのがいいですね。
シングル・ヒットした2曲以外であれば、「Destiny」、「Get Away」、「This Time」といったセクシー・バラードが僕のおススメです。
デビュー作にして、Avantの魅力全開の素敵な男性R&Bアルバムだと思います。
紹介するのが遅くなりましたが、最初に聴くべきAvant作品だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Separated」
Avant/Steve "Stone" Huff作。アルバムからの1stシングルとして、USチャート第23位、同R&Bチャート第1位のヒットとなりました。Avantのセクシーな魅力が伝わってくる哀愁ミディアムに仕上がっています。抑えたトーンがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=9241X9sm0qo
「Reaction」
Avant/Steve "Stone" Huff/Chris Kelly作。Isaac Hayes「Wonderful」ネタを用いた2000年当時のプロダクションらしいダンサブル・チューン。今でもスンナリ聴けるのは、やり過ぎないサウンドとAvantのスムーズなヴォーカル・スタイルが要因でしょう。
「Get Away」
Steve "Stone" Huff/Chris Kelly作。Avantの声質の良さがダイレクトに伝わってくる美メロ・バラード。甘く切ない雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=fPh8xf_wJmU
「Let's Make a Deal」
Avant/Steve "Stone" Huff作。プログラミング・サウンドにアコースティックな質感を巧みに織り交ぜたメロディアスなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=OxiyM-nT6cI
「Happy」
Avant/Steve 'Stone' Huff作。当時の人気プロデューサーKevin "She'kspere" Briggs風のサウンド・エッセンスを取り入れていますが、今聴くと少し余計な気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=oGqrw2QsFTY
「My First Love」
女性R&BシンガーKeke Wyattをフィーチャー。「Separated」に続く2ndシングルとして、USチャート第26位、同R&Bチャート第4位のヒットとなりました。Rene & Angelaのカヴァーです(Rene Winbush/Angela Winbush作)。オリジナルはアルバム『Rise』(1983年)に収録されています。オリジナルの雰囲気を受け継ぎ、美しいストリングスを配した絶品デュエット・バラードに仕上がっています。ストリングスを手掛けているのはTom Tom 84(Tom-Tom 2000名義)。AvantとKeke Wyattのコンビは『Face The Music』(2013年)収録の「You & I」で再び素敵なデュエット・バラードを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=5pzRmtDwWQg
Rene & Angelaのオリジナルと聴き比べるのも楽しいのでは?
Rene & Angela「My First Love」
https://www.youtube.com/watch?v=zIxgnLiwFJc
「I Wanna Know」
Avant/Steve "Stone" Huff/Bruce Alan作。抑えたハイトーン・ヴォーカルが実に切ない哀愁バラード。このさり気なさがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=KM1-b5v5YYs
「Serious」
Marinna Teal作。クールなダンサブル・サウンドとセクシーなAvantのヴォーカルがよくマッチしています。
「Destiny」
Avant/Steve "Stone" Huff作。僕好みのメロウ・バラード。Avantの美しいハイトーン・ヴォーカルが映える素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=0hg6kPlwrKU
「Ooh Aah」
Avant/Steve "Stone" Huff作。Avantのジェントルなヴォーカルが優しく包み込んでくれるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=rfQWtGEmxks
「This Time」
Avant/Steve "Stone" Huff作。甘く切ないミディアム・バラード。Avant好きの人にはたまらない至極のAvantワールドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=3gZe7aG0uxA
「Why」
Avant/Steve "Stone" Huff作。ラストは美しいストリングスを配したビューティフル・バラードで締め括ってくれます。
Avantの他作品もチェックを!
『Ecstasy』(2002年)
『Private Room』(2003年)
『Director』(2006年)
『Avant』(2008年)
『The Letter』(2010年)
『Face The Music』(2013年)
『The VIII』(2015年)