2019年03月20日

The Alan Copeland Conspiracy『A Bubble Called You』

キラー・チューン「Frenesi」収録☆The Alan Copeland Conspiracy『A Bubble Called You』
ア・バブル・コールド・ユー
発表年:1969年
ez的ジャンル:名アレンジャー系ソフト・ロック
気分は... :ポップな気分で!

今回は人気ソフト・ロック作品からThe Alan Copeland Conspiracy『A Bubble Called You』(1967年)です。

名アレンジャーAlan Copelandの紹介は、The Alan Copeland Singers名義の『If Love Comes With It』(1969年)に続き2回目となります。

『If Love Comes With It』(1969年)と並び再評価の高いソフト・ロック人気作ですね。1回聴けば、ソフト・ロック名盤であることが即時にわかる素晴らしい1枚です。

プロデュースはBob Thiele

まずは本作の再評価を高めたキラー・チューン「Frenesi」ですね。究極のソフト・ロック!と呼びたくなるこの1曲だけでも本作を購入する価値があると思います。

ただし、「Frenesi」のみではないのが本作が名盤たる所以。グルーヴィーな「At My Front Door」、Associationの名曲カヴァー「Windy」The Beach Boysライクな「Don't Sleep In The Subway」、ドリーミーな「A Bubble Called You」、エヴァーグリーンな魅力がある「Bowling Green」Roger Nichols & The Small Circle Of Friends好きも気に入るであろう「Only In The Movies」、ソフト・ロックらしい魅力に溢れた「Don't You Care」など魅惑のソフト・ロックがズラリと並びます。

ソフト・ロック好きには間違いのない1枚です。

全曲紹介しときやす。

「At My Front Door」
The El Dorados、1955年のヒット曲をカヴァー。グルーヴィー・ロック×ソフト・ロックなオープニング。スウィン・ロンドンがお好きな人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=2JTDNrYp7wY

「Ode To Billie Joe」
女性カントリー・シンガーBobbie Gentry、1967年の大ヒット曲をカヴァー。少しミステリアスでオトナなコーラス・アレンジがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=XkpcHu4Dt-s

当ブログでは本曲に関して、Lou DonaldsonNicola ConteEllen McIlwaineThe Buddy Rich Big Bandのカヴァーも紹介済みです。

「Windy」
Association、1967年の全米No.1ヒットをカヴァー。オリジナルのグッド・ヴァイヴを受け継ぎつつ、男女コーラスならではのエレガントな魅力を加味しています。
https://www.youtube.com/watch?v=r-7TKXStwZc

当ブログではWes MontgomeryAstrud Gilbertoのカヴァーも紹介済みです。

「Don't Sleep In The Subway」
Petula Clark、1967年のヒット曲をカヴァー(Jackie Trent/Tony Hatch作)。The Beach Boysライクなコーラスワークで楽しませてくれるソフト・ロックらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=afEtXvT_OEM

「The Warmth Of The Sun」
The Beach Boysの名バラードをカヴァー。オリジナルは『Shut Down Volume 2』(1964年)に収録されています。美しくも切ないムードがたまらない1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=NW8DZRRSk2w

「Can't Take My Eyes Off You」
Boys Town Gangのお馴染みの人気曲「君の瞳に恋してる」をカヴァー。オリジナルはFrankie Valli、1967年の大ヒット・シングル。Boys Town Gangヴァージョンがお好きな人ならば本ヴァージョンも気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=R7ymtTmNH_8

「A Bubble Called You」
タイトル曲はCopelandとThe Love GenerationのTom Bahlerによるオリジナル。ソフト・ロックらしい魅力に溢れたドリーミー・ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=irwoTJoey6w

「Frenesi」
Artie Shaw & His Orchestra、1940年の世界的ヒットで知られるラテン・スタンダードをカヴァー(Alberto Dominguez作)。前述のように本作のキラー・チューン。爽快コーラスでキュートに疾走します。聴いているだけでハッピーになる究極のソフト・ロック!
https://www.youtube.com/watch?v=dCwrvxulx1A

「Bowling Green」
The Everly Brothers、1967年のヒット曲をカヴァー。エヴァーグリーンな魅力がある爽快ソフト・ロック。爽やかなドリーミー感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CWhV8HlGSu0

「Only In The Movies」
Alan & Marilyn Bergman/Larry Marks作。オルガンの効いたシャッフル・グルーヴ。Roger Nichols & The Small Circle Of Friends好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=H_pkD-VKwXw

「Here, There And Everywhere」
Beatlesの名曲カヴァー(John Lennon/Paul McCartney作)。この名曲を素敵なコーラス・ワークのソフト・ロックへ変貌させる手腕はさすがです。
https://www.youtube.com/watch?v=CBWHl5s3qlI

「Don't You Care」
The Buckinghams 、1967年のヒット曲をカヴァー。個人的には「Frenesi」に次ぐお気に入り。ポップに弾けるドリーミーな躍動感がサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=NW8DZRRSk2w

未聴の方はThe Alan Copeland Singers『If Love Comes With It』(1969年)もチェックを!

The Alan Copeland Singers『If Love Comes With It』(1969年)
イフ・ラヴ・カムズ・ウィズ・イット
posted by ez at 00:59| Comment(2) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月19日

H-Town『Fever For Da Flavor』

US R&BチャートNo,1「Knockin' da Boots」収録☆H-Town『Fever For Da Flavor』
Fever for Da Flavor
発表年:1993年
ez的ジャンル:90年代男性R&Bグループ
気分は... :ようやく一服!

90年代男性R&BグループからH-Town『Fever For Da Flavor』(1993年)です。

H-Townは1990年テキサス州ヒューストンで結成された男性R&Bグループ。

メンバーはSolomon "Shazam" ConnerKeven "Dino" ConnerというConner兄弟と2人の友人であったDarryl "G.I." Jackson,の3名。

グループは2 Live CrewLuther "Luke" CampbellLuke Skyywalker)の主宰レーベルであるLuke Recordsとの契約に成功し、1993年にデビュー・アルバムとなる本作『Fever For Da Flavor』(1993年)をリリースします。

1stシングルとなった「Knockin' da Boots」がUSチャート第3位、US R&Bチャート第1位の大ヒットとなり、華々しいデビューを飾ります。

その後、2ndアルバム『Beggin' After Dark』(1994年)を最後にLuke Recordsを離れ、1997年に3rdアルバム『Ladies' Edition』をリリースしています。

2003年にグループに悲劇が起きます。メンバーのKeven "Dino" Connerが交通事故で逝去してしまったのです。失意の中、既にレコーディングしていた4thアルバム『Imitations of Life』を2004年にリリースしました。

さて、デビュー・アルバムとなる本作『Fever For Da Flavor』(1993年)ですが、Luke Recordsが送り出す新人グループらしく、セクシー・モード(というよりエロ・モード)を程良く打ち出したR&Bアルバムに仕上がっています。

メイン・プロデュースはBishop "Stick" Burrell, Sr.。1曲のみJon "J. Swift" Catalonがプロデュース。Luther "Luke" Campbellがエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねます。

Conner兄弟とBishop Burrell, Sr.の共作による「Interlude」以外はSolomon "Shazam" Connerがソングライティングを一手に手掛けています。

前述の大ヒット・シングル「Knockin' da Boots」をはじめ、「Lick U Up」「Keepin' My Composure」というシングル曲はすべてスロウ。それ以外にも「Won't U Come Back」といった極上スロウが並びます。

アップであれば、「Can't Fade da H」「Treat U Right」あたりがおススメです。

90年代男性R&Bグループ好きであれば、押さえておきたい1枚ですね。

全曲紹介しときやす。

「Introduction」
Led Zeppelin「When The Levee Breaks」をサンプリングしたイントロ。

「Can't Fade da H」
Kool & The Gang「Funky Stuff」をサンプリングした軽快なダンサブル・チューン。なかなかキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=UjWG3jfIUhU

「Treat U Right」
シングル向きのキャッチーなダンサブル・チューン。爽快コーラスワークも披露してくれます。90年代男性R&Bグループ好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=zqG215W_joI

「Fever for da Flavor」
タイトル曲はヘヴィ・ビートのHip-Hop調ミディアム・グルーヴ。ヘヴィ・ビートと爽快コーラスのコントラストが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=9nXdLjPupZE

「Sex Me」
セクシーに疾走するダンサブル・チューン。セクシーなのに爽やかなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=vr3xabxqoqk

「H-Town Bounce」
Zapp「More Bounce To The Ounce」、Kool & The Gang「Funky Stuff」をサンプリングしたファンクネス・トラックが印象的な1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Att7HWX3WOg

「Keepin' My Composure」
アルバムからの3rdシングル。Barry White「Playing Your Game, Baby」、The D.O.C.「It's Funky Enough」をサンプリングしたミディアム・バラード。甘く危険な香りがいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=vIYnKgVCBl8

「Interlude」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=TRgTT0C6jPU

「Lick U Up」
「Knockin' da Boots」に続く2ndシングル。US R&Bチャート第21位となっています。Luke Recordsらしいセクシー・モードのスロウ・チューン。Keith Sweat「How Deep Is Your Love」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=2VWhD0efmLE

「Knockin' da Boots」
前述のように、USチャート第3位、US R&Bチャート第1位となった大ヒット・シングル。Zapp「Be Alright」をサンプリングしています。セクシー&メロウな至極のスロウ。グループの魅力が凝縮された代表曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=HrBnEaQd4ZY

The Notorious B.I.G.「One More Chance」、Kurious feat. Kadi「Uptown Shit」、Sunz of Man「No Love Without Hate」、Sa-Deuce feat. H-Town「Body Knockin' (H-Town Remix)」、Jill Scott feat. Mos Def「Love Rain (Head Nod Remix)」等で本曲の歌詞が引用されています。

また、Ace Hood「Rosa Acosta Outro」、Slim Guerilla「Knockin Boots (Interlude)」等のサンプリング・ソースとなっています。
Ace Hood「Rosa Acosta Outro」
 https://www.youtube.com/watch?v=TZgPslqZwUY
Slim Guerilla「Knockin Boots (Interlude)」
 https://www.youtube.com/watch?v=FHWAoXjygWw

「Won't U Come Back」
素敵な美メロ・スロウ。曲単位の良さでいえば、コレが一番かも?曲良し、歌良し、サウンド良し三拍子揃っています。
https://www.youtube.com/watch?v=WKEJzpBMo8k


ラストはエロエロ・モードのセクシー・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=t-_HGMUsX9M

H-Townの他作品もチェックを!

『Beggin' After Dark』(1994年)
Beggin' After Dark

『Ladies' Edition』(1997年)
Ladies Edition

『Imitations of Life』(2004年)
Imitations of Life
posted by ez at 03:50| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月18日

Cameo『Ugly Ego』

スタイルを確立しつつある3rdアルバム☆Cameo『Ugly Ego』
アグリー・エゴ
発表年:1978年
ez的ジャンル:N.Y.ファンク
気分は... :マイ・スタイル!

今回はLarry Blackmon率いるファンク・グループCameoの3rdアルバム『Ugly Ego』(1978年)です。

これまで当ブログで紹介したCameo作品は以下の8枚。

 『Cardiac Arrest』(1977年)
 『Cameosis』(1980年)
 『Feel Me』(1980年)
 『Knights Of The Sound Table』(1981年)
 『She's Strange』(1984年)
 『Word Up!』(1986年)
 『Machismo』(1988年)
 『Real Men ... Wear Black』(1990年)

本作『Ugly Ego』(1978年)は、『Cardiac Arrest』(1977年)、『We All Know Who We Are』(1978年)に続く3rdアルバム。

徐々に自分たちのファンク・スタイルを確立しつつある1枚です。

プロデュースはLarry Blackmon

本作におけるメンバーはLarry Blackmon(vo、ds、per)以下、Anthony Lockett(g、vo)、Gregory Johnson(key、p、vo)、Nathan Leftenant(tp)、Arnett Leftenant(sax)、Tomi Jenkins(vo)、Wayne Cooper(vo)、Gary Dow(b)、Eric Durham(g)という9名。

楽曲はすべてLarry Blackmonらによるオリジナル。

ファンク・チューンでは、シングルにもなった「Insane」をはじめ、ディスコ・ファンクな「I'll Be with You」「Ugly Ego」、Cameoスタイルのプロトタイプ的な「Anything You Wanna Do」がおススメです。

メロウ系であれば、シングルにもなった「Give Love a Chance」と素敵なメロウ・ソウル「Two of Us」が僕の好みです。

Cameo好きの人であれば十分に楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「I'll Be with You」
ディスコ・ファンク調のオープニング。鮮やかなホーン隊も含めて大所帯ファンク・バンドらしい魅力に溢れています!
https://www.youtube.com/watch?v=T81KBnikYRc

「Insane」
アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第17位となっています。後のCameoスタイルへの布石を感じる粘着ファンク。P-Funkのエッセンスも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=OvXcw7_bj54

「Give Love a Chance」
アルバムからの2ndシングル。スロウもCameoの魅力ですが、そんな期待に応えてくれた素敵なメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=CDpcOgfsfpU

Creme De La Creme「Einer Von Vielen」、Great Minds「Great Minds」、Skero feat. Crack Ignaz「Dekadance」のサンプリング・ソースとなっています。
Creme De La Creme「Einer Von Vielen」
 https://www.youtube.com/watch?v=i5lE3nYPdk0
Great Minds「Great Minds」
 https://www.youtube.com/watch?v=fmgq2tT_bPo

「I Want You」
ロッキン・ギターが唸りを上げるファンク・グルーヴ。ブラック・ロック的な魅力もある仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=wTKuBZ3bf5c

「Ugly Ego」
タイトル曲はパーティー・モードのディスコ・ファンク。大勢で大音量で聴きたいキャッチー&ダンサブルなサウンド。このバンドのポテンシャルを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=VEW3lsWXtZo

「Anything You Wanna Do」
Cameoスタイルのファンク・グルーヴが確立されつつことを実感できる1曲。ホーン・サウンドも含めてCameo好きの人であれば楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=aWvXDIilsXo

「Friend to Me」
ストリングスを配したバラード。個人的にはCameoにストリングスは不要だと思いますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=ixYS4kfBJME

「Two of Us」
ラストは素敵なメロウ・ソウルで締め括ってくれます。このタイプは初期Cameoならではのメロウ・バラードかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=SxWxylA2mlQ

2Pac「I Wonder if Heaven Got a Ghetto」、Ari Lennox「Whipped Cream」のサンプリング・ソースとなっています。
2Pac「I Wonder if Heaven Got a Ghetto」
 https://www.youtube.com/watch?v=_fCoK2OVJAc
Ari Lennox「Whipped Cream」
 https://www.youtube.com/watch?v=zM0lu8xx0R4

Cameoの過去記事もご参照下さい。

『Cardiac Arrest』(1977年)
カーディアック・アレスト

『Cameosis』(1980年)
Cameosis

『Feel Me』(1980年)
フィール・ミー

『Knights Of The Sound Table』(1981年)
魔法の騎士

『She's Strange』(1984年)
She's Strange

『Word Up!』(1986年)
Word Up!

『Machismo』(1988年)
cameo machismo.jpg

『Real Men ... Wear Black』(1990年)
Real Men Wear Black
posted by ez at 00:03| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月17日

RC & The Gritz『Analog World』

多彩なアーティストを起用したダラス産ソウル☆RC & The Gritz『Analog World』
rc & the gritz analog world.jpg
発表年:2019年
ez的ジャンル:ダラス産ソウル・バンド
気分は... :魅惑のミックスフライ定食…

今回は新作R&BからRC & The Gritz『Analog World』です。

テキサス州ダラス出身のRC Williamsをリーダーとするソウル・バンドRC & The Gritzの紹介は、2ndアルバム『The Feel』(2016年)に続き2回目となります。。

Erykah Baduをはじめ、Snoop DoggJill ScottThe RootsQueen Latifahなどのツアー・サポートを行ってきた実力派ソウル・バンドRC & The Gritz

3rdアルバムとなる本作『Analog World』では、RC Williams(key、vo)以外は曲単位で参加メンバーが異なるプロジェクト色の強い1枚に仕上がっています。

アルバムにはMaimouna Youssef名義でも知られる女性ラッパーMumu Fresh、女性ゴスペル・シンガーAmber Bullock、女性R&BシンガーTeedra Moses、ベテラン男性ラッパーDevin The Dude、女性R&BシンガーCarmen Rodgers(The Foreign Exchange)、ダラス出身のHip-HopグループCure for Paranoia、当ブログでもお馴染みの女性R&BシンガーN'dambi、ダラス出身のラッパーBobby Sessions、女性シンガーZyahSnarky Puppyにも参加するギタリストMark Lettieri、サックス奏者Jonathan Monesといった多彩なアーティストがフィーチャリングされています。

Faith Evansの名曲カヴァー「Fallin' In Love」Mary J. Blige「Real Love」のフレーズが飛び出す「Special」の2曲が目立つかもしれませんね。

それ以外にTeedra Mosesをフィーチャーしたメロウ・ミディアム「3AM」 、Mumu Freshをフィーチャーしたファンク・グルーヴ「My Conscience」、故Princeとの活動でも知られるベーシストMonoNeonも参加した「Let You Know」N'dambiをフィーチャーした南国R&B「Hot Pearl C」、テキサス出身の異色ソウル・バンドKhruangbinのカヴァー「White Gloves (Cover)」あたりもおススメです。

多彩なアーティストを起用した彩り豊かなソウル/ファンク・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Road Rage」
不気味なインスト・ジャズ・ファンクがオープニング。何かが起こりそうな予感がします。
https://www.youtube.com/watch?v=Vg91rNnolAE

「My Conscience」
Maimouna Youssef名義での活動でも知られる女性ラッパーMumu Freshをフィーチャー。メロウなミディアム・ファンク・グルーヴに乗ってMumu Freshが雰囲気のあるフロウを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dXW-Hme5q6c

「Fallin' In Love」
Faith Evans『Faith』(1995年)収録の名曲をカヴァー。女性ゴスペル・シンガーAmber Bullockをフィーチャー。ここではジャジー&メロウなオトナR&Bで聴かせてくれます。個人的には『Faith』で一番好きな曲のカヴァーなので嬉しい限り。オリジナルの引用ネタであるPatrice Rushen「Remind Me」のフレーズを大々的に取り入れているのもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=wbvO0WlGUFA

「3AM」
個人的に好きな女性R&BシンガーTeedra Mosesをフィーチャー。Teedra Mosesのソロ作にも通じる甘く切ないメロウ・ミディアムはモロに僕好み。Teedra Mosesの魅力をRC Williamsらが上手く引き出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Dr15QZjqCqI

「Special」
25年以上のキャリアを誇るラッパーDevin The Dudeをフィーチャー。この曲のみヒューストンを拠点に活動するHip-HopアーティストPicnic Tymeがプロデュースしています。Mary J. Blige「Real Love」のフレーズも飛び出す少しルーズな雰囲気が魅力のHip-Hopトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=2LE4gpVeEjk

「Let You Know」
近年ではThe Foreign Exchange絡みの活動で知られる女性R&BシンガーCarmen Rodgersをフィーチャー。故Princeとの活動でも知られるベーシストMonoNeonも参加しています。重心の低いグルーヴながらもリラックスした雰囲気が心地好いミディアム・ファンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=N-21YKeUHv4

「Lavender Lemonade Remix」
ダラス出身のHip-HopグループCure for Paranoiaをフィーチャー。Hip-Hopというよりもネオソウルなメロウ・グルーヴに仕上がっています。正にレモネードのような甘酸っぱい仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=FsrcTD-n2pI

「Hot Pearl C」
当ブログでもお馴染みの女性R&BシンガーN'dambiをフィーチャー。ラテン・フレイヴァーの効いた妖艶な南国R&Bに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=n6Gfg05foMM

「Over 9000」
再びCure for Paranoiaをフィーチャー。「Lavender Lemonade Remix」から一変し、リリックを畳み掛ける不穏なHip-Hopチューンに仕上がっています。ホーン隊も盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=X2Isd37mSmU

「Imagine (Interlude)」
ダラス出身のラッパーBobby Sessionsと女性シンガーZyahをフィーチャー。ドリーミーな音世界を展開するインタールード的な小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=FdmLPbrJyhI

「Agitation」
Erykah Badu『New Amerykah Part Two: Return Of The Ankh』(2010年)収録曲をカヴァー。Snarky Puppyにも参加するギタリストMark Lettieriをフィーチャーしています。このカヴァー・センスは面白いですね。ライナーノーツにも書かれていましたが、オリジナルの元ネタであるDavid Sancious「Just As I Thought」の雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=wqeW3sDPoKg

「Thickness」
Jonathan Monesのサックスをフィーチャーしたインスト・ジャズ。アルバム中、最もジャズ色の強い演奏です。今ジャズ好きの人も気に入りそうな音なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=dUh-QznKn4I

「White Gloves (Cover)」
ラストはテキサス出身の異色ソウル・バンドKhruangbinのカヴァーで締め括ってくれます。幻想的なメロウ・ソウルが実にいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=LO1eQdGNvg4

RC & The Gritzの他作品もチェックを!

『Pay Your Tab』(2013年)
Pay Your Tab by Rc & The Gritz

『The Feel』(2016年)
Feel
posted by ez at 00:05| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月16日

『今の気分は...2019年3月16日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は2010年代カテゴリーからクロスオーヴァーな10曲をセレクトしてみました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Ruth Koleva「What am I Supposed To? (Kaidi Tatham Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=lYuTAW_RorQ
From 『Rhythm Slave(Remix Album)』(2015年)
Ruth Rhythm Slave.jpg

Seravince「Sy」
https://www.youtube.com/watch?v=gbonGXKZdqA
From 『Hear To See』(2012年)
ヒア・トゥ・シー

Zo!「Just Whatcha Like」
https://www.youtube.com/watch?v=2u2_fl0U6Hc
From 『SkyBreak』(2016年)
Skybreak

Sola Rosa feat. Jordan Rakei「Til The Sun」
https://www.youtube.com/watch?v=tzrsK5I0LI0
From 『Magnetics』(2014年)
sola rosa magnetics.jpg

Roman Andren「Rain King (Oba Ojo)」
https://www.youtube.com/watch?v=S0FcGQFtDZk
From 『Rain King』(2016年)
レイン・キング

Submotion Orchestra「City Lights」
https://www.youtube.com/watch?v=sQsFb2aI2hE
From 『Alium』(2014年)
Alium [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC448)

Kon feat. Ben Westbeech「You Don't Know I've Been Looking For You」
https://www.youtube.com/watch?v=sk2GZVj0Emo
From 『On My Way』(2013年)
ON MY WAY

Christian Prommer「Future Light」
https://www.youtube.com/watch?v=8z22vGVKvPY
From 『UberMood』(2014年)
Ubermood

Electric Wire Hustle「Look In The Sky」
https://www.youtube.com/watch?v=Qhrad61ABwA
From 『Love Can Prevail』(2014年)
LOVE CAN PREVAIL (ラブ・キャン・プリベイル)

Lord Echo「Thinking Of You」
https://www.youtube.com/watch?v=9DXF1FnIKtc
From 『Melodies』(2010年)
MELODIES
posted by ez at 03:25| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする