2019年09月06日

Charlie Wilson『You Turn My Life Around』

The Gap Bandのリーダーの初ソロ☆Charlie Wilson『You Turn My Life Around』
You Turn My Life Around
発表年:1992年
ez的ジャンル:レジェンド系セクシー男性R&B
気分は... :本質的直観!

The Gap BandのリーダーであるCharlie Wilsonの初ソロ・アルバム『You Turn My Life Around』(1992年)です。

Charlie Wilsonについて、当ブログで紹介した彼のソロ作は以下の5枚です。

 『Charlie, Last Name Wilson』(2005年)
 『Uncle Charlie』(2009年)
 『Just Charlie』(2010年)
 『Love, Charlie』(2013年)
 『Forever Charlie』(2015年)

Charlie Wilsonの初ソロ・アルバムとなる『You Turn My Life Around』(1992年)は、The Gap Bandのアルバムと関連づけると、『Round Trip』(1989年)と『Testimony』(1994年)の間にリリースされた作品です。

The Gap Bandにとっては、低迷期に突入した時期であり、気分転換や新たな刺激を求めて、ソロ作をリリースしたのかもしれませんね。

ちなみに本作『You Turn My Life Around』収録の楽曲が数曲『Testimony』(1994年)にも再収録されています。『Testimony』は、本作も手掛けているMorris Rentieのプロデュースです。

さて、初ソロ・アルバム『You Turn My Life Around』(1992年)ですが、当時の最新R&Bサウンドを取り入れるなどThe Gap Band名義ではアプローチしづらかったサウンドにもチャレンジしています。その一方で、Charlie Wilsonらしいセクシー・バラードも存分に堪能できます。

メイン・プロデューサーはCharlie Wilson自身とMorris RentieMorris Rentieは、Marva Kingとの男女ユニットAnswered Questionsとしてアルバムもリリースしています。

それ以外にCharlieの息子Brian Wilsonをはじめ、Andre WilsonJoey Robinson, Jr.Reggie GriffinLaney StewartStanley BrownJeff LorberMarva Kingがプロデュースを手掛けています。

また、Almighty GeeGrandmaster Melle Melといったラッパーがフィーチャリングされています。

シングルになった「You Turn My Life Around」「Sprung On Me」、Almighty Geeのラップをフィーチャーした「Charlie's Jam」、Grandmaster Melle Melのラップをフィーチャーした「I'm Gonna Make You Love Me」あたりが目立つかもしれません。

個人的には「Come Into My Love Life」「Realize」「Confess Your Love」「Time」あたりにCharlieらしさが詰まっていると思います。The Gap Bandのセルフ・カヴァー「I Found My Baby」Marva Kingのバック・コーラスが嬉しい「Please Believe Me」も個人的には気に入っています。

意外に注目されることが少ないソロ・デビュー作ですが、改めて聴くとなかなか楽しめる1枚だと思います。

全曲を紹介しときやす。

「Sprung On Me」
Brian Wilson/Andre Wilson/Charlie Wilsonプロデュース。Almighty Geeのラップをフィーチャー。アルバムからの2ndシングルにもなりました。GuyをはじめとするNJSの影響を感じるダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=O2Lh3yQ0Y34

「Come Into My Love Life」
おススメその1。Charlie Wilson/Morris Rentieプロデュース。Charlie Wilsonらしい持ち味を満喫できる爽快ダンサブル・チューン。これならばThe Gap Bandファンも楽しめるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=qJFUafJ8sFM

「Charlie's Jam」
Joey Robinson, Jr./Reggie Griffinプロデュース。Almighty Geeのラップをフィーチャー。Guy「Teddy's Jam」を意識したタイトルかもしれませんね。ヴォコーダーを駆使したダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=OjcQLrVC6dE

「Realize」
おススメその2。Charlie Wilson/Morris Rentieプロデュース。アーバンなダンサブル・チューン。オトナR&Bになっているのが僕好み。サウンド面ではJeff Lorberも貢献しています。
https://www.youtube.com/watch?v=oGfwnFuC6Ag

「You Turn My Life Around」
Charlie Wilson/Morris Rentieプロデュース。アルバムからの1stシングル。Charlie Wilsonらしいセクシーな魅力に溢れたメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=f6UOPqmhr3I

「This Is My Prayer」
Laney Stewartプロデュース。7分半近くの長尺です。ベテランとしての風格漂うダンサブル・チューンですが、少し面白みに欠けるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=hDJE8OQQxWM

「Confess Your Love」
おススメその3。Charlie Wilson/Morris Rentieプロデュース。80年代ブラコン調のスロウは僕好み。アーバンなオトナR&Bを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=MxomEo31Rn0

「Time」
おススメその4。Brian Wilson/Andre Wilson/Charlie Wilsonプロデュース。前曲に続き80年代ブラコン調のスロウ。全然90年代らしくありませんが、こういうの大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=LzwnKclSiZg

「I Found My Baby」
おススメその5。Stanley Brownプロデュース。The Gap Bandのシングル(US R&Bチャート第8位)のセルフ・カヴァー。オリジナルは『Gap Band VI』(1984年)に収録されています。オリジナルの80年代ブラコン仕様から90年代R&B仕様にアップデートされている感じに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fCGL8CXhjr8

The Gap Band「I Found My Baby」(1984年)
 https://www.youtube.com/watch?v=lkwvqylv1DQ

「I'm Gonna Make You Love Me」
Morris Rentie/Joey Robinson, Jr.プロデュース。Grandmaster Melle Melのラップをフィーチャー。アッパーなダンサブル・チューンですが、コレはコレで悪くないと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=kIJNkGc7EUI

「Please Believe Me」
Jeff Lorber/Marva King/Morris Rentieプロデュース。ラストはセクシー・バラードで締め括ってくれます。Marva Kingのバック・コーラスが聴けるのも嬉しいですね。

Charlie WilsonThe Gap Bandの過去記事もご参照下さい。

『Charlie, Last Name Wilson』(2005年)
チャーリー,ラスト・ネーム・ウィルソン

『Uncle Charlie』(2009年)
Uncle Charlie

『Just Charlie』(2010年)
Just Charlie

『Love, Charlie』(2013年)
Love Charlie

『Forever Charlie』(2015年)
Forever Charlie

The Gap Band『The Gap Band II』(1979年)
ギャップ・バンドII

The Gap Band『The Gap Band III』(1980年)
III

The Gap Band『Gap Band IV』(1982年)
Gap Band IV
posted by ez at 02:20| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする