2019年04月24日

The M-Zee Band『Doctor Rhythm』

人気プロデューサーMichael Zagerのディスコ・ユニット☆The M-Zee Band『Doctor Rhythm』
Doctor Rhythm
発表年:1981年
ez的ジャンル:N.Y.ディスコ/ファンク
気分は... :ジャケはスルーで・・・

ディスコ・ヒットThe Michael Zager Band「Let's All Chant」(1977年)で知られるプロデューサーMichael Zager率いるThe M-Zee Band唯一のアルバム『Doctor Rhythm』(1981年)です。

Michael Zagerは1943年ニュージャージー州生まれ。

60年代後半から70年代前半にかけて、プログレ/ジャズ・ロック・バンドTen Wheel Driveのキーボード奏者として活動した後、プロデューサー/ソングライターとして精力的に活動し、Cissy HoustonPeabo BrysonThe Spinners等数多くの作品を手掛ける売れっ子となります。

また、自身のグループThe Michael Zager Bandを率い、1977年にディスコ・ヒット「Let's All Chant」を放っています。

そのMichael ZagerがThe Michael Zager Bandとは別名義でリリースしたのが、The M-Zee Band名義の本作『Doctor Rhythm』(1981年)です。

メンバーとしてクレジットされているのが、Michael Zager(key、syn)、Alfred Adams(ds)、Jolyon Skinner(vo、b)、Michael Campbell(g)、Alvin Fields(back vo)の5名。

それ以外にJimmy Maelen(per)、Wayne Cooper(back vo)、Eltesa Weathersby(voice)、Pete Canarozzi(prog)等がレコーディングに参加しています。

内容は全編N.Y.らしいディスコ/ファンク/ブギーで埋め尽くされた1枚に仕上がっています。

「Doctor Rhythm」「Who's Funkin' You」あたりが人気のようですが、個人的にはアーバンな「Sure Shot」が一番のお気に入りです。

Michael Zagerのディスコ/ファンク・プロデューサーとしての才を存分に満喫できる1枚だと思います。

どうしようもないジャケに惑わされず、まず聴くべし!

全曲紹介しときやす。

「Doctor Rhythm」
N.Y.ディスコらしい洗練されたミディアム・ブギー。印象的なベース・ライン、妖しげなシンセは昨今のブギー・ブームにも符号する1曲に仕上がっているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=_TtX5I7UEL8

「Who's Funkin' You」
人を喰ったようなカッティング・ギターの音色がいい感じのミディアム・ディスコ・ファンク。Michael Zagerのセンスを感じる、完成度の高いブギー・サウンドです。
https://www.youtube.com/watch?v=-NRM03vLY4k

「Bop Box」
本作らしいシンセ・サウンドが牽引する都会的なファンク・チューン。なかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=Gzg_eSvokBM

「Sure Shot」
僕の一番のお気に入り。Chicあたりのエッセンスも感じるアーバンなディスコ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=0HFQGwKMx7g

「I'm Savin' It For The One I Love」
ポップ・ディスコ的な仕上がり。シンセのポップな音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=DfqTcGpyXVs

「Fun House」
うねるベース・ラインと妖しげなシンセの音色の組み合わせがいい感じのディスコ・ファンク。シンセ使いの妙とアンダーグラウンドな格好良さが魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=zuQl_MTPZ6E

「Street Beat」
ラストは軽快なギター・カッティングのディスコ・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=C2DV4zB--Zo

The Michael Zager Band『Let's All Chant』(1978年)
LET'S ALL CHANT ~ EXPANDED EDITION
posted by ez at 01:46| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする