2018年12月27日

LA. Connection『Now Appearing』

Cameoが全面バックアップしたファンク作品☆LA. Connection『Now Appearing』
ナウ・アピアリング
発表年:1982年
ez的ジャンル:Cameo印ファンク
気分は... :Cameo好きはぜひ!

今回は人気ファンク・バンドCameoが全面バックアップしたファンク・アルバムLA. Connection『Now Appearing』(1982年)です。
『LA. Connection』のタイトルでリリースされた盤もあります。

LA. Connectionは、ルイジアナ出身のファンク・バンド。
バンド名のLAはロサンゼルスではなくルイジアナの略です。
本作『Now Appearing』(1982年)がグループ唯一のアルバムとなります。

メンバーはRoger Harris(vo)、Warren Taylor(vo)、Wilbert Richardson(g)、James Wilson(key、back vo)、Charles Richardson(b、back vo)、Michael Caesar(ds、per)、Stacy Cole(tp、flh、back vo)、Webster Jackson(woodwinds、vo)という8名。

メンバーのうち、リード・ヴォーカルのRoger Harris(vo)は、本作以前にもLarry Blackmon/Anthony LockettというCameoメンバーがプロデュースしたファンク作品Mantra『Mantra』(1981年)にも参加し、1988年にはThe Manhattansに参加しています。

本作『Now Appearing』(1982年)に話を戻すと、CameoのリーダーLarry Blackmonがプロデュースし、Larry BlackmonTomi JenkinsNathan LeftenantCharlie SingletonGregory JohnsonというCameoがアルバムに参加し、ソングライティングにも大きく関わっています。

それ以外にOtis Redding Jr.(g)、Morris Ogletree(key)、Lloyd Oby(tb)、Walter Perry(tp)、Sparklin Brown Sugar(back vo)といったミュージシャンが参加しています。

中身はCameo色を前面に打ち出したCameo印のファンク作品に仕上がっています。

この時期のCameo本体は、大所帯ファンク・バンドからリストラを断行し、スリム化を図っていたのに対し、本作では以前のCameoのような大所帯ファンク・バンドの魅力を前面に打ち出しているのが面白いですね。

「Burn Me Up」「Shake It」あたりが人気だと思いますが、「Get It Up」「Come Into My Heart」「Jealousy」もかなりいいと思います。

「I'll Find A Way」「Promise Me」というラスト2曲のスロウもCameoファンならばニンマリするはず!

Cameo好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Get It Up」
Larry Blackmon/Gregory Johnson/Nathan Leftenant作。ダイナミックな重量ファンクがオープニング。大所帯ファンク・バンドらしい華やかさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=DOIQvkQya6w

「Shake It」
Charles Richardson/Larry Blackmon作。ナスティな女性コーラスと軽快なギター・カッティングが印象的なファンク・チューン。鮮やかなホーン・アンサンブルも含めて大所帯ファンク・バンドらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tdy2c8gO8Bk

「Come Into My Heart」
Larry Blackmon作。曲調、ヴォーカルワークも含めてCameoのアルバムに収録されていそうなミディアム・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=k8LTgpf5hrU

「Burn Me Up」
Larry Blackmon/LA. Connection作。ソリッドなファンク・グルーヴが格好良い1曲。Cameo好きならば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=sThFEUowLLE

「Jealousy」
Larry Blackmon/Ed Brady作。ダンサブルなシンセが導くファンク・チューン。嫌味のないシンセの音色と爽快ヴォーカル・ワークの組み合わせがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gkqTmcK3TEk

「I'll Find A Way」
Larry Blackmon/Ed Brady作。スウィートな雰囲気に包まれたスロウ・チューン。Cameo作品のスロウ・チューンを彷彿させます。
https://www.youtube.com/watch?v=GZOqKfXSB1U

「Promise Me」
Anthony Lockett/Larry Blackmon作。前述のMantra『Mantra』(1981年)でも取り上げられていたスロウ・バラード。切々としたリード・ヴォーカルとスウィート・コーラスの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=GhbGy6jRwo4

ご興味がある方はCameoの過去記事もご参照下さい。

Cameo『Cardiac Arrest』(1977年)
カーディアック・アレスト

Cameo『Cameosis』(1980年)
Cameosis

Cameo『Feel Me』(1980年)
フィール・ミー

Cameo『Knights Of The Sound Table』(1981年)
魔法の騎士

Cameo『She's Strange』(1984年)
She's Strange

Cameo『Word Up!』(1986年)
Word Up!

Cameo『Machismo』(1988年)
cameo machismo.jpg

Cameo『Real Men ... Wear Black』(1990年)
Real Men Wear Black
posted by ez at 00:51| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする