2019年04月08日

Gregory Isaacs『Cool Ruler』

レジェンド・レゲエ・シンガーの代表作☆Gregory Isaacs『Cool Ruler』
Cool Ruler
発表年:1978年
ez的ジャンル:四天王レジェンド・レゲエ・シンガー
気分は... :クール・ルーラー!

今回はレジェンド・レゲエ・シンガーGregory Isaacs(1951-2010年)の代表作『Cool Ruler』(1978年)です

Gregory Isaacsは、Dennis BrownFreddie McGregorSugar Minottと並び四天王と呼ばれたレゲエ・シンガー。

1951年ジャマイカ、キングストン生まれ。1968年にレコード・デビューし、ヴォーカル・トリオThe Concordsでの活動を経て、1970年代に入りソロ活動を再開します。

1973年には自身のレーベルAfrican Museum record labelを設立。1978年の映画『Rockers』への出演も相俟って人気レゲエ・シンガーの地位を確立していきます。

その後もコンスタントに作品をリリースしますが、2010年に癌のため逝去(享年59歳)。

大してレゲエに詳しくなく、実際に作品も多くは聴いていない僕ですが、四天王の中ではイメージで何となくGregory Isaacsが一番好きでしたね。セクシー&ルードな雰囲気に惹かれたんですかね。

個人的にGregory Isaacsといえば、『Night Nurse』(1982年)の印象が最も強いのですが、今日Gregory Isaacsの代表作といえば、本作『Cool Ruler』(1978年)を推す声が多いみたいですね。

彼のニックネームにもなったCool Rulerをタイトルに冠した本作『Cool Ruler』(1978年)は、海外向けにはVirgin Records傘下のFront Line Recordsからリリースされた作品であり、Sly & Robbie(Sly Dunbar/Robbie Shakespeare)をはじめとするChannel Oneのハウス・バンドThe Revolutionariesの面々等がバッキングを務めています。

Sly Dunbar(ds)、Robbie Shakespeare(b)、Ernest Wilson(b)、Bertram "Ranchie" McLean(g)、Bingy Bunny(g)、Chinna(g)、Ansel Collins(key)、Bobby Ellis(horns)、Herman Marquis(horns)、Tommy McCook(horns)、The Heptones(back vo)がレコーディング・メンバーです。

セクシー&ソウルフルな「Native Woman」「Raving Tonight」The Heptonesのコーラスが盛り立てる「John Public」、洒脱なセンスが冴える「Party In The Slum」「Don't Pity Me」、僕の一番のお気に入りのラヴァーズ「Let's Dance」、哀愁メロウな「One More Time」あたりが僕のおススメです。
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セクシー&ソウルフルなGregory Isaacsな魅力とChannel One系ミュージシャンの好バッキングがケミストリーを起こした素敵なレゲエ・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Native Woman」
メロウ・フィーリングの素敵なラヴァーズがオープニング。Gregoryのセクシー&ソウルフルな魅力を満喫できます。ファンキー・ギターのアクセントもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=cwQO4wzyC5U

「John Public」
格好良いリズム隊とThe HeptonesによるコーラスがGregoryのヴォーカルを盛り立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=YnduqNw1n30

「Party In The Slum」
軽やかなリズムと確信犯的にチープなキーボードが印象的なルーツ・レゲエ。Gregoryやバッキングの洒脱なセンスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=LKQZSOcf7fo

「Uncle Joe」
哀愁のメロディをGregoryが憂いを帯びたヴォーカルで歌い上げるルーツ・レゲエらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jOCzpB6a9y8

「Word Of The Farmer」
セクシーさが魅力のGregoryですが、こういう硬派な感じもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fDjFObad1n8

「One More Time」
セクシーな哀愁メロウ。何処となく寂しげなGregoryのヴォーカルがいいですね。Ansel Collinsのキーボードも冴えわたります。
https://www.youtube.com/watch?v=_hf0wRmULaw

「Let's Dance」
John Holt作。ホーン隊が盛り上げてくれる至極のラヴァーズが開放的な気分にさせてくれるます。Gregoryらしいセクシー・ヴォーカルを満喫できます。僕の一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=6_ki-5fKvT0

「Don't Pity Me」
Gregoryやバッキングの洒脱なセンスにグッとくる1曲。はかなさの美学を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=CBW-GkN9jv4

「Created By The Father」
Dennis Brown作。Gregoryの声質の良さを感じる1曲。推進力のあるリズム隊の力強さも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=aFtxJJAibbs

「Raving Tonight」
ラストはセクシーにキメてくれます。Gregoryのソウルフルなヴォーカルの魅力が映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=0YkJirqrsxw

本作の収録曲をメインとしたダブ・アルバム『Slum in Dub』(1978年)も本作の姉妹作品としてチェックするのも楽しいのでは?

『Slum in Dub』(1978年)
Slum in Dub

Gregory Isaacsの70年代、80年代の他作品もチェックを!

『Extra Classic』(1977年)
Extra Classic...Plus!

『Mr. Isaacs』(1978年)
Mr. Isaacs

『Soon Forward』(1979年)
Soon Forward

『More Gregory/Night Nurse』(1981/1982年) ※2in1CD
More Gregory + Night Nurse

『Easy』(1984年)
Easy

Dennis Brown/Gregory Isaacs『Judge Not』(1984年)
Judge Not

『Private Beach Party』(1985年)
Private Beach Party

『All I Have Is Love, Love, Love』(1986年)
All I Have Is Love
posted by ez at 02:20| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする