2019年09月17日

The McCrarys『On the Other Side』

爽快コーラスによるL.A.アーバン・ソウル☆The McCrarys『On the Other Side』
オン・ジ・アザー・サイド(期間生産限定盤)
発表年:1979年
ez的ジャンル:L.A.アーバン・ソウル/ブラコン
気分は... :今宵は朗らかに!

今回は兄弟ソウル・グループThe McCrarys『On the Other Side』(1979年)です。

オハイオ出身のSamAlfredCharityLindaというMcCrarys兄弟によるソウル・グループThe McCrarysの紹介は、『All Night Music』(1982年)、『Loving Is Living』(1978年)に続き3回目となります。

本作『On the Other Side』(1979年)は、『Loving Is Living』(1978年)に続くPortraitからのメジャー第2弾アルバムとなります。

プロデュースは前作『Loving Is Living』と同じくTrevor Lawrence

レコーディングにはPaul Johnson Jr.(g)、Robelt White(g)、Marlo Henderson(g)、Buzzy Feiten(g)、Nathan Watts(b)、James Jamerson(b)、Kenneth Rice(ds)、Reginald Burke(key)、Donald Freeman(key、el-p)、Haward McCrary(p)、Earl Van Dyke(p)、Gregory Phillinganes(clavinet)、Michael Boddicker(syn)、Lance Ong(syn)、Bobbye Hall(per)、Steve Madaio(tp)、Oscar Brashear(tp)等の実力派セッション・ミュージシャン達が参加しています。

前作『Loving Is Living』の路線を受け継ぎ、ゴスペル仕込みの本格派ヴォーカルと実力派ミュージシャンによる都会的サウンドが織り成すL.A.らしいアーバン・ソウル/ブラコン作品に仕上がっています。

楽曲はすべてメンバーやTrevor Lawrence等によるオリジナルです。

クラブ方面で再評価が高まったメロウ・ダンサー「(Baby) I'm For Real」、ポップなメロウ・ミディアム「Isn't It Deep?」、ソフトリーなアーバン・メロウ「Your Smiling Face」、シングル曲にもなった哀愁メロウ・バラード「Lost In Loving You」、AORなタイトル曲「On The Other Side」あたりが僕のおススメです。

爽快コーラスによるL.A.アーバン・ソウルをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「(Do You Wanna) Dance With Me?」
コーラスワークを活かしたダンス・チューンがオープニング。オーケストレーションのようなシンセ・サウンドが印象的です。

「(Baby) I'm For Real」
クラブ方面で再評価が高まったメロウ・ダンサー。ゴスペル仕込みの素敵なコーラス・ワークと都会的サウンドが見事に調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=SFWCzgubyrs

「Isn't It Deep?」
Lindaの艶やかなリード・ヴォーカルが映えるポップなメロウ・ミディアム。このユニットらしい爽快さを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=4FtKc0QvfTY

「Lost In Loving You」
シングル曲にもなった哀愁メロウ・バラード。AOR好きの人にはフィットするのでは?エレピによるイントロが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=yPjOuViRm2Y

印象的なイントロはVakill「Worst Fears Confirmed」、Grim Team feat. Infamous Mobb「Get That Paper」のサンプリング・ソースとなっています。
Vakill「Worst Fears Confirmed」
 Vakill「Worst Fears Confirmed
Grim Team feat. Infamous Mobb「Get That Paper」
 https://www.youtube.com/watch?v=WPRkg0Z2ctE

「On The Other Side」
タイトル曲は甘く危険な香りの漂うアーバン・メロウ。名うてのミュージシャンたちによる好バッキングが光るAORな1曲に仕上がっています。。
https://www.youtube.com/watch?v=9LtSi-5dTQE

「Put On Your Dancing Shoes」
ゴスペル×ディスコという本作らしいダンス・チューン。健全にダンシングって感じがこのグループらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=fl3L5TNZdoQ

「Starbright」
オーセンティックなバラードをLindaがしっとりと歌い上げます。

「Your Smiling Face」
僕好みの魅惑の1曲。ソフトリーながらもコクのあるアーバン・メロウ・グルーヴ。AOR好きの人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=CIxipm_vnCE

「Sunshine」
オトナな雰囲気のアーバン・ダンサー。サンシャインというよりアーバン・ナイト気分かも?
https://www.youtube.com/watch?v=0DUlw5C6zKA

「Makin' Music」
ラストはアーバンなファンキー・グルーヴで締め括ってくれます。Buzzy Feitenがギター・ソロでキメてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=sMMJlmwjpFc

The McCrarysの他作品もチェックを!

『Loving Is Living』(1978年)
ラヴィング・イズ・リヴィング(期間生産限定盤)

『All Night Music』(1982年)
オール・ナイト・ミュージック

『Just For You/All Night Music』(1981/1982年)
JUST FOR YOU / ALL NIGHT MUSIC
posted by ez at 00:04| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする