発表年:2007年
ez的ジャンル:女性コンテンポラリー・ゴスペル・グループ
気分は... :フロウネシス・・・
今回は女性ゴスペル・グループTrin-i-tee 5:7の4thアルバム『T57』(2007年)です。
ニューオリンズで結成された女性ゴスペル・グループTrin-i-tee 5:7の紹介は、デビュー・アルバム『Trin-i-tee 5:7』(1998年)、『Spiritual Love』(1999年)に続き3回目となります。
本作『T57』(2007年)におけるメンバーは、Angel Taylor、Chanelle Hayes、Adrian Andersonの3名。
上記ジャケは通常盤ですが、僕が保有するのはオリジナル12曲に3曲が追加され、ジャケも異なる2008年リリースのDeluxe Editionです。
Trin-i-tee 5:7『T57 (Deluxe Edition)』
Beyonceの父、Mathew Knowlesがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、Walter Milsap、Beyonceの妹Solange Knowles、Bama Boyz、Dana Hammond、DJ Staticがプロダクションに関わっています。さらにDeluxe EditionではRodney Jerkinsプロデュース曲もあります。
Mathew Knowles、Solangeの影響からか、Beyonceばりのダンス・チューンもありますが、個人的には女性コンテンポラリー・ゴスペル・グループとしての成熟を感じるミディアム〜スロウ系に魅力を感じます。
2ndシングル「I Will Lift」をはじめ、「Soul Is Anchored」、「U Saved Me」といったコンテンポラリー・ゴスペルらしい感動バラードがいいですね。
キュート&メロウな「I Want To Go Back」、ファンキーな「God's Triangle」も僕好み。
Beyonceライクなダンサブル・チューンであれば、「Listen」、「Reflection」、さらにはDeluxe Editionのみのトラック「Get Away」をどうぞ!
最新R&Bを意識しつつ、コンテンポラリー・ゴスペル・グループとしての成熟を見せてくれた1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Listen」
アルバムからの1stシングル。Beyonceライクなハンドクラップ入りダンス・チューンがオープニング。決して彼女たちらしいとは思いませんが、当時のR&Bサウンドを意識したパンチの効いた1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=rovhqwrwni8
「I Need You」
コンテンポラリー・ゴスペルにブルース・フィーリングを巧みに融合させたミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=PURW6x33y8k
「I Will Lift」
アルバムからの2ndシングル。僕の一番のお気に入り。コンテンポラリー・ゴスペルらしいビューティフル・バラード。3人の素晴らしいヴォーカルワークに心が洗われます。
https://www.youtube.com/watch?v=F1taM7PGNoA
「Reflection」
コレもBeyonce系のダンス・チューン。少しエキゾチックな雰囲気が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=qpgKoV6TKkg
「Love」
アコースティックな質感のバラード。さり気なさが魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=-K81gtGashk
「God's Triangle」
ダイナミックなファンキー・サウンドが印象的なダンサブル・チューン。鮮やかなホーン・アンサンブルと彼女たちのパンチの効いたヴォーカルワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jgFRQt5Bxf0
「Soul Is Anchored」
The Pastor Rudy Experienceをフィーチャー。ソウルフルなオルガンの音色が彼女たちの感動的なヴォーカルを引き立てる絶品バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=hFOEjCh2xuk
「I Still Love You」
グループの成熟を感じるミディアム・バラード。堂々とした歌いっぷりを見せつけてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Pwwkd1Z26cw
「I Want To Go Back」
キュートに迫るR&Bテイストのメロウ・ミディアム・グルーヴ。胸キュンな感じがたまりません。個人的にはこのタイプをもっとやってほしかった!
https://www.youtube.com/watch?v=4saK1TXJ264
「U Saved Me」
The Pastor Rudy Experienceをフィーチャー。ゴスペルらしい厳かな雰囲気を満喫できる感動的な1曲。目を閉じて聴いていると神の啓示を受けられるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=4hhtRD-U8Xk
「Like U」
ピアノをバックにしたビューティフル・ゴスペル・バラード。さりげないR&Bのアクセントでモダンに仕上げているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4gKZXiRCyyw
「Beautiful Girl」
ラストは子供の声が聴こえてくる大きな愛に満ちたプリティな1曲で和やかに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=bD8vYN2DatU
Deluxe Editionには、オリジナル12曲に先駆け、以下の3曲がアルバム冒頭に配されています。特に、Rodney Jerkinsプロデュースの「Get Away」はアルバムからの3rdシングルにもなっています。
「Get Away」
https://www.youtube.com/watch?v=cIzzddZgzZ0
「You're Holy」
https://www.youtube.com/watch?v=Atbfm2jw9_c
「It Wasn't Me」
https://www.youtube.com/watch?v=UDAOd25ZBsw
ご興味のある方は他のアルバムもどうぞ!
『Trin-i-tee 5:7』(1998年)
『Spiritual Love』(1999年)
『The Kiss』(2002年)
『Angel & Chanelle』(2011年)