発表年:1984年
ez的ジャンル:ヴァイヴ系エレクトリック・ファンク/アーバン・ディスコ
気分は... :空の世界!
今回は人気ヴァイヴ奏者Roy Ayersの『In the Dark』(1984年)です。
これまで当ブログで紹介したRoy Ayers作品(Roy Ayers Ubiquity名義を含む)は以下の10枚(発売順)。
『Stoned Soul Picinic』(1968年)
『He's Coming』(1972年)
『Virgo Red』(1973年)
『Change Up The Groove』(1974年)
『Mystic Voyage』(1975年)
『Vibrations』(1976年)
『Lifeline』(1977年)
『You Send Me』(1978年)
『Africa, Center Of The World』(1981年)
『Lots Of Love』(1983年)
本作はStanley Clarkeを共同プロデューサーに迎え、80年代らしい打ち込みサウンドを駆使したエレクトリック・ファンク/アーバン・ディスコに取り組んだ1枚。
プロデュースはRoy Ayers、Stanley Clarke。さらにはWilliam Allenが共同プロデューサーとしてクレジットされています。
Roy Ayers(vibe、vo、marimba、el-ds、syn)以下、Stanley Clarke(syn、el-ds)、William Allen(key、el-ds)、James Bedford(key)、Gerald Brown(ds)、Paul Jackson Jr.(g)、Jeffrey Johnson(g)、Gregory Moore(g)、David Metcen(b、el-ds)、Robert Brookins(syn)、Rory Kaplan(syn)、Dwayne Perdue(syn)、Kris Kellow(syn)、Russell Ferrante(syn)Grover Washington Jr.(sax)、Tom Browne(tp)、Paulinho Da Costa(per)、Miki Howard(vo)等がレコーディングに参加しています。
良くも悪くも80年代らしいエレクトリック・ファンクですが、打ち込みサウンドがそれ程嫌味になっていないのがいいですね。
疾走するアーバン・ダンサー「Sexy, Sexy, Sexy」、メロウな「I Can't Help It」、パーカッシヴなアーバン・ディスコ「Goree Island」、Miki Howardも参加しているエレクトリック・ファンク「Poo Poo La La」あたりがおススメです。
好き/嫌いが分かれる1枚かもしれませんが、80年代ならではのRoy Ayersワールドを楽しみましょう。
全曲紹介しときやす。
「In The Dark」
David Spradley/James Bedford/Roy Ayers作。打ち込みドラムを駆使したアーバン・シンセ・ファンクがオープニング。Ayersはヴォーカル、ヴァイヴ、マリンバで目立っています。良くも悪くも80年代らしいオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=U9CQo_sLx5I
「Sexy, Sexy, Sexy」
おススメその1。Roy Ayers作。爽快なギター・カッティング、Grover Washington Jr.、Tom Browneによるホーン・アンサンブルと共に疾走するアーバン・ダンサー。
https://www.youtube.com/watch?v=T5FtXMpuik4
「I Can't Help It」
おススメその2。David Spradley/Roy Ayers作。Ayers自身がヴォーカルをとるメロウ・グルーヴ。ヴァイヴは控えめですがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=1WGU2m9v0uA
「Compadre」
William Allen作。打ち込みダンス・サウンドとメロウ・ヴァイヴ、Grover Washington Jr.のサックスによるインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=eWuGxX-RF4k
「Goree Island」
おススメその3。Roy Ayers作。Ayersのメロウ・ヴァイヴ全開のパーカッシヴなアーバン・ディスコ。Grover Washington Jr.、Tom Browneによるフュージョン系の爽快ホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=b7KtltrGhn8
「Poo Poo La La」
おススメその4。Roy Ayers作。80年代らしいエレクトリック・ファンクとAyersのメロウ・ヴァイヴの融合を楽しめます。ヴォーカルはRoy AyersとMiki Howard。
https://www.youtube.com/watch?v=YvClG46OH5o
「Blast The Box」
James Bedford作。この曲も80年代エレクトリック・ファンクしています。ここではエレクトリック・ファンクとAyersのマリンバの融合を楽しめます。ヴォーカルはRoy Ayers。
https://www.youtube.com/watch?v=oMKtKf2UF-A
「Love Is In The Feel」
David Spradley作。ラストはAyersのメロウ・ヴァイヴが引き立つアーバン・ブギーなインストで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jjLYC6JsVVc
再発CDには「In The Dark (7" Version)」、「Poo Poo La La (Edit)」、「Love Is In The Feel (7" Version)」がボーナス・トラックとして追加収録されています。
Roy Ayersの過去記事もご参照下さい。
『Stoned Soul Picinic』(1968年)
『He's Coming』(1972年)
『Virgo Red』(1973年)
『Change Up The Groove』(1974年)
『Mystic Voyage』(1975年)
『Vibrations』(1976年)
『Lifeline』(1977年)
『You Send Me』(1978年)
『Africa, Center Of The World』(1981年)
『Lots Of Love』(1983年)