発表年:1995年
ez的ジャンル:オーセンティック女性R&B/ソウル
気分は... :生音重視!
今回は90年代女性R&B/ソウルからCozette Morgan『Stay With Me』(1995年)です。
女性シンガーCozette Morganの詳細なプロフィールは不明。
本作『Stay With Me』(1995年)が唯一のアルバムです。
90年代R&B/Hip-Hopの人気ディスク・ガイド『Juicy 2』に掲載されたことにより、再評価が高まった1枚です。
メイン・プロデューサーはNiko Lyras、それ以外にMic MurphyとのユニットThe Systemのメンバーとして知られるDavid Frank、元Dazz BandのメンバーMichael Calhounもプロデュースは手掛けています。
Michael Calhounはソングライティングでも大きく貢献しており、全11曲中8曲で楽曲提供しています(共作含む)。
本作の特徴は、打ち込み、サンプリング全盛の90年代において、生演奏で全編貫かれている点です。そのため、70〜80年代ソウルのヴァイヴを受け継いだR&B/ソウル作品に仕上がっています。
シングルにもなった「All Out Of Love」や「I Forgive You」といったメロウ・ソウルが僕のお気に入り。
それ以外に「Pain」、「Love Thang」といったファンキー・グルーヴ、正統派ソウル・バラード「Killer Blues」、Aretha Franklinの名曲カヴァー「Think」、The Stylisticsのカヴァー「Break Up To Make Up」あたりもおススメです。
時代に左右されないレディ・ソウルを楽しみましょう。
全曲紹介しときやす。
「Pain」
David Frankプロデュース。生音グルーヴが心地好いファンキー・ミディアムがオープニング。70年代ソウル的な臨場感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FGe4behbhJo
「I Forgive You」
David Frankプロデュース。Rude BoysのメンバーLarry Marcusの作品。温もりのあるメロウ・ソウル。打ち込み全盛の時代に生音メロウ・ソウルを貫く潔さがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=22r27FZatPA
「Killer Blues」
Niko Lyrasプロデュース。正統派ソウル・バラード。奇をてらわない真摯な感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=suFlJO9hQ9w
「Love Thang」
Niko Lyrasプロデュース。開放的なホーン・アンサンブルが盛り上げてくれるダンサブルなファンキー・チューン。生音ならではの豪快なグルーヴをバックに、Cozetteのヴォーカルも絶好調です。グルーヴィーなハモンド・オルガンもグッド!
「Stay (Just)」
Niko Lyrasプロデュース。哀愁バラードをしっとりと歌い上げます。イントロが上田正樹「悲しい色やね」に聴こえてきてしまいます(笑)
「Think」
Niko Lyrasプロデュース。Aretha Franklin、1968年の大ヒット曲をカヴァー(Aretha Franklin/Ted White作)オリジナルは『Aretha Now』に収録されています。オリジナルの雰囲気を受け継ぐ、ゴスペル・ライクで豪快なファンキー・グルーヴに仕上がっています。ベタですが、Cozetteのヴォーカル・スタイルにピッタリなカヴァーなのでは?
「All Out Of Love」
Michael Calhounプロデュース。シングルにもなったメロウ・ミディアム。80'sブラコン的な魅力があっていいですね。僕の一番のお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=_ay0sDm5yIE
「To Love You」
Niko Lyrasプロデュース。切々と歌い上げる哀愁ソウル・バラード。泣きのギターも聴きものです。
https://www.youtube.com/watch?v=rohWAD1l65Q
「Break Up To Make Up」
Niko Lyrasプロデュース。The Stylistics、1973年のヒット曲をカヴァー(Thom Bell/Linda Creed/Kenny Gamble作)。オリジナルはアルバム『Round 2』に収録されています。特別なことはしていませんが、良い曲を素直に歌い上げる感じが好感持てます。
https://www.youtube.com/watch?v=oTCWbsC9bvk
「Don't Turn Your Love Around」
Niko Lyrasプロデュース。70〜80年代ソウル的な雰囲気を持った感動バラード。聴き重ねるほどグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=V5wMK4kmk5o
「Killer Blues (Jam Session) 」
Michael Calhounプロデュース。「Killer Blues」のジャム・セッション・ヴァージョン。
NFLのポストシーズンは、いよいよAFC/NFCチャンピオンシップですね。
両カンファレンスとも第1シード、第2シードが勝ち上がる順当な展開ですが、個人的にはチーフス対ラムズのスーパーボウルが観たいですね!