発売年:1970年
ez的ジャンル:Armando Trovaioliサントラ
気分は... :ジェラシー・・・
今日はイタリア映画音楽を代表するArmando Trovaioliの人気サントラの1枚、『Dramma Della Gelosia(邦題:ジェラシー)』(1970年)です。
映画音楽の巨匠Armando Trovajoliのサントラ作品について、当ブログでこれまで紹介したのは以下の3枚。
『7 Uomini D'Oro(Seven Golden Men)』(1965年)
『La Matriarca(邦題:女性上位時代)』(1968年)
『Sesso Matto』(1973年)
『Dramma Della Gelosia(邦題:ジェラシー)』は、1970年に公開されたイタリア映画。監督はEttore Scola、主演はMarcello Mastroianni、Monica Vitti、Giancarlo Giannini。
映画自体を観ていませんが、妻子も顧みず、若い娘に恋した中年男が、ライバルとの恋の火花を散らす三角関係を描いたコメディ映画のようです。
肝心の音楽の方ですが、Armando Trovaioliらしいロマンティック&オシャレなサウンドを楽しめます。タイトル曲「Dramma Della Gelosia (Titoli)」の別ヴァージョンのようなトラックが続きますが、あの手この手で楽しませてくれます。
特に、本サントラの再評価を高めたサバービア/フリーソウル系人気曲「Sei Mesi Di Felicita」、その姉妹ヴァージョンのような「Paglia Nei Capelli」、グルーヴィーな躍動する「Incontro Alla Balera」、映画の中でキス・シーンを巧みに演出する「Adelaide」あたりが僕のおススメです。
Armando Trovaioli好きの人であれば、間違いのない1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Dramma Della Gelosia (Titoli)」
ロマンチック・ムードに溢れた美しいテーマ曲。チェレスタの音色がいい感じです。甘い恋の予感がしてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=btrlh3CDX6k
「Adelaide」
映画の中でキス・シーンを巧みに演出するテーマ曲の別ヴァージョン。しっとりとしたロマンチック・ムードが漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=d1Z5SnNi-Y4
「Per Motivi Di Gelosia」
幻想的なインストに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=c_hQFyXy2V8
「Vedo Un'Ombra Sul Tuo Volto」
Marcello MastroianniとMonica Vittiいう主演2人の会話をフィーチャー。
https://www.youtube.com/watch?v=iiIJlfE1LII
「Paglia Nei Capelli」
テーマ曲のスキャット入りメロウ・ヴァージョン。軽くボッサ・ビートも入っていて、後に登場する「Sei Mesi Di Felicita」の姉妹ヴァージョンのような雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=O2Q6bsVFJtE
「Tema Di Oreste」
寂しげなミュート・トランペットが印象的な哀愁トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=Kxl_r7wNdPw
「Adelaide E Nello」
うっとりする美しいオーケストレーションがテーマ曲を奏でます。
https://www.youtube.com/watch?v=9YRo_ken4HI
「Se Tu Mi Lasceresti」
Marcello MastroianniとMonica Vittiの会話をフィーチャーしたミュージカル調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=kU7oqaCBstM
「Sei Mesi Di Felicita」
本サントラの再評価を高めたサバービア/フリーソウル系人気曲。ロマンティックに疾走する、テーマ曲のスキャット入りボッサ・グルーヴ・ヴァージョン。コレがあるのでTrovajoliのサントラはいいんですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=6GARpytn-r4
「Incontro Alla Balera」
グルーヴィーな躍動する格好良いロック・チューン。スウィンギン・ロンドンがお好きな人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=n8bloK_PaCs
「Finale」
フィナーレはタイトル曲のリフレイン。さて三角関係の恋の行方はどうなったのか・・・
https://www.youtube.com/watch?v=jnN7CjFd6cQ
僕の保有する国内盤CDには、ボーナス・トラックとして、「Se Tu Mi Lasceresti(Strumentale)」、「Valzer E Motivo Conduttore」、「Adelaide(Versione Breve)」、「Sognando」、「Finale(Mix II)」の5曲が追加収録されています。ボッサ・グルーヴな「Adelaide(Versione Breve)」、ビートの効いた「Finale(Mix II)」がおススメです。
Armando Trovajoliサントラの過去記事もご参照ください。
『7 Uomini D'Oro(Seven Golden Men)』(1965年)
『La Matriarca(邦題:女性上位時代)』(1968年)
『Sesso Matto』(1973年)