2019年04月12日

Brigitte Bardot『Show』

人気女優のTVショー・サントラ☆Brigitte Bardot『Show』
ブリジット・バルドー・ショー+13(紙ジャケット仕様)
発表年:1968年
ez的ジャンル:イェイェ系フレンチ・ポップ
気分は... :ジャケ買い!

フランスのセックス・シンボルであった人気女優Brigitte Bardot『Show』(1968年)です。

本作は1968年1月に放送されたBrigitte BardotのTVショーのサントラです。

TVショーにはSerge GainsbourgSacha Distelらが共演し、特にSerge Gainsbourgとは本作をきっかけに、共演アルバム『Bonnie And Clyde』(1968年)が企画されました。

中古CDショップでBrigitte Bardotの名とセクシー・ジャケを見て、即購入してしまいました(笑)

中身はデビュー以来、Bardotの楽曲を手掛けているJean-Max Riviere/Gerard Bourgeoisコンビの楽曲が8曲、Serge Gainsbourg作品が2曲、さらにFrancis Lai作のインストが5曲収録されています。

Serge Gainsbourg作の「Harley Davidson」「Contact」、1966年のシングル「Mister Sun」、フレンチ・ポップらしい雰囲気の「Ce N'est Pas Vrai」、軽快なフォーキー「Gang Gang」、溌剌とした「Oh Qu'il Est Vilain」Francis Lai作の「Saint-Tropez」あたりがおススメです。

セクシー・ジャケ好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Harley Davidson」
Serge Gainsbourg作。1967年のシングル。ロック・ビートに乗って、Bardotのセクシー・ヴォーカルが妖しく迫ってきます。サイケなアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ai2As4XFZDY

「Marseillaise Generique」
Francis Lai作。フランス国歌を引用した軽快なインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=a3GyhCsQEnQ

「Mister Sun」
Eileen/Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。1966年のシングル。Bardotのセクシー・ヴォーカルに悩殺されます!
https://www.youtube.com/watch?v=CzysmjREIqM

「Ay Que Viva La Sangria」
Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。少しスパニッシュ・テイストの楽しげな1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=6vJBY0JMdWg

「Ce N'est Pas Vrai」
Eileen/Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。フランス語の語感を感じるフレンチ・ポップらしい雰囲気の1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=mBG2IWkKYj0

「Gang Gang」
Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。シングル「Mister Sun」のB面曲。軽快なフォーキー調フレンチ・ポップ。
https://www.youtube.com/watch?v=FGhqisFaENc

「Saint-Tropez」
Francis Lai作。ガールズ・ポップ好きの人は気に入るであろうキュートな1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=auTWWLVu_gc

「Port Grimaud」
Francis Lai作。美しいストリングスを配したインスト。

「Oh Qu'il Est Vilain」
Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。1966年EP「Le Soleil」収録曲。溌剌としたBardotのヴォーカルが映えるパーカッシヴなフォーキー・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=weNA0SEFpQw

「Paris」
Francis Lai作。美しくも切ない哀愁モードのインスト。

「Je Reviendrai Toujours Vers Toi」
Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。1966年EP「Le Soleil」収録曲。フランス語の響きが胸に染み入るビューティフル・ソングをしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=teXVUQuUKUE

「On Demenage」
Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。1966年EP「Le Soleil」収録曲。ヘタウマ・ヴォーカルが映える楽しげな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Z0YgWfLBBTA

「Le Diable Est Anglais」
Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。ロック・サウンドをバックに、レイジーなヴォーカルで挑発します。
https://www.youtube.com/watch?v=vnZiEcrkQ6o

「David B...」
Francis Lai作。バロック調の美しい調べを聴けます。

「Contact」
Serge Gainsbourg作。シングル「Harley Davidson」のB面曲。サイケ&コズミックなサウンドとBardotの悩殺ヴォーカルの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=1SE_K7SSDKg

僕が保有するCDはオリジナル15曲のみ収録ですが、最近の国内盤再発CDにはボーナス・トラック13曲が追加されています。

Brigitte Bardotの他作品もチェックを!

『Brigitte Bardot』(1963年)
ベベは歌う+3(紙ジャケット仕様)

『B.B.』(1963年)
ビバ! バルドー/B・Bのシャンソン・アルバム+3(紙ジャケット仕様)

『Brigitte』(1963年)
Brigitte

Serge Gainsbourg Et Brigitte Bardot『Bonnie And Clyde』(1968年)
Bonnie & Clyde

『Brigitte Bardot』(1986年)
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
posted by ez at 01:56| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

Ronnie Foster『Sweet Revival』

洗練された都会的ソウル・ジャズ☆Ronnie Foster『Sweet Revival』
ronnie foster sweet revival.jpg
発表年:1973年
ez的ジャンル:Blue Note系オルガン・ソウル・ジャズ
気分は... :而今の山水は、古仏の道現成なり!

今回は70年代ソウル・ジャズ作品からRonnie Foster『Sweet Revival』(1973年)です。

Ronnie Fosterは1950年ニューヨーク州バッファロー出身のキーボード奏者。

自身のリーダー作品をリリースする一方で、セッション・ミュージシャンとしても活躍し、George Bensonをはじめ、数多くのレコーディングに参加しています。

当ブログで紹介した作品でいえば、Grant Green『Alive!』(1970年)、Jorge Dalto『Chevere』(1976年)、Flora Purim『Carry On』(1977年)で彼のプレイを聴くことができます。

Blue Noteからリリースされた本作Ronnie Foster『Sweet Revival』(1973年)は、『Two Headed Freap』(1972年)に続く2ndアルバムです。

プロデュースはHorace Ott

Ronnie Foster(org)、David Spinozza(g)、John Tropea(g)、Ernest Hayes(el-p)、Wilbur Bascomb(b)、Bernard Purdie(ds)、Seldon Powell (ts)、Garnett Brown (tb)等のミュージシャンが参加しています。

エレクトリック・ギターやエレピも加わり、都会的で洗練されたソウル・ジャズ/ジャズ・ファンクを聴かせてくれます。

10曲中7曲が当時の大ヒット曲や有名アーティストのカヴァー。残り3曲がオリジナルです。

どうしても有名曲カヴァーが目を引きますが、レア・グルーヴ好きにとっては、「Inot」「Some Neck」といった格好良いオリジナルがハイライトなのでは?

有名曲カヴァーでは、ファンキーな「Sweet Revival」Crusaders)、ソウルフルな「Back Stabbers」The O'Jays)、「Me And Mrs. Jones」(Billy Paul)、「Where Is The Love?」Roberta Flack & Donny Hathaway)あたりが僕のお気に入り。

洗練された都会的ソウル・ジャズをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Sweet Revival」
Crusadersのカヴァー(Joe Sample作)。オリジナルはアルバム『Crusaders 1』(1972年)に収録されています。オリジナルの雰囲気を受け継ぎつつ、グルーヴィー・オルガンの映えるファンキー・チューンに仕上がっています。ファンキーなギター・カッティングも格好良いです!
https://www.youtube.com/watch?v=SyeKjabWc5Y

「Lisa's Love」
Ronnie Foster作。少しミステリアスな雰囲気の哀愁バラード。エレピとオルガンの織り成す切ない哀愁ワールドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=phu7Drf-gwk

「Back Stabbers」
The O'Jaysの大ヒット曲をカヴァー(Leon Huff/Gene McFadden/John Whitehead作)。オリジナルはアルバム『Back Stabbers』(1972年)に収録されています。オリジナルの雰囲気を受け継ぎつつ、オルガン・ソウル・ジャズらしい味わいの演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mKBPOT44jEE

「Me And Mrs. Jones」
Billy Paulの大ヒット曲をカヴァー(Kenny Gamble/Leon Huff/Cary Gilbert作)。オリジナルはアルバム『Me And Mrs. Jones』(1972年)に収録されています。お馴染みの名バラードを味わい深いソウル・ジャズ・バラードで聴かせてくれます。オルガンのセピアな響きがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Q0I0UYlwqoQ

「Alone Again (Naturally)」
Gilbert O'Sullivan、1972年の大ヒット・シングルをカヴァー。ストリングスを配し、楽曲の良さを引き立てるソウル・ジャズに仕上がっています。シタール風ギターの響きがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Ki6x_B-Zj7g

「Where Is The Love?」
Roberta Flack & Donny Hathawayの大ヒット曲をカヴァー(Ralph MacDonald/William Salter作)。オリジナルはアルバム『Roberta Flack & Donny Hathaway』(1972年)に収録されています。女性コーラス入りのソウルフルな仕上がり。美しいストリングスをバックに、涼しげなフルートと味わいのあるオルガンの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=RP-ypcP2NBo

「Some Neck」
Ronnie Foster作。ニューソウル調ソウル・ジャズといった趣のオリジナル。ファンキー&グルーヴィーな格好良さがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=I7w4X_UGMgc

「It's Just Gotta Be That Way」
Crusadersのカヴァー(Wayne Henderson作)。オリジナルはアルバム『Crusaders 1』(1972年)に収録されています。本作のカヴァー・セレクトの中では最もシブい感じの曲ですね。オリジナルよりも哀愁モードを強調したバラードで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=VMWBjlEZQvg

「Superwoman」
Stevie Wonder、1972年のシングル曲をカヴァー。オリジナルはアルバム『Music of My Mind』(1972年)に収録されています。オリジナルの雰囲気を受け継いだスマートなオルガン・ソウル・ジャズで聴かせてくれます。後半のファンキーな盛り上がりがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=oCzr2jmffnc

「Inot」
Ronnie Foster作。レア・グルーヴ好きの人にとって、本作のハイライトはこのスリリングなジャズ・ファンクかもしれませんね。コズミックに疾走する格好良さは格別です。
https://www.youtube.com/watch?v=3J6qw9uawW4

Ronnie Fosterの他作品もチェックを!

『Two Headed Freap』(1972年)
トゥー・ヘッディド・フリープ

『On the Avenue』(1974年)
オン・ジ・アヴェニュー

『Live At Montreux』(1974年)
ロニー・フォスター・ライヴ・アット・モントルー

『Cheshire Cat』(1975年)
チェシャ・キャット

『Delight』(1979年)
デライト【完全生産限定盤】

『Love Satellite』(1978年)
LOVE SATELLITE ~ EXPANDED EDITION

『The Racer』(1987年)
ザ・レーサー
posted by ez at 03:17| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月10日

Marvin Gaye『In Our Lifetime』

いわく付きとなったMotownラスト作☆Marvin Gaye『In Our Lifetime』
In Our Lifetime
発表年:1981年
ez的ジャンル:レジェンド男性ソウル・シンガー
気分は... :食わず嫌いかも?

久々のMarvin Gayeです。
セレクトしたのはMotown/Tamlaでのラスト・アルバム『In Our Lifetime』(1981年)です。

レジェンド男性ソウル・シンガーMarvin Gayeについて、当ブログでこれまで紹介したのは以下の4枚。

 『What's Going On』(1971年)
 『Trouble Man』(1972年)
 『I Want You』(1976年)
 『Midnight Love』(1982年)

前回紹介した『Trouble Man』のエントリーが2009年10月9日だったので、約9年半ぶりのMarvin作品の紹介となります。

この流れでいえば、次は人気作『Let's Get It On』(1973年)あたりを紹介すべきなのでしょうが、あまのじゃくな僕は『In Our Lifetime』をセレクトしてしまいます(笑)

ファンの方はご存知の通り、本作『In Our Lifetime』(1981年)は、元々『Love Man』のタイトルで制作が進めされていたアルバムです。

Motownの総帥Berry Gordy Jr.の姉Anna Gordy Gayeとの離婚問題でMotownとの関係に亀裂が生じ、移籍を望んだMarvinに対して、本人の承諾なしにリリースしたいわく付きの1枚です。

本人の未承諾=未完成の作品というイメージが強かったので、昔はMarvinのオリジナル・アルバムとして認めたくない思いが強く、マイナスな先入観で聴いていました。しかしながら、月日が経つにつれてスクエアなスタンスで聴けるようになり、案外いいアルバムかもしれないと思うようになってきました。

プロデュースはMarvin Gaye本人。

レコーディングにはMarvin Gaye(vo、key、ds)以下、Gordon Banks(g)、Curtis Nolen(g)、Raymond Crossley (key)、Bugsy Wilcox(ds)、Gary Jones(congas、per)、Sonship Theus(per)等のミュージシャンが参加しています。

セクシー・メロウ・ダンサー「Heavy Love Affair」『I Want You』な魅力がある「Life Is For Learning」、ベース・ラインが格好良いメロウ・ファンク「Funk Me」、シングルにもなった爽快ダンサー「Praise」、ボーナス・トラックの1979年のシングル曲「Ego Tripping Out」あたりが僕のおススメです。

僕のように先入観で食わず嫌いな人もいるかもしれませんが、スクエアなスタンスで聴けば楽しめると思います!

全曲紹介しときやす。

「Ego Tripping Out」
1979年のシングル曲をCDボーナス・トラックとして追加収録。Marvinのセクシーな魅力が映えるファンキー・グルーヴですが、今聴くと、ラップの隆盛を予感させるような楽曲に仕上がっているのが興味深いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=cT404lA4TGU

「Praise」
この曲もシングルになりました。爽快ダンサーと共にMarvinのヴォーカルが疾走する。この時期のMarvin自身のゴタゴタと真逆の開放的なムードが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=A360wOzu1Io

「Life Is For Learning」
セクシーMarvinの魅力全開のメロウ・グルーヴ。『I Want You』のMarvinがお好きな人であれば気に入るはず!僕がMarvinに期待するのは、こういう音世界です。
https://www.youtube.com/watch?v=MZQvHOv5fDA

2nd II None「Underground Terror」、Esham「No Singing/misery」、Eightball「The Artist Pays the Price」、Mista Rodd feat. Jazze Pha「Cheeze」のサンプリング・ソースとなっています。
2nd II None「Underground Terror」
 https://www.youtube.com/watch?v=Zov-iHoMAVU
Esham「No Singing/misery」
 https://www.youtube.com/watch?v=8WURPZOQyTU
Eightball「The Artist Pays the Price」
 https://www.youtube.com/watch?v=qj_67dYO3Yg

「Love Party」
軽やかなメロウ・ダンサー。他の楽曲と比較すると多少見劣りしますが、それでも悪くない1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=N5uyjY3S18I

「Funk Me」
ボトムの効いたベース・ラインが格好良いセクシー・メロウ・ファンク。ノリのいいディスコ・ファンクと一緒に聴いてもフィットするはず!
https://www.youtube.com/watch?v=W6GUV0C2mXo

Mobb Deep「M.O.B.」、Amerigo Gazaway feat. Toshi「Living for the Funk」のサンプリング・ソースとなっています。
Mobb Deep「M.O.B.」
 https://www.youtube.com/watch?v=esaMe3hgbP0
Amerigo Gazaway feat. Toshi「Living for the Funk」
 https://www.youtube.com/watch?v=mpIjp_78Z44

「Far Cry」
ファンキーなミディアム・グルーヴの前半からセクシー・バラードの中盤へ、後半は再びミディアム・グルーヴへ・・・
https://www.youtube.com/watch?v=CFCkY31unmY

U-God「Bizarre」、Snoop Dogg「Dance Wit Me」、Yo Gotti feat. Bun B & 8Ball「Gangsta Party」、Fabolous & Jadakiss feat. Swizz Beatz「Theme Music」等のサンプリング・ソースとなっています。
U-God「Bizarre」
 https://www.youtube.com/watch?v=oH0oAzGhMBg
Snoop Dogg「Dance Wit Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=SlZugWAU2PQ
Yo Gotti feat. Bun B & 8Ball「Gangsta Party」
 Yo Gotti feat. Bun B & 8Ball「Gangsta Party
Fabolous & Jadakiss feat. Swizz Beatz「Theme Music」
https://www.youtube.com/watch?v=W9Lo5qhXPDo

「Love Me Now Or Love Me Later」
ブルージーなエッセンスがユニークなミディアム・バラード。アルバムのアクセントにはなっていますが、僕には少しビミョー・・・
https://www.youtube.com/watch?v=YbbDFwvjHhA

「Heavy Love Affair」
本作の一番人気はコレなのでは?僕の好きなMarvinに出会えるセクシー・メロウ・ダンサー。それでも完成度にさらなる余地を感じるので、本人納得レベルまで完成度を高めたらどうなっていたのか・・・なんて思ってしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=SdqILd1GB0w

Linus Loves「The Love」のサンプリング・ソースとなっています。
Linus Loves「The Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=CnWhaoLDgIQ

「In Our Lifetime」
ラストは7分という長尺のタイトル曲。ファルセット・ヴォーカルを駆使した軽やかなファンキー・グルーヴ。序盤や途中で「Ego Tripping Out」と同じくラップ調のアプローチも聴こえてきます。エンディングはセンチメンタルな雰囲気で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6cfUUK_ndjE

Group Home「Serious Rap Shit」、Teflon「Get Mine」のサンプリング・ソースとなっています。
Group Home「Serious Rap Shit」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZJXildJRHl4

『What's Going On』以降のMarvin Gaye作品もチェックを!

『What's Going On』(1971年)
What's Going on

『Trouble Man』(1972年)
Trouble Man

『Let's Get It On』(1973年)
Let's Get It on

Diana Ross & Marvin Gaye『Diana & Marvin』(1973年)
Diana Ross and Marvin Gaye

『I Want You』(1976年)
アイ・ウォント・ユー

『Here, My Dear』(1978年)
Here My Dear (Exp) (Dig)

『Midnight Love』(1982年)
Midnight Love
posted by ez at 02:37| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月09日

Marc Dorsey『Crave』

上質の男性R&B作品☆Marc Dorsey『Crave』
Crave
発表年:1999年
ez的ジャンル:実力派男性R&B
気分は... :懇願せよ・・・

今回は90年代R&B作品からMarc Dorsey『Crave』(1999年)です。

Marc DorseyはワシントンD.C.出身の男性R&Bシンガー。

映画監督Spike Leeに見出され、彼の監督作品『Crooklyn』(1994年)のサントラ収録曲「People Make the World Go Round」(The Stylisticsのカヴァー)でデビューします。さらにSpike Leeの監督作品『Clockers』(1995年)のサントラにも起用されました。

その後、MC Lyte「I Can’t Make A Mistake」(1998年)、Kelis「Ghetto Children」(1999年)にフィーチャリングされています。

Marc Dorsey「People Make the World Go Round」(1994年)
 https://www.youtube.com/watch?v=ojx3w1Jhslc
MC Lyte Feat. Marc Dorsey「I Can’t Make A Mistake」(1998年)
 https://www.youtube.com/watch?v=1xKGqh52iCQ
Kelis Feat. Marc Dorsey & N.E.R.D「Ghetto Children」(1999年)
 https://www.youtube.com/watch?v=sh6ipIJy5Ys

そして、Jiveとの契約に成功し、遂にデビュー・アルバムとなる本作『Crave』(1999年)をリリースしています。

2002年にはLL Cool J「Luv U Better」でフィーチャリングされ、USシングル・チャート第4位、同R&Bチャート第1位の大ヒットとなり、グラミーにもノミネートされています。

さらにはJay-Z作品などにもフィーチャリングされましたが、知らぬ間にシーンから消えていました。

結果として、Marc Dorsey唯一のアルバムとなった本作『Crave』(1999年)は、商業的には成功しませんでしたが、中身はかなり充実しています。90年代カテゴリーに区分していますが、肌触りとしては2000年代R&B作品といった感じです。

メイン・プロデュースはLarry "Rock" CampbellTimmy Allen

シングルにもなった「If You Really Wanna Know」、セクシーな「Break It Down」Stevie Wonderの名曲カヴァー「All I Do」、Eugene Wildeの作の「In The Ghetto」、素敵なラブ・バラード「Love You Again」あたりが僕のおススメです。

それ以外にも佳曲が揃った魅力的な男性R&B作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「If You Really Wanna Know」
Manuel Sealプロデュース。シングルにもなったオープニング曲。セクシー&ダンサブルながらも、しっかりMarcのヴォーカルを聴かせてくれるのがいいですね。彼の声質の良さを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=3FKQ106DJK8

「Break It Down」
Mattias Gustafsson/Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。セクシーな魅力に溢れたミディアム・グルーヴ。派手さはありませんが、巧みなプロダクションもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=69ywdZFGcJI

「Tell Your Man (He's Gotta Go)」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。美しいアコギの響きが印象的なビューティフル・バラード。歌詞の方が切ないですが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=NRuq7qvcgug

「Crave」
シングル・カットもされたタイトル曲は映画『The Wood』(1999年)のサントラにも収録されました。美しいストリングスとアコギをバックに、切々と歌い上げる感動バラードです。Marcの声質の良さが映えます。Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=ybIYF0hGZbk

「Can You Ever Love Somebody」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。オルガン&ベースの効いたバッキングが印象的なミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=tnOYJhLPAdY

「All The Way」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。2000年前後のR&Bらしい雰囲気の漂う哀愁ミディアム。バック・ヴォーカルのFitzgerald Scottとの掛け合いがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=2H7DcEKb0tw

「As We Lay」
Shirley Murdockの名バラードをカヴァー(Roger Troutman/Billy Beck作)。オリジナルは『Shirley Murdock』(1986年)に収録されています。男性アーティストがこの曲をカヴァーするのは少し意外ですが、スケールの大きい感動バラードを堂々と歌い上げます。Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=-dSf6B8ImCc

「All I Do」
Stevie Wonderの名曲カヴァー。オリジナルは『Hotter than July』(1980年)に収録されています。Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。2000年モードの「All I Do」といった雰囲気があって格好良いカヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=9hf5JINvt5Q

「In The Ghetto」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。80〜90年代に活躍した男性R&BシンガーEugene Wildeの作品です。Marcのヴォーカルとサウンド・プロダクションが楽曲の良さをうまく引き出している感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dm31BHgCr3s

「Love You Again」
Larry "Rock" Campbell/Timmy Allenプロデュース。ラストは素敵なラブ・バラードで感動的に締め括ってくれます。思わず涙腺が崩壊しそうになりますよ!

深夜テレビでショーケンを追悼する特別番組、『傷だらけの天使』最終回を見ていたら胸が熱くなってきました。やはりショーケンは格好良かったなぁ・・・
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
posted by ez at 03:41| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月08日

Gregory Isaacs『Cool Ruler』

レジェンド・レゲエ・シンガーの代表作☆Gregory Isaacs『Cool Ruler』
Cool Ruler
発表年:1978年
ez的ジャンル:四天王レジェンド・レゲエ・シンガー
気分は... :クール・ルーラー!

今回はレジェンド・レゲエ・シンガーGregory Isaacs(1951-2010年)の代表作『Cool Ruler』(1978年)です

Gregory Isaacsは、Dennis BrownFreddie McGregorSugar Minottと並び四天王と呼ばれたレゲエ・シンガー。

1951年ジャマイカ、キングストン生まれ。1968年にレコード・デビューし、ヴォーカル・トリオThe Concordsでの活動を経て、1970年代に入りソロ活動を再開します。

1973年には自身のレーベルAfrican Museum record labelを設立。1978年の映画『Rockers』への出演も相俟って人気レゲエ・シンガーの地位を確立していきます。

その後もコンスタントに作品をリリースしますが、2010年に癌のため逝去(享年59歳)。

大してレゲエに詳しくなく、実際に作品も多くは聴いていない僕ですが、四天王の中ではイメージで何となくGregory Isaacsが一番好きでしたね。セクシー&ルードな雰囲気に惹かれたんですかね。

個人的にGregory Isaacsといえば、『Night Nurse』(1982年)の印象が最も強いのですが、今日Gregory Isaacsの代表作といえば、本作『Cool Ruler』(1978年)を推す声が多いみたいですね。

彼のニックネームにもなったCool Rulerをタイトルに冠した本作『Cool Ruler』(1978年)は、海外向けにはVirgin Records傘下のFront Line Recordsからリリースされた作品であり、Sly & Robbie(Sly Dunbar/Robbie Shakespeare)をはじめとするChannel Oneのハウス・バンドThe Revolutionariesの面々等がバッキングを務めています。

Sly Dunbar(ds)、Robbie Shakespeare(b)、Ernest Wilson(b)、Bertram "Ranchie" McLean(g)、Bingy Bunny(g)、Chinna(g)、Ansel Collins(key)、Bobby Ellis(horns)、Herman Marquis(horns)、Tommy McCook(horns)、The Heptones(back vo)がレコーディング・メンバーです。

セクシー&ソウルフルな「Native Woman」「Raving Tonight」The Heptonesのコーラスが盛り立てる「John Public」、洒脱なセンスが冴える「Party In The Slum」「Don't Pity Me」、僕の一番のお気に入りのラヴァーズ「Let's Dance」、哀愁メロウな「One More Time」あたりが僕のおススメです。
「」

セクシー&ソウルフルなGregory Isaacsな魅力とChannel One系ミュージシャンの好バッキングがケミストリーを起こした素敵なレゲエ・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Native Woman」
メロウ・フィーリングの素敵なラヴァーズがオープニング。Gregoryのセクシー&ソウルフルな魅力を満喫できます。ファンキー・ギターのアクセントもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=cwQO4wzyC5U

「John Public」
格好良いリズム隊とThe HeptonesによるコーラスがGregoryのヴォーカルを盛り立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=YnduqNw1n30

「Party In The Slum」
軽やかなリズムと確信犯的にチープなキーボードが印象的なルーツ・レゲエ。Gregoryやバッキングの洒脱なセンスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=LKQZSOcf7fo

「Uncle Joe」
哀愁のメロディをGregoryが憂いを帯びたヴォーカルで歌い上げるルーツ・レゲエらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jOCzpB6a9y8

「Word Of The Farmer」
セクシーさが魅力のGregoryですが、こういう硬派な感じもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fDjFObad1n8

「One More Time」
セクシーな哀愁メロウ。何処となく寂しげなGregoryのヴォーカルがいいですね。Ansel Collinsのキーボードも冴えわたります。
https://www.youtube.com/watch?v=_hf0wRmULaw

「Let's Dance」
John Holt作。ホーン隊が盛り上げてくれる至極のラヴァーズが開放的な気分にさせてくれるます。Gregoryらしいセクシー・ヴォーカルを満喫できます。僕の一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=6_ki-5fKvT0

「Don't Pity Me」
Gregoryやバッキングの洒脱なセンスにグッとくる1曲。はかなさの美学を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=CBW-GkN9jv4

「Created By The Father」
Dennis Brown作。Gregoryの声質の良さを感じる1曲。推進力のあるリズム隊の力強さも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=aFtxJJAibbs

「Raving Tonight」
ラストはセクシーにキメてくれます。Gregoryのソウルフルなヴォーカルの魅力が映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=0YkJirqrsxw

本作の収録曲をメインとしたダブ・アルバム『Slum in Dub』(1978年)も本作の姉妹作品としてチェックするのも楽しいのでは?

『Slum in Dub』(1978年)
Slum in Dub

Gregory Isaacsの70年代、80年代の他作品もチェックを!

『Extra Classic』(1977年)
Extra Classic...Plus!

『Mr. Isaacs』(1978年)
Mr. Isaacs

『Soon Forward』(1979年)
Soon Forward

『More Gregory/Night Nurse』(1981/1982年) ※2in1CD
More Gregory + Night Nurse

『Easy』(1984年)
Easy

Dennis Brown/Gregory Isaacs『Judge Not』(1984年)
Judge Not

『Private Beach Party』(1985年)
Private Beach Party

『All I Have Is Love, Love, Love』(1986年)
All I Have Is Love
posted by ez at 02:20| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする