発表年:1982年
ez的ジャンル:L.A.ディスコ/ファンク
気分は... :より強く・・・
今回は70年代後半〜80年代前半に人気を博したファンク/ソウル・バンドRose Royceの7thアルバム『Stronger Than Ever』(1982年)です。
1973年にL.A.で結成されたファンク・バンドRose Royceの紹介は、『Rose Royce II: In Full Bloom』(1977年)に続き2回目となります。
チャート・アクション的には振るわなかった本作『Stronger Than Ever』(1982年)ですが、内容的にはディスコ/ファンク作品として楽しめる1枚に仕上がっています。
本作におけるメンバーはRicci Benson(vo)、Kenny Copeland(vo、tp)、Lequeint "Duke" Jobe(b、vo)、Michael Nash(key)、Walter McKinney(g)、Henry Garner(ds、vo)、Michael Moore(sax)、Terral Santiel(per)、Freddie Dunn(tp)という9名。
プロデュースはNorman Whitfieldをはじめ、メンバーのKenny CopelandとMichael Nash、さらにL.A.ファンク・バンドDream MachineのRon Artis等が起用されています。
楽曲はすべてメンバーおよびプロデューサー陣によるオリジナルです。
アーバン・ディスコ・ブギー「Best Love」、ストリングスを配したファンク・チューン「Still In Love」、爽快アーバン・ダンサー「You Blew It」といったシングル3曲が印象的です。
それ以外にオープニングを飾るディスコ・ファンク「Dance With Me」、少し猥雑な雰囲気が魅力のファンク「Fire In The Funk」、ファルセット・ヴォーカルが映えるブギー・ファンク「Talk To Me」あたりもおススメです。
L.A.ディスコ/ファンク好きの方はぜひどうぞ!
全曲紹介しときやす。
「Dance With Me」
Kenny Copelandプロデュース。ドラム・ブレイクと共にスタートするディスコ・ファンクがオープニング。ファンキー・ギターとホーン・サウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=oThBStAx_E8
「Sometimesy Lady」
Norman Whitfieldプロデュース。美しいストリングス、ピアノによるオーセンティック・バラード。正攻法すぎて少し退屈な気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=4goQyxj52kk
「Best Love」
Norman Whitfield/Robert Daniels/Ron Artisプロデュース。シングルにもなったアーバンなディスコ・ブギー。紅一点Ricci Bensonのヴォーカルが躍動する僕好みの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gROzyo1jAC4
The Courseがカヴァーしています。
The Course「Best Love」
https://www.youtube.com/watch?v=K8E-de94oe4
「Still In Love」
Michael Nashプロデュース。「Best Love」に続いてシングル・カットされたファンク・チューン。ストリングスも配したスケールの大きな1曲に仕上がっています。Michael Nashの美しいピアノも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=3Ilsi1y5ZKk
Shuya Okino feat. Navasha Dayaがカヴァーしています。
Shuya Okino feat. Navasha Daya「Still In Love」
https://www.youtube.com/watch?v=NvvwWcBSnwk
「You Blew It」
Michael Nashプロデュース。この曲もシングルになりました。Ricci Bensonのヴォーカルが映える爽快アーバン・ダンサー。この曲も大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=o25bv-YvL1w
「Somehow We Made It Through The Rain」
Marvin Smith/Norman Whitfieldプロデュース。雷雨の効果音と共に始まるバラード。Kenny CopelandとRicci Bensonのツイン・ヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=JsKbZlU9JyA
「Fire In The Funk」
Norman Whitfieldプロデュース。印象的なホーン・アンサンブルと共に始まるファンク・グルーヴ。少し猥雑なファンクネスが魅力的です。
https://www.youtube.com/watch?v=B3tH96-tBLs
「Talk To Me」
Kenny Copeland/Michael Nashプロデュース。ラストはKenny Copelandのファルセット・ヴォーカルが映えるブギー・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=7K90o6CiUuI
再発CDには「Best Love (12" Version)」、「Still In Love (Single Version)」、「Fire In The Funk (Single Version)」、「Dance With Me (12" Version)」がボーナス・トラックとして追加収録されています。
Rose Royceの他作品もチェックを!
『Car Wash』(1976年)
『Rose Royce II: In Full Bloom』(1977年)
『Rose Royce III: Strikes Again!』(1978年)
『Rose Royce IV: Rainbow Connection』(1979年)
『Golden Touch』(1980年)
『Jump Street』(1981年)
『Music Magic』(1984年)
『Fresh Cut』(1986年)