発表年:2017年
ez的ジャンル:メルボルン産ディスコ/ディープ・ハウス
気分は... :ミニマル・ディスコの世界・・・
今回はメルボルン産のディスコ/ディープ・ハウス作品からHarvey Sutherland『Harvey Sutherland』(2017年)です。
Harvey Sutherlandは、オーストラリア、メルボルンを拠点に活動するアーティスト。かつてはMike Katz、Mike Kay名義でも活動していましたが、2013年からHarvey Sutherlandを名乗るようになりました。
本作は2013年から2016年にかけてリリースされた8曲に「Lovenest」、「Spooky Behaviour」という未発表2曲を加えた日本独自編集CDです。
全曲インストであり、シンセを使ったミニマルな展開のディスコ/ブギー/ハウスが特徴のアルバムです。ソウルフルなシンセの音色とDJ的なミニマルな展開の組み合わせが魅力です。
彼の名を高めた「Bravado」、「Bermuda」、「Priestess」という冒頭の人気曲三連発がハイライトですが、個人的には「New Paradise」、「Close Quarters」、「Bamboo」あたりもおススメです。
ヴォーカル入りのディスコ/ブギーもいいですが、たまにはミニマルなインスト・ディスコを聴いてみるのもいいですよ。
全曲紹介しときやす。
「Bravado」
2016年のシングル「Priestess」のカップリング曲として人気の1曲。Harvey Sutherlandサウンドを象徴するシンセ・ブギー。個人的にも一番キャッチーな楽曲だと思います。キャッチーだけどやりすぎないミニマル感が好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=JphdGGrXMsE
「Bermuda」
2015年にリリースされ、Harvey Sutherlandの名を知らしめた1曲。彼のソウルフルなシンセ使いを堪能できるミニマル・ディスコ。ジワジワと高揚してくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=u47LZJIKPkU
「Priestess」
2016年にリリースされた各方面で高い評価を得た人気トラック。シンセ・ディスコ×アンダーグラウンド・ハウスな心地好さがたまりません。ストリングス使いも絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=0kB6KJtLA64
※音源はオリジナル、アルバムVerは6分強にエディット
「New Paradise」
彼のソウルフルなヴァイヴが伝わってくるディスコ・チューン。シンセの音色のセンスがいいですね。この曲でもジワジワと高揚してくる感じを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=-B6eec4hcaM
「Close Quarters」
シングル「Bamboo」のカップリング曲。アンダーグラウンド感のあるシンセ・ビートダウン・ハウスは意外に刺激的です。
https://www.youtube.com/watch?v=gE8a3fbUbIQ
「Bamboo」
浮遊感が心地好いシンセ・ディスコ。ダンサブルなのに肩に力が入っていない感じがこの人らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4CMPwuYYYZ0
「Q3 (12" Mix)」
アナログ・シンセとリズム・マシーンの組み合わせによるミニマルな展開がクセになるディスコ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=yoEL--O34sQ
「Lovenest」
未発表曲その1。愛に溢れたビートダウンといったところでしょうか。
「Spooky Behaviour」
未発表曲その2。彼らしいミニマルな展開ながらもシンセの音色の巧みさで魅せてくれます。
「Pale Blue」
Harvey Sutherland名義の初作品となったカセット「Nexus」(2013年)収録曲。アナログ・シンセとリズム・マシーンの組み合わせによる初期作品らしい余計なものが一切削がれた音世界を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=fuMs-3cYsJA
今日の僕にはミニマル・ディスコがよくフィットします・・・