発表年:2005年
ez的ジャンル:ブラジリアン・メロウ・グルーヴ
気分は... :空の世界・・・
今回はブラジル人DJ/プロデューサーBruno Eが2005年にリリースした『Alma Sessions』です。
ブラジル人女性シンガーPatricia Marxの旦那様としても知られるBruno Eの紹介は、Patricia Marx & Bruno E.『Patricia Marx & Bruno E.』(2010年)に続き2回目となります。
『Alma Sessions』(2005年)は、O Discurso名義の『O Discurso』(1999年)、『Lovely Arthur』(2003年)に続く3枚目のリーダー作となります。
Bruno E自身がプロデュースを務め、奥方Patricia Marxをはじめ、当ブログでも紹介したナイジェリア出身、UKを拠点に活動するシンガー・ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリストXantone Blacq、故Elis Reginaの元夫、Maria Ritaの父であるCesar Camargo Mariano、60年代から活躍する鬼才Tom Ze、D'Influenceの元メンバーSarah Anne Webb等をフィーチャーしています。
Bruno Eといえば、クラブ寄りのサウンドをイメージする人もいるかもしれませんが、本作ではジャジー&メロウ・サウンドが強調されています。
Xantone Blacqをフィーチャーした「Alma」、「Welcome Home」、奥方Patricia Marxをフィーチャーした「Claras Revolucoes」、「... Is Love」、「Sons」、Sarah Anne Webbをフィーチャーした「Feel」あたりがおススメです。
プロデューサーBruno Eの手腕が発揮されたブラジリアン・メロウ・グルーヴを楽しみましょう。
全曲紹介しときやす。
「Soul Storm」
Cesar Camargo Marianoのエレピをフィーチャー。スピリチュアル・ムードの中でCesar Camargo Marianoのメロウ・エレピが美しく響きます。
https://www.youtube.com/watch?v=PuVHAXs8TTI
「Alma」
ナイジェリア出身、UKを拠点に活動するシンガー・ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリストXantone Blacqをフィーチャー。Xantone Blacqのソウルフル・ヴォーカルを活かしたブラジリアン・メロウ・ソウル。ネオソウル好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=o0QR9oCMIjc
「Mister Modernismo」
鬼才Tom Zeをフィーチャー。アシッド・ジャズ調のメロウ・グルーヴに乗ったTom Zeの呟きヴォーカルがラップのようでフィットしています。気の利いたホーン・アンサンブルをいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=p5xOK75HZds
「... Is Love」
奥方Patricia Marxをフィーチャー。哀愁バラードを憂いを帯びたヴォーカルで歌い上げます。何とも切ない雰囲気にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=AH59IL-WL_w
「Feel」
D'Influenceの元メンバーSarah Anne Webbをフィーチャー。Bruno Eらしいクラブジャズ的なボッサ・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=MVErxab3W_k
「A Tempestade (The Storm)」
哀愁モードのインスト。Bruno Eの鍵盤を楽しみましょう。
「Welcome Home」
Xantone Blacqをフィーチャー。Xantone BlacqとBruno Eの個性が程良く調和したモダンなブラジリアン・メロウ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=DjrnpIqpggY
「Claras Revolucoes」
Patricia Marxをフィーチャー。Patricia Marxの透明感のあるヴォーカルが映える、少しミステリアスなブラジリアン・メロウ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=HiexI2wZR7U
「Sons」
Patricia Marx、Silveraをフィーチャー。軽くレゲエ・エッセンスも取り込んだメロウ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=9ICJ4hRP3Go
「Alma (Take 2)」
2曲目「Alma」の別テイク。生演奏によるボッサ・フィーリングを強調したヴァージョンです。
https://www.youtube.com/watch?v=R6Pl_vp_mvQ
「The Birth Of A Star」
ラストは朝陽が昇るようなジャジー・メロウ・インストで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Py9fMVYH7yc
Bruno Eの他作品もチェックを!
O Discurso『O Discurso』(1999年)
『Lovely Arthur』(2003年)
Patricia Marx & Bruno E.『Patricia Marx & Bruno E.』(2010年)