2018年11月27日

Gary Bartz『Love Affair』

メロウなジャズ・ファンク/フュージョン作品☆Gary Bartz『Love Affair』
ラヴ・アフェア
発表年:1978年
ez的ジャンル:ジャズ・ファンク/メロウ・フュージョン
気分は... :富士山パワー!

昨日は富士山駅の展望デッキから富士山をじっくり眺め、大きなパワーを貰ってきました。

今回は実力派サックス奏者Gary Bartz『Love Affair』(1978年)です。

これまで当ブログで紹介したGary Bartz作品は以下の5枚。

 Gary Bartz NTU Troop『Harlem Bush Music - Uhuru』(1971年)
 Gary Bartz Ntu Troop『Juju Street Songs/Follow The Medicine Man』(1972年、2in1CD)
 『The Shadow Do』(1975年)
 『Music Is My Sanctuary』(1977年)
 『Bartz』(1980年)

本作『Love Affair』(1978年)は、ヴォーカルをフィーチャーしたジャズ・ファンク/メロウ・フュージョン作品に仕上がっています。

プロデュースはGary Bartz自身。

レコーディングにはGary Bartz(as、ss、clarinet、per、vo)以下、Juewett Bostick(g)、Wah Wah Watson(g)、John Rowin(g)、George Cables(key、p)、Nate Morgan(syn、p)、Welton Gite(b)、Curtis Robertson(b)、Tony Robertson(ds)、Howard King(ds)、Bill Summers(per、congas)、Vince Charles(per、timbale)、Dorothy Ashby(harp)、Beloyd Taylor(back vo)、Patryce "Chocolate" Banks(back vo)、Sybil Thomas(back vo)といったミュージシャンが参加しています。

「Love Affair」John Coltraneのカヴァー「Giant Steps」といったメロウ・フュージョンや、少しP-Funkっぽい雰囲気もある「Shake Your Body (It's The Joint)」、ブラック・フィーリングの「At Last」といったファンキー・チューンがおススメです。

順番的には『The Shadow Do』(1975年)、『Music Is My Sanctuary』(1977年)あたりの次に聴くといいのでは?

Gary Bartzのトータルなサウンド・センスを楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Big Apple Love」
Gary Bartz作。ヴォーカル隊を従えたソウルフルなジャズ・ファンクがオープニング。ここでのBartzはクラリネットをプレイしています。
https://www.youtube.com/watch?v=VCT6UdXjxL4

「Penelope」
バルセロナ出身のコンポーザーAugusto Algueroの名曲「エーゲ海の真珠」をカヴァー。Bartzのサックスを堪能できるメロウ・フュージョン調の仕上がり。Dorothy Ashbyの美しいハープが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=BZzlydTPdSc

「Shake Your Body (It's The Joint)」
Gary Bartz作。ソウルフルなヴォーカル隊の映えるファンク・チューン。少しP-Funkっぽい雰囲気もあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=EZej66fEhL8

「At Last」
Gary Bartz作。ブラック・フィーリングの効いたジャズ・ファンク・グルーヴ。Welton Giteのベースが格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=_zTiK1Pt_zA

「Love Affair」
Gary Bartz作。ラテン/ブラジリアン・フレイヴァーの効いたメロウ・フュージョン。Mizell Brothers作品に通じる魅力があります。華のあるコーラス隊を従え、Bartzのアルト・サックスが冴え渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=I16WH7ZB0-I

「Giant Steps」
ラストはJohn Coltraneのカヴァー。当ブログではWoody HermanDon Glaserのカヴァーも紹介済みです。Coltraneの名曲をブラジリアン・フュージョンで聴かせてくれます。

Gary Bartzの過去記事もご参照下さい。

Gary Bartz NTU Troop『Harlem Bush Music - Uhuru』(1971年)
ハーレム・ブッシュ・ミュージック~ウフル(紙ジャケット仕様)

Gary Bartz Ntu Troop『Juju Street Songs/Follow The Medicine Man』(1972年)
Juju Street Songs

『The Shadow Do』(1975年)
ザ・シャドウ・ドゥ

『Music Is My Sanctuary』(1977年)
Music Is My Sanctuary

『Bartz』(1980年)
BARTZ
posted by ez at 01:13| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする