発表年:1979年
ez的ジャンル:デトロイト・モダン・ソウル/ファンク/ディスコ
気分は... :三昧/覚・・・
今回はAnita Baker、Michael J. Powellを擁したファンク・グループChapter 8のデビュー・アルバム『Chapter 8』(1979年)です。
デトロイトで結成されたファンク・グループChapter 8の紹介は、2ndアルバム『This Love's For Real』(1985年)に続き2回目となります。
本作『Chapter 8』(1979年)におけるメンバーは、Derek Dirckson(ds、per)、Michael J. Powell(g)、Allen E. Nance, Jr.(tb)、Courtlen Hale(as、ts、bs、fl)、Anita Baker(vo)、Gerald Lyles(vo)、Scott L. Guthre(tp、flh)、David Washington(b、back vo)、Van Cephus(p、syn)という9名。
商業的には不発に終わった本作『Chapter 8』(1979年)ですが、後に人気シンガーとなるAnita Bakerや、売れっ子プロデューサーなるMichael J. Powellが在籍していたグループの作品として再評価が高まった1枚です。
プロデュースはDerek DircksonとMichael J. Powell。
メンバー以外にLaMont Johnson(b、back vo)、David (Chung) Spradley(syn)、John Brooks(back vo)、Larry Cunningham(handclap)、Lorenzo (Bag Of Tricks) Brown(bongos、congas、timbales)、Mike Papa(syn)、Mark Johnson(syn)、Mark Johnson(vibe)、Mike Flemming(fl)、Norma Jean Bell (as、back vo)等のミュージシャンがレコーディングに参加しています。
ディスコ/ファンク、爽快モダン・ソウル、メロウ・バラードがバランス良く配された充実作です。Michael J. Powellのソングライティングの素晴らしさも再認識できます。
Anitaの魅力に満ちた絶品スロウ「I Just Wanna Be Your Girl」、GeraldとAnitaのデュエットによるメロウ・バラード「Ready For Your Love」、スウェイビートな名曲「Don't You Like It」の3曲がシングルになりました。
その3曲に加え、個人的に一番のお気に入りの爽快モダン・ソウル「Let's Get Together」、パーティー・モード全開の開放的なディスコ・ブギー「Come And Boogie」、Geraldがリードをとるバラード「We Need Love」あたりもおススメです。
都会的なモダンな1枚は、これからの季節にフィットするのでは?
全曲紹介しときやす。
「Don't You Like It」
Michael J. Powell作。スウェイビートな爽快ディスコがオープニング。Anitaのヴォーカルが躍動します。シングルにもなりました。スウェイビート好きの人はぜひチェックを!
https://www.youtube.com/watch?v=dt1ySbBplpo
「Ready For Your Love」
Derek Dirckson作。GeraldとAnitaのデュエットによるロマンティックなメロウ・バラード。シングルにもなりました。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=9anKepXVEYQ
当ブログで紹介したJ.R. & PH7 & Chuuwee「Florin Light Rail」をはじめ、Trek Life「Enjoy Yourself」等のサンプリング・ソースとなっています。
J.R. & PH7 & Chuuwee「Florin Light Rail」
https://www.youtube.com/watch?v=fImXgLDwkic
Trek Life「Enjoy Yourself」
https://www.youtube.com/watch?v=hDyqdS900u0
「Come On Dance With Me」
Derek Dirckson作。煌びやかにシンセが響く軽快なディスコ・ファンク。下品にならない派手さがいいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=HBaohCpTdek
「We Need Love」
Michael J. Powell作。Geraldがしっとりと歌い上げるバラード。どうしてもAnitaに注目してしまいますが、Geraldも素晴らしいシンガーであることを実感できる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=e6LT5NFFX6I
「I Go Disco」
Derek Dirckson作。タイトルの通り、ファンキーなディスコ・チューン。軽快なホーン・サウンドが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=F6DDV4LTos8
「I Just Wanna Be Your Girl」
Michael J. Powell作。Anitaの魅力を存分に満喫できる絶品スロウ。切ない思いをAnitaが丁寧に歌い上げます。シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=8MW40mbx3Vg
Bone Thugs-N-Harmony「1st of Tha Month」、Messy Marv「Wanna Be Yours」、DJ Empire and Lil Wayne feat. The Game「Red Magic」、Edo G feat. Camp Lo「Love」等のサンプリング・ソースとなっています。
Bone Thugs-N-Harmony「1st of Tha Month」
https://www.youtube.com/watch?v=4j_cOsgRY7w
Messy Marv「Wanna Be Yours」
https://www.youtube.com/watch?v=e4VXUAl3lOA
DJ Empire & Lil Wayne feat. The Game「Red Magic」
https://www.youtube.com/watch?v=v1POvlTaQuw
Edo G feat. Camp Lo「Love」
https://www.youtube.com/watch?v=vw_wiis1Cfw
「Come And Boogie」
Derek Dirckson/Michael J. Powell作。パーティー・モード全開の開放的なディスコ・ブギー。聴いているだけで気分が上がります。
https://www.youtube.com/watch?v=F5N-Wq8OpTU
「Let's Get Together」
Michael J. Powell作。ラストは爽快メロウなモダン・ソウルで締め括ってくれます。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。ポジティブなヴァイヴに溢れているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3TQ20WgPMW4
Chapter 8の他作品もチェックを!
『This Love's For Real』(1985年)
『Forever』(1988年)