発表年:1992年
ez的ジャンル:NJS男性R&Bシンガー
気分は... :慌てず、騒がず、冷静に!
今回は90年代NJS作品からGary Brown『Rhythm Or Romance』(1992年)です。
Gary Brownのプロフィールは不明ですが、某サイトによるとベーシストとしても活躍するGary Brownと同一人物のようです。個人的には本作における男性R&BシンガーとベーシストGary Brownの間にギャップを感じるので、同一人物として断定することは差し控えておきます。
さて、本作『Rhythm Or Romance』(1992年)ですが、この時代の典型的なNJSを満喫できるNJS好きには嬉しい1枚です。
アルバムは前半はNJSなダンサブル・チューン、後半はメロウ・バラードという構成になっています。
NJSでいえば、シングルにもなった「Your Love」や「Somebody's Sleepin' In My Bed」、Curtis Williams(Kool & The Gang)プロデュースの「Love Song」がおススメです。Jam & Lewisテイストのメロウ・ミディアム「Precious Moments」も僕のイチオシです。
バラード系でいえば、シングルにもなった「Don't Make Me Beg Tonight」、Paul Jackson Jr.プロデュース、Bernard Jackson(Surface)ソングライティングの「Meaning Of Love」、オーセンティックな魅力がある「Without You」がおススメです。
今日で話題になることが少ない1枚ですが、90年代R&B好きには十分楽しめる1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Rhythm Or Romance」
Gary Brown/Vassal Benfordプロデュース。NJSなタイトル曲でアルバムは幕を開けます。典型的なNJSで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zPQHaX-utzg
「Somebody's Sleepin' In My Bed」
Gary Brown/Steve Harveyプロデュース。僕の一番のお気に入り。シングル・カットもされた爽快に疾走するメロディアスなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=AlTlRXrlSvc
「Your Love」
Gary Brown/Barry J. Eastmondプロデュース。アルバムに先駆けて1991年にシングル・リリースされた楽曲。軽快なハネハネNJSサウンドに乗って、Gary Brownの爽快ヴォーカルが躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=QYabHgn5hhg
「Precious Moments」
Gary Brown/Ray Bardiniプロデュース。「Somebody's Sleepin' In My Bed」と並ぶお気に入り。Jam & Lewisテイストのメロウ・ミディアムはモロに僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=oHHoNbBL7hM
「Let's Go Round Again (Circles Never End)」
Gary Brown/Keith Cohenプロデュース。この時代らしいNJS。思い切りハネハネして駆け抜けていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=x-zRczG_Fkw
「Love Song」
Gary Brown/Curtis Williams(Kool & The Gang)プロデュース。この曲も大好き!Gary Brownの歌心とNJSサウンドのバランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=0HcDu-QVfK4
「Don't Make Me Beg Tonight」
Gary Brown/Barry J. Eastmondプロデュース。アーバン・ナイトなミディアム・バラード。Garyのセクシー・ヴォーカルを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=bPW2hFx5gG8
「Love, Need And Want You」
Gary Brown/Jay Lincolnプロデュース。オトナのラブ・バラード。落ち着いたアーバン・ムードがいいですね。
「Promise」
Gary Brown/Curtis Williams(Kool & The Gang)プロデュース。ムーディーなサックスと共にスタートするクワイエット・ストームなラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=jgoV-O7uUdY
「Without You」
David Lewis & Wayne Lewisプロデュース。オーセンティックなバラードですが、その分Gary Brownのヴォーカリストとしての魅力を実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=YroVs0HdFW0
「Meaning Of Love」
Paul Jackson Jr.プロデュース。SurfaceのBernard Jacksonによるソングライティングにも注目です。良い曲、良いサウンド、良いヴォーカルの三拍子揃ったアーバン・メロウなミディアム・バラードです。Jeff Lorberもシンセで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=95-7WAnVN-4
「Love Honor And Obey」
Gary Brown/Douglas E. Grisby IIIプロデュース。D'atra Hicksをフィーチャー。ラストはD'atra Hicksとの素敵なデュエットで締め括ってくれます。
今週、来週は慌ただしい日々になりそう・・・
想定外の出来事が多くなりそうですが、柔軟な気持ちで臨みたいと思います。