※全て当ブログで紹介した作品です。作品の詳細は各エントリーをご参照下さい。
Sons Of Kemet『Your Queen Is A Reptile』
「My Queen is Harriet Tubman」
https://www.youtube.com/watch?v=twjaSC5Ym9s
Blue Lab Beats『Xover』
「Pineapple」
https://www.youtube.com/watch?v=2ScpnUpCsM4
Reginald Omas Mamode W『Children Of Nu』
「Put Your Hearts Together」
https://www.youtube.com/watch?v=ovZKXBpZzUw
Khalab『Black Noise 2084』
「Black Noise」
https://www.youtube.com/watch?v=1qyULNL2uTE
Submotion Orchestra『Kites』
「Youth」
https://www.youtube.com/watch?v=br9P7LlVTbQ
Jazzanova『The Pool』
「Everything I Wanted」
https://www.youtube.com/watch?v=fEA31LaNEBQ
The Internet『Hive Mind』
「Roll (Burbank Funk)」
https://www.youtube.com/watch?v=SIqvRzEIqIo
Stimulator Jones『Exotic Worlds and Masterful Treasures』
「Need Your Body」
https://www.youtube.com/watch?v=MZKupBsK1NY
J. Lamotta Suzume『Concious Tree』
「Expressing Myself」
https://www.youtube.com/watch?v=d5cVjh3IdYU
Antonio Loureiro『Livre』
「Resistencia」
https://www.youtube.com/watch?v=4Xbll6oyL2o
まず今年の特徴はサウス・ロンドンを中心とした次世代UKブラック・ジャズ/ブラック・ミュージックのインパクトの大きさですね。
次世代UKブラック・ジャズを牽引するジャズ・サックス奏者Shabaka Hutchingsが率いるSons Of Kemet、サウス・ロンドンの次世代UKジャズ・ミュージシャンとも人脈を持つ期待のUKビートメイキング・デュオBlue Lab Beats、D'Angelo、J Dillaを飲み込んだサウス・ロンドン発の新進ブラック・ミュージックを提示したReginald Omas Mamode IVがその代表格です。
2084年のブラック・ミュージックをコンセプトとした、超刺激的なトライバル・ベース/フューチャー・ベース作品を提示したイタリア出身のDJ/プロデューサーKhalab。ここでもMoses Boyd、Shabaka Hutchingsといったサウス・ロンドン人脈が絡んできます。
独自の美しくも深淵な音世界に更に磨きが掛かったUKソウル・コレクティブSubmotion Orchestra。簡素ながらもその美学に圧倒されました。
ベルリンを拠点に世界のクラブジャズ/クロスオーヴァーを牽引してきたプロデューサー/DJユニットJazzanova。待ちに待たされた10年ぶりのスタジオ新作でしたが、待った甲斐があった充実作でした。
US R&Bからはメンバーが再集結し、パワーアップした最新作を届けてくれた新世代R&BユニットThe Internetと、Stones Throwから80年代&90年代愛に満ちた作品をドロップした新進男性R&BアーティストStimulator Jonesをセレクト。
イスラエル、テルアビブ出身でベルリンを拠点に活動する新進女性アーティストJ. Lamotta Suzumeは、Moonchildに通じる次世代ネオソウルで楽しませてくれました。
最後の1枚に選んだのは、現代ブラジル音楽の若き旗手Antonio Loureiroの最新作。ヴォーカル曲が増えて、マルチ奏者というのみならずシンガー・ソングライターのイメージが鮮明となりました。
以上10枚ですが、それ以外に特別賞として以下の3枚を追加しておきます。
大作賞
Kamasi Washington『Heaven And Earth』
「Street Fighter Mas」
https://www.youtube.com/watch?v=LdyabrdFMC8
本当は前述の10枚に入れても良かったのですが、今やメディアがこぞって絶賛しており、当ブログでわざわざ挙げるまでもないだろうと意図的に外しました。前作『The Epic』に続くCD3枚組(隠しディスク含む)という大作をリリースし続ける創造力とエネルギーに感服します。
ヴォコーダー賞
Brandon Coleman『Resistanc』
「Sexy」
https://www.youtube.com/watch?v=fOTPWgA2e9o
注目のキーボード奏者の最新作はヴォコーダーを巧みに用いたL.A.アーバン・ファンク。ヴォコーダー好きにはたまらない1枚となりました。
ユーモア賞
Louis Cole『Time』
「Weird Part of The Night」
https://www.youtube.com/watch?v=glgPZmSwC4M
エレクトロ・ポップ・ユニットKNOWERの活動でも注目を浴びている異才Louis Cole。真面目なのか?不真面目なのか?ユニークながらも職人技が冴える音世界を楽しませてもらいました。
意図したわけではありませんが、特別賞の3枚はすべてL.A.産の作品となりました。
サウス・ロンドンとL.A.・・・今年の僕の音楽嗜好を象徴しているかもしれませんね。
素晴らしい音楽の数々に感謝!
当ブログの閲覧者の皆様に感謝!
それでは良いお年を!