2019年05月23日

A Few Good Men『Take A Dip』

Babyface、L.A. Reid、Dallas Austinプロデュース☆A Few Good Men『Take A Dip』
a few good men take a dip.jpg
発表年:1995年
ez的ジャンル:LaFace系男性R&Bグループ
気分は... :転機をどう乗り切るか?

今回は90年代男性R&Bグループ作品からA Few Good Men『Take A Dip』(1995年)です。

A Few Good Menは、Aaron HilliardDavid MorrisTony AmeyDemail Burksの4人が結成した男性R&Bグループ。

BabyfaceL.A. ReidLaFace Recordsとの契約に成功し、LaFace Recordsのコンピ『A LaFace Family Christmas』(1993年)に参加し、グループのお披露目を行います。

1994年には期待のデビュー・アルバム『A Thang for You』をリリースしますが、サンプリング・リソースの権利問題が発生し、直ちに店頭から回収という憂き目に遭ってしまいます。

そして、『A Thang for You』から楽曲を大幅に差し替えて再構成した出直しアルバムが本作『Take A Dip』(1995年)です。

BabyfaceL.A. Reidといったレーベルの総帥をはじめ、Dallas AustinDaryl SimmonsTim ThomasTed BishopTony Rich等がプロデュースを手掛けています。

実力派グループだけに、シングルにもなった「Have I Never」をはじめ、グループの魅力が伝わってくる「A Thang For You」Babyface作の「Young Girl」、L.A. Reidプロデュースの「Don't Cry (Behind My Back)」といったバラードの良さが際立ちます。

シングルにもヒップホップ・ソウル「Tonite」Zapp「Computer Love」ネタの「All Of My Love」、G-Funk風の「Walk You Thru」といったキャッチーなダンサブル・チューンもおススメです。

全体的に安定感のある良質な男性R&Bグループ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Tonite」
Dallas Austinプロデュース。Slick Rick「Treat Her Like a Prostitute」をサンプリングしたキャッチーな爽快ヒップホップ・ソウル。シングルにもなりました。実にスマートなのがLaFaceらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=4zkPiKcqiBI

「Walk You Thru」
Dallas Austinプロデュース。G-Funk風のトラックが印象的な哀愁ダンサブル・チューン。Dallas Austinらしい仕事ぶりを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=ecKSwyhpd6Y

「Let's Take A Dip」
Dallas Austinプロデュース。Dallas AustinがメンバーだったR&BグループHighland Place Mobstersのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『1746DCGA30035』(1992年)に収録されています。本ヴァージョンはコーラス・グループらしいバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QO6ci_D7q0U

「All Of My Love」
Dallas Austinプロデュース。Zapp「Computer Love」の引用と共にスタートする爽快グルーヴ。Dallas Austinのセンスとグループのキャラがフィットしたキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=B2D-OmfjWek

「Please Baby Don't Cry (Interlude)」
次の名曲へと向かうインタールード。

「Have I Never」
Babyface/Daryl Simmonsプロデュース。シングルにもなったビューティフル・バラード。ソングライティングもBabyfaceであり、さすがはBabyface!と思わせる至極のバラードに仕上がっています。愛する人と2人でどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=4YGcEXkZyG0

「A Thang For You」
Derek "D.O.A." Allenプロデュースによるミディアム・バラード。素晴らしいヴォーカルワークをはじめ、グループの魅力を存分に引き出している名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PQpTJss4PmQ

「Young Girl」
Babyface/Daryl Simmonsプロデュース。ソングライティングもBabyfaceであり、楽曲の良さが光る素敵なラブ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=qLANXFm247g

「Don't Cry (Behind My Back)」
L.A. Reid/Tony Richプロデュース。美しいメロディを素敵なコーラスワークで歌い上げるビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=oUPyZy8XtrA

「Sexy Day」
Tim Thomas/Ted Bishopプロデュース。タイトルの通りセクシー・モードですが、エロエロにならずスマートなのが彼ららしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=ys-gq6qEaR0

「A Good Man」
Daryl Simmonsプロデュース。オーセンティックなバラードを堂々と歌い上げる。まさにグッド・マンな仕上がり!
https://www.youtube.com/watch?v=OR76ip9KXf4

「1-900-G-Man (How I Say I Love You)」
Daryl Simmonsプロデュース。ラストは7分超のストーリー性のあるバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=nARpELRD_PQ

『A Thang for You』(1994年)
Thang for You
posted by ez at 00:38| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする