2019年09月15日

Moonchild『Little Ghost』

磨きのかかった陽だまりのネオソウル☆Moonchild『Little Ghost』
Little Ghost [輸入盤CD] (TRUCD383)_792
発表年:2019年
ez的ジャンル:L.A.新世代ネオソウル・ユニット
気分は... :癒しのコケティッシュ・ヴォーカル!

新作アルバムからL.A.を拠点に活動する新世代ネオソウル・ユニットMoonChildの最新作『Little Ghost』です。

紅一点のAmber NavranAndris MattsonMax Brykという男性メンバー2名から成るMoonChildの紹介は、2ndアルバム『Please Rewind』(2014年)、3rdアルバム『Voyager』(2017年)に続き3回目となります。

本作『Little Ghost』は、『Please Rewind』『Voyager』に続くTru Thoughtsからの第3弾アルバムとなります。

新作『Little Ghost』でも、Amberのコケティッシュ・ヴォーカルを中心に据えたメロウ&ドリーミーな陽だまりのネオソウル・ワールドが展開されます。

プロデュース&ソングライティングはMoonChild自身。

これまでよりもメンバーの演奏する楽器の幅が増え、サウンドが多彩になった印象を受けます。ただし、あくまでも引き算の音作りで音数を少なく抑えています。メンバー全員が管楽器プレイヤーですが、管楽器サウンドが控えめになっているのも特徴かもしれません。一方、アコギ、ウクレレの音色が聴こえてくる曲はMoonchildの新しい一面を感じます。

全曲充実の1枚ですが、「Too Much To Ask」「The Other Side」「Strength」「Everything I Need」「Money」「Come Over」「Whistling」あたりが特におススメです。

磨きのかかった陽だまりのネオソウル、サイコーです。

全曲紹介しときやす。

「Wise Women」
Amberの抑えた語り口のヴォーカルが印象的なドリーミー・チューンがオープニング。すべてが溶け込んでいく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=R2aUl6a7ujA

「Too Much To Ask」
アルバムからの先行シングル。Amberのコケティッシュなヴォーカルが映える、このユニットらしい陽だまりのネオソウル。音数を抑えたドリーミーなメロウ・サウンドもサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=G94JCbgAtRI

「The Other Side」
Andrisによるギター、ウクレレ、ピアノの響きが印象的な1曲。これまでにはないMoonchildに出会える素敵な1曲。目を閉じて聴くと、大自然に囲まれているような気分になり癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=zqLU7rXS_3g

「Sweet Love」
穏やかですが少しフューチャリスティックなMoonchildを聴くことができる1曲。カリンバのアクセントがいい感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qeQQugfoBqI

「Strength」
本作らしいアコギの響きが印象的な1曲。Amberのコケティッシュなヴォーカルも際立ちます。後半のストリングスも抑えめですが効果的です。
https://www.youtube.com/watch?v=xqzLy97BqQU

「Everything I Need」
陽だまりのネオソウルを満喫できる1曲。これぞMoonchild節とでも呼びたくなるAmberのコケティッシュ・ヴォーカルを堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=vfLpcQjjhzg

「Money」
アナログ・シンセの音色とAmberのヴォーカルの組み合わせが絶妙なメロウ・チューン。凝った音作りをシンプルに聴かせるのも心憎い!
https://www.youtube.com/watch?v=EiBoFw2meAQ

「Nova」
Maxがすべての楽器を演奏しているインスト小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=X5eLE4-caCw

「Get To Know It」
メロウ・エレピ×Amberのコケティッシュ・ヴォーカルによる陽だまりのネオソウル。このさり気なさがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=44p6Zo2nk18

「What You're Doing」
この曲も陽だまりのネオソウル感が全開です。Amberの引き立てるソングライティングとアレンジの巧みさを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=3Mvd6hi0Cdc

「Come Over」
グルーヴィーなミディアム。グルーヴィーといっても脱力系なのがMoonchildらしいですね。アルバムのいいアクセントになっていると思います。メンバー3名の管楽器プレイも楽しめるのも嬉しいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gdvHqZBNkj8

「Onto Me」
完成度の高いメロウ&ドリーミーなネオソウル。陽だまりのネオソウルの成熟度を感じます。Amberのフルートも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=tHw0tfN2pu8

「Whistling」
磨きのかかったAmberのコケティッシュ・ヴォーカルがたまらないミディアム・グルーヴ。シンセのグルーヴ感もいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=aD_MTwvurXs

「Still Wonder」
ラストは秘めた思いを切々と歌うAmberのヴォーカルが印象的なメロウ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rZ4NhIO_xZE

「Everything I Need (Instrumental)」
国内盤ボーナス・トラック。「Everything I Need」のインスト・ヴァージョンです。

MoonChildの他作品もチェックを!

『Be Free』(2012年)
Be Free

『Please Rewind』(2014年)
Please Rewind

『Voyager』(2017年)
Voyager [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC549)
posted by ez at 02:01| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする