発表年:2019年
ez的ジャンル:実力派UKソウル・シンガー
気分は... :これは奇跡とは呼ばせない!
いやラグビー日本代表のアイルランド戦勝利は興奮しましたね。
そのせいでブログのアップがかなり遅れてしまいました。
UKの実力派男性ソウル・シンガーTony Momrelleの最新アルバム『Best Is Yet To Come』です。
Incognito、Reel People等の作品でお馴染みのUKの男性ソウル・シンガーTony Momrelleの紹介は『Fly』(2014年)に続き2回目となります。
上記ジャケのリンクはAmazon.co.jpデジタル・ミュージックであり、CDではないのでご留意を!ただし、輸入盤CDは発売されており、Amazon.co.jp以外のルートで購入できます。
僕が某大手CDショップで輸入盤を購入したのは7月。
僕の今夏一番のヘビロテ・アルバムですが、何故かAmazon.co.jpではデジタル・ミュージックでの取扱いしかなく、CDの取扱いが始まるまで記事にするのを待とうと思っていたのですが、現時点でもCDの取扱いはありません。
当ブログの方針として、AmazonでCDの扱いある作品の紹介を原則としてきたのですが、紹介がこれ以上遅くなると機を逃してしまう気がするので例外として、Amazon.co.jpデジタル・ミュージックへのリンクで紹介させていただきます。
前置きが長くなりましたが、今夏一番の僕のヘビロテ・アルバム『Best Is Yet To Come』です。
『Keep Pushing』(2015年)以来、約4年ぶりの新作となる『Best Is Yet To Come』。
これまでの作品以上にメロディアスな仕上がりで、彼のStevie Wonder調ソウルフル・ヴォーカルの魅力がさらに引き立っているのがいいですね。
メイン・プロデューサーはTony Momrelle本人、Oli Lazarus(Reel People)、Toni Economidesの3名。
それ以外にMike Patto(Reel People)、Ben Jones、Andrew Wynen、Simon Grey、Robin Mullarkeyがプロデュースを手掛けています。
また、Ben Jones、Sid Gauld、Maysa Leakがフィーチャリングされています。
個人的に一番のお気に入りは「Sunshine」。それ以外にダンサブルなファンキー・ソウル「Rising Up」、感動的なタイトル曲「Best Is Yet To Come」、ブラジリアン・メロウ・グルーヴ「My Paradise」、サンセット・モードのアコースティック・バラード「I Should Have Loved You More」、Stevie Wonder調ヴォーカルの全開の感動バラード「I Wanna Be Loved」、美メロ・バラード「We Can Have It All」など素敵な楽曲がズラリと並びます。
目新しいことはしていませんが、素敵な歌声、楽曲、サウンドで聴く者を惹きつけるミラクルな1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Rising Up」
Tony Momrelle/Oli Lazarus/Toni Economidesプロデュース。オープニングはダンサブルなファンキー・ソウル。Reel Peopleファミリーらしいモダン・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ROKIXFynkPo
「You Got It」
Ben Jonesプロデュース。Ben Jonesの手腕の冴えるモダン・ソウル。60年代テイストを2019年モードで聴かせてくれるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=R0AqlXBlNEo
「Best Is Yet To Come」
Tony Momrelle/Andrew Wynenプロデュース。タイトル曲は優しさに包まれた感動的なソウル・バラード。聴いているだけで胸が込み上げてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=0yNNXSMGusc
「Sunshine」
Ben Jonesをフィーチャー。Ben Jonesプロデュース。僕の一番のお気に入り。ここ数カ月、仕事やプライベートでテンション上げたいときには、この曲を聴きながら現地に向かっていました。ポジティヴなヴァイヴに溢れたソウル・グルーヴは元気と勇気を注入してくれます。ここでもBen Jonesがいい仕事しています。
https://www.youtube.com/watch?v=n38Vj2oqCkM
「My Paradise」
Tony Momrelle/Oli Lazarus/Toni Economidesプロデュース。クラブジャズ的なブラジリアン・メロウ・グルーヴ。こういうテイストがあるのもTony Momrelleの魅力ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QtOO4LOWtfk
「I Should Have Loved You More」
Sid Gauldのフリューゲルホーンをフィーチャー。Tony Momrelle/Toni Economidesプロデュース。ストリングスを配した美しいアコースティック・バラードはサンセット・モードにフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=8njK_YhOZKs
「We Had Searched For Heaven」
Incognito等でお馴染みのMaysa Leakをフィーチャー。Tony Momrelle/Oli Lazarus/Toni Economidesプロデュース。Maysaのヴォーカルが華を添えてくれるバカンス・モードのミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=4eoVd_E8Me8
「I Wanna Be Loved」
Ben Jonesプロデュース。Stevie Wonder調ヴォーカルの魅力全開の感動バラード。さり気なさのなかに大きな愛を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=ooNav0eIedc
「I Can't Live Without You」
Tony Momrelle/Simon Greyプロデュース。Tonyらしいソウルフルな歌い回しを堪能できるラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=ticyk244H3M
「Two Minutes Forty」
Tony Momrelle/Toni Economidesプロデュース。躍動感が魅力のライブ感覚のソウル・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=IXBOLMFzU9M
「We Can Have It All」
Toni Economides/Mike Pattoプロデュース。本作らしい美メロ・バラードを感動的に歌い上げます。愛と勇気をくれる歌声に胸が込み上げてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Q33M54_C_u4
「I Believe To My Soul (Live In London)」
ラストはRay Charlesのカヴァーのライヴ録音。Tony本人がDonny Hathawayを意識したヴォーカルを披露してくれます。Tonyのソウル魂を堪能しましょう。Robin Mullarkeyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=ovEVNagdEX0
Tony Momrelleの他作品もチェックを!
『Freetime』(1999年)
『Fly』(2014年)
『Keep Pushing』(2015年)
また、ご興味がある方はTony Momrelleが参加しているReel Peopleのアルバムもチェックを!
Reel People『Seven Ways To Wonder』(2007年)
Reel People『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)
Reel People『Retroflection』(2018年)