2018年12月19日

Side Effect『Portraits』

Miki Howardのキュートなヴォーカルが映える1枚☆Side Effect『Portraits』
Portraits
発表年:1981年
ez的ジャンル:アーバン・ソウル/ファンク系ヴォーカル・グループ
気分は... :セピア色のポートレイト…

今回は80年代ソウル/ファンク作品からSide Effect『Portraits』(1981年)です。

1972年にL.A.でAugie Johnsonを中心に結成したソウル・ヴォーカル・グループSide Effectの紹介は、レア・グルーヴ/フリーソウル人気作の2ndアルバム『What You Need』(1976年)に続き、2回目となります。

本作『Portraits』(1981年)は、『After the Rain』(1980年)に続くElektra移籍第2弾アルバムとなります。

本作におけるメンバーは、Augie JohnsonLouis PattonGregory Mattaというオリジナル・メンバー3名と前作から加わった紅一点Miki Howardという4名。

プロデュースはAugie JohnsonWayne Henderson

レコーディングには、バック・バンド的な存在であったL.A. Boppersの面々やBobby Lyle(key)、Darryl Ross(key)等のミュージシャンが参加しています。

80年代らしいアーバンなソウル/ファンク作品に仕上がっています。改めて聴くと結構ポップですね。

Miki Howardのキュートなヴォーカルが映える「I Can't Play」「Midnight Lover」「I Need Your Lovin'」あたりが今日人気が高いのでは?

それ以外にシングルにもなった「Make You Mine」、定番サンプリング・ソースとしても人気のソウル・バラード「The Loneliest Man In Town」、ディスコ・ファンクな「It's Got To Be Love」「Do It」もおススメです。

Side Effectの代表作ではないかもしれませんが、80年代初めらしいアーバン・ソウル/ファンクを楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「I Can't Play」
Augie Johnson/Miki Howard作。Miki Howardのキュートなヴォーカルが映えるアーバンなメロウ・ミディアムがオープニング。適度にポップですが、やり過ぎない感じが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=R3_q5Nx0-mE

「Do It」
Augie Johnson作。ポップに弾けたMiki Howardのヴォーカルが印象的なディスコ・ファンク。華やかなポップ・フィーリングがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6_lQGCXL5nM

「Make You Mine」
Darryl Ross作。シングルとして全米R&Bチャート第26位となった楽曲。本作らしいアーバンなミディアム・ファンク。派手さはありませんが、落ち着きのあるオトナなファンクといった趣がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=l9-swrxAYRI

「I Need Your Lovin'」
Marci Thomas作。Miki Howardのキュートな魅力が全開のポップなダンサブル・チューン。男性メンバーによるコーラスがMikiを盛り立てる感じもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ry7PZgFswQs

「Midnight Lover」
Augie Johnson作。鮮やかなホーン隊が先導するアーバンなミディアム・バラード。Miki Howardの若々しいヴォーカルを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=p6KU4SzNFY4

「It's Got To Be Love」
Louis Patton/Valerie Young作。Louis Pattonがリード・ヴォーカルをとるアーバンなディスコ・ファンク。あまり話題ならない曲ですが、僕はかなり好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=dTGGo3ibttY

「Reggae Dancin'」
Arthur Adams/Augie Johnson作。レゲエのようでレゲエではない(笑)開放的なミディアム・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=3uMbBC8kmO8

「If You Believe」
Augie Johnson作。ジャズ・ヴォーカル・グループのようなポップ・スウィングな仕上がり。楽しげですが個人的にコレを求めてはいません。
https://www.youtube.com/watch?v=t6DJ5Gb-2K4

「The Loneliest Man In Town」
Gregory Matta/Wayne Henderson/Willie Harris作。美しいバッキングと共に歌われるオーセンティックなソウル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=Tm17nByrAqQ

定番サンプリング・ソースとして大人気です。The Alchemist feat. Nas & Prodigy「Tick Tock」、Mobb Deep feat. 50 Cent & Mary J. Blige「It's Alright」、Max B & Big Mike feat. Hollywood Fergie「Movin' on Out the Door」、Freeway「It's a Good Day」、Planet Asia & DJ Fresh (The Worlds Freshest) feat. Phil Da Agony「Strive for the Ones」、Mr. X「True to This」、Fabe & Koma「Le Choix Des Armes」、Scarface「High Note」、Berner「Smoked Out」等のサンプリング・ソースとなっています。
The Alchemist feat. Nas & Prodigy「Tick Tock」
 https://www.youtube.com/watch?v=WjxLdsr1hO8
Mobb Deep feat. 50 Cent & Mary J. Blige「It's Alright」
 https://www.youtube.com/watch?v=rwyrlI0xca0
Max B & Big Mike feat. Hollywood Fergie「Movin' on Out the Door」
 https://www.youtube.com/watch?v=pxkPUCshtAE
Freeway「It's a Good Day」
 https://www.youtube.com/watch?v=ryz9x3RnNeA
Planet Asia & DJ Fresh (The Worlds Freshest) feat. Phil Da Agony「Strive for the Ones」
 https://www.youtube.com/watch?v=m_z0aQYy6cQ
Mr. X「True to This」
 https://www.youtube.com/watch?v=n-WPg5kP5mY
Fabe & Koma「Le Choix Des Armes」
 https://www.youtube.com/watch?v=rEi4R1HhbiA
Scarface「High Note」
 https://www.youtube.com/watch?v=M1u5reKyadQ
Berner「Smoked Out」
 https://www.youtube.com/watch?v=kqqKGFmwSfE

「The Lord's Prayer」
トラディショナル・ソングのア・カペラ・カヴァー。ソウル・ヴォーカル・グループらしく締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8sOIsP4__-4

Side Effectの他作品もチェックを!

『Effective』(1973年)
Effective

『What You Need』(1976年)
What You Need

『After the Rain』(1980年)
After The Rain

『All Aboard』(1982年)
All Aboard
posted by ez at 02:23| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする