2019年05月16日

Melvin Riley『Ghetto Love』

Ready For The Worldのリード・シンガーによる初ソロ☆Melvin Riley『Ghetto Love』
Ghetto Love
発表年:1994年
ez的ジャンル:セクシー系男性R&B
気分は... :「未」用心 or 「無」用心

90年代男性R&BからMelvin Riley『Ghetto Love』(1994年)です。

Melvin Rileyは80年代に活躍したソウル/ファンク・ユニットReady For The Worldのリード・ヴォーカル。

1982年にミシガン州フリントで結成された彼らは「Oh Sheila」(1985年)(USチャート第1位、同R&Bチャート第1位)、「Love You Down」(1986年)(USチャート第9位、同R&Bチャート第1位)といったヒットを放ちました。特にPrinceらミネアポリス・ファンクの影響を感じる「Oh Sheila」のヒットは印象的でした。

Ready For The World「Oh Sheila」
 https://www.youtube.com/watch?v=wbL2lMn34Oo
Ready For The World「Love You Down」
 https://www.youtube.com/watch?v=r3Ui8_oqc9Q

1991年にReady For The World解散後、Melvin Rileyはソロ活動に転じます。そして、ソロ第一弾アルバムとしてリリースされたのが本作『Ghetto Love』(1994年)です。

Melvin Riley自身のセルフ・プロデュースです(共同プロデュースを含む)。

全15曲。スロウ系が中心ですが、どエロ・モードから真摯なオーセンティック・モードまで振り幅が大きすぎて少し戸惑います。曲数は少ないですがダンサブル系も悪くありません。

スロウ系であれば、「Servin' It」「What Makes A Man (Wanna Cheat On His Woman)」「Spoil You」がおススメです。

ダンサブル系であれば、The Emotions「Blind Alley」ネタの「Goin' Thru A Thang」、G-Funkモードの三連発「Little Somethin' Somethin'」「#1 Nigga From The Hood」「Cutta Me Loose」がおススメです。

序盤のどエロ・モードでドン引きしないでくださいね!

全曲紹介しときやす。

「Interlude」
インタールード。

「Whose Is It?」
シングルにもなったセクシー・バラード。セクシーな仕掛けを散りばめたエロエロな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=wA7dFUqY_lA

「I'm All In」
「Whose Is It?」に続きセクシー・モードのバラード。聴いてる方が赤面してしまうエロさです。
https://www.youtube.com/watch?v=mJL6jd4aKeQ

「Servin' It」
おススメその1。同じバラードでもエロを抑えたメロウ・バラード。僕にはこの位のセクシー・モードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dQeJOS2quuQ

「If You Don't Tell I Won't Tell」
女性コーラスも加わった切ないヴォーカルの哀愁メロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=1afG16UkAfU

「Goin' Thru A Thang」
The Emotions「Blind Alley」をサンプリングしたメロウ&グルーヴィーなおススメその2。ダンサブル・チューン。ラップ・パートもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=pHz1WGIchNI

「What Makes A Man (Wanna Cheat On His Woman)」
おススメその3。シングルにもなった90年代男性R&Bグループ風のメロウ・バラード。「Whose Is It?」のエロ路線よりも、このタイプのバラードの方が僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=A6r2_icVNGk

「Love's Gonna Get Cha」
ピアノをバックに誠実な語り口で歌い上げるオーセンティック・バラード。「Whose Is It?」とのギャップにビックリ!
https://www.youtube.com/watch?v=SYgjGlzGtZ4

「Ghetto Love」
哀愁メロディを切々と歌い上げるバラード。なかなか雰囲気あっていい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=16SKq2Zu8PA

「Tabs On Ya」
前曲からの流れがいい感じの哀愁バラード。男の哀愁がジンワリと伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=0Vgl8VbxemU

「Little Somethin' Somethin'」
おススメその4。G-Funkモードのピーヒャラ・シンセが印象的なダンサブル・チューン。このタイプは彼にフィットしているかも?Marvin Gaye「"T" Plays It Cool」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=xYXbgxaHslY

「#1 Nigga From The Hood」
おススメその5。哀愁モードのミディアム・グルーヴ。ここでもG-Funk調のピーヒャラ・シンセが飛び出します。KC & the Sunshine Band「What Makes You Happy」、Najee「Betcha Don't Know」、Dr. Dre & Snoop Dogg feat. Bushwick Bill, The Lady of Rage and RBX「Stranded on Death Row」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=D5pMKeQ7ujo

「Cutta Me Loose」
おススメその6。MC Breedのラップをフューチャーしたダンサブル・チューン。コレもG-Funkのエッセンスを取り入れています。Ohio Players「Funky Worm」 、Albert King「I'll Play the Blues for You」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=DSiaEgkJhq4

「Bone In The Bag」
少しダーク・トーンのミディアム・グルーヴ。ゲットー感が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=P7PNHHtso08

「Spoil You」
おススメその7。ラストはMelvinの魅力が存分に伝わってくるセクシー・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NKSPAnD7Z0I

本作以降、2000年に2ndアルバム『Bedroom Stories』をリリースしています。

『Bedroom Stories』(2000年)
melvin riley bedroom stories.jpg
posted by ez at 01:25| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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