2019年10月31日

The Dynamic Superiors『Pure Pleasure』

1stに続き2ndも絶好調!The Dynamic Superiors『Pure Pleasure』(1976年)
DYNAMIC SUPERIORS + PURE PLEASURE
発表年:1975年
ez的ジャンル:男性ソウル・ヴォーカル・グループ
気分は... :段取り七分!

今日で10月も終わり。
11月は猛烈に忙しい月になりそう・・・段取り勝負です。

今回は70年代ソウル作品からThe Dynamic Superiors『Pure Pleasure』(1975年)です。

リード・シンガーTony Washingtonを中心に、George SpannGeorge Wesley Peterback, Jr.Michael McCalpinMaurice Washingtonというハイスクールの仲間5名が1963年にワシントンD.C.で結成したソウル・ヴォーカル・グループThe Dynamic Superiorsの紹介は、1stアルバム『The Dynamic Superiors』(1975年)に続き2回目となります。

単独CD化は未実現であり、上記ジャケおよびAmazonへのリンクは『The Dynamic Superiors/Pure Pleasure』(1975/1976年)の2in1CDです。

1stアルバム『The Dynamic Superiors』と同じ1975年にリリースされた2ndアルバム『Pure Pleasure』Motownからのリリースです。

プロデュースは前作『The Dynamic Superiors』と同じくAshford & Simpson(Nickolas Ashford & Valerie Simpson)

ソングライティングも1曲を除きAshford & Simpsonが提供しています。

ゲイのリード・シンガーTony Washingtonのファルセット・ヴォーカルを中心に、ソウル・ヴォーカル・グループらしい魅力に溢れた1枚です。

ダンサブル系ならば、シングルにもなった「Deception」「Nobody's Gonna Change Me」「Face The Music」「Don't Give Up On Me Baby」がおススメです。また、メロウなミディアム・グルーヴ「Hit and Run Lovers」を本作のハイライトに推す人も多いのでは?

バラード系もヴォーカリスト・グループらしいコーラス・ワークで魅せてくれます。

キラー・チューンはありませんが、充実の1枚に仕上がっていると思います。

全曲紹介しときやす。

「Deception」
都会的なファンキー・メロウ・サウンドが映えるディスコ・チューンがオープニング。シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=apk0zm_AYS4

「Pleasure」
リラックスした雰囲気のミディアム。ヴォーカリスト・グループらしい小粋なコーラス・ワークを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Pha9Q-uiJeE

「Nobody's Gonna Change Me」
シングルにもなったファンキー・ダンサー。華やかなストリングスと共にジワジワと高揚していきます。
https://www.youtube.com/watch?v=jjewjDZbqKc

Ezkimo「Salainen Agentti 998」のサンプリング・ソースとなっています。
Ezkimo「Salainen Agentti 998」
 https://www.youtube.com/watch?v=U2IeMApn4FQ

「Feeling Mellow」
タイトルの通りメロウなバラードです。甘く切ない感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=T_43LHPHcxs

「Face The Music」
フィリー・ダンサー調のキャッチーな仕上がり。フィリー・ソウル好きの人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=eS6HAIpgZ2g

「Hit and Run Lovers」
本作のハイライトに本曲を推す人も多いのでは?メロウな魅力に溢れたミディアム・グルーヴ。Tony Washingtonのファルセット・ヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=s-dYO4Ckhgo

Darien Brockington「Don't Say Goodbye」、Rocco Hunt「Pane E Rap」のサンプリング・ソースとなっています。
Darien Brockington「Don't Say Goodbye」
 https://www.youtube.com/watch?v=Ak3xZjl0qIQ
Rocco Hunt「Pane E Rap」
 https://www.youtube.com/watch?v=qmNLjx7U6oc

「A Better Way」
この曲のみBobby Gene Hall/Raymond Simpson作。味わい深いソウル・バラードが沁みてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=C5p0O_BqxQk

「Don't Give Up On Me Baby」
さり気に好きなのが、この爽快メロウ・ダンサー。Tony Washingtonのファルセットが爽やかに躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=7rEDmWGq0D0

「Ain't Nothing Like The Real Thing」
ラストはMarvin Gaye & Tammi Terrell、1968年の大ヒット・シングルをカヴァー。ヴィンテージ感のあるソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8E9sKtm0440

Beanie Sigel「Nothing Like It」、Torae & Pharoahe Monch「What's Love」等のサンプリング・ソースとなっています。
Beanie Sigel「Nothing Like It」
 https://www.youtube.com/watch?v=CjHUydKve68
Torae & Pharoahe Monch「What's Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=JhAEMkHWHTA

The Dynamic Superiorsの他作品もチェックを!

『The Dynamic Superiors』(1975年)
ダイナミック・スーペリアーズ

『You Name It』(1976年)
YOU NAME IT ~ EXPANDED EDITION

『Give And Take』(1977年)
GIVE & TAKE ~ EXPANDED EDITION
posted by ez at 00:42| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月30日

Small Change『Small Change』

キッズ・グループによるNJS☆Small Change『Small Change』
small change small change.jpg
発表年:1991年
ez的ジャンル:キッズR&Bグループ系NJS
気分は...:キッズR&Bを侮るなかれ!・・・

今回は90年代R&Bからキッズ・グループによるNJS作品、Small Change『Small Change』(1991年)です。

Small Changeはフィラデルフィア出身のKairi Guinn StylesLaKuana BrockingtonNeamen HowardTamika Jarmonというティーンエイジャーのいとこ4名が結成したR&Bグループ。

そんなSmall Changeの唯一のアルバムが本作『Small Change』(1991年)です。

アルバム全体としては良く出来たNJS作品に仕上がっていると思います。

シングルにもなった「Why」「Teardrops」をはじめ、「Sneakin'」「What's In It For Me?」等のNJSなダンサブル・チューンがおススメです。

また、シングルにもなった「This Must Be Love」「She May Be Pretty」「It Would Be So Nice」といったメロウ・バラードも魅力的です。

キッズR&Bを侮るなかれ!そんな思いを抱かせてくれる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Why」
Kenni Hairston/Trevor Galeプロデュース。アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第25位となっています。ターンテーブルを担当するのはGrand Master Flash。キッズ・グループと侮れない格好良いNJSを楽しめるダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=U_aoBcOu-yI

「Teardrops」
Kenny Harrisプロデュース。アルバムからの2ndシングル。US R&Bチャート第37位となっています。The Pharcyde『Bizarre Ride II』(1992年)のプロデュースを手掛けたL.A. Jayも関与しています。本作のハイライトと呼びたくなるキャッチーなNJS。キッズR&Bに抵抗がある人でもコレには抗えないのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=3SMZqpe6s74

「She May Be Pretty」
Donald Robinsonプロデュース。美メロ・メロウ・バラード。キッズR&Bならではのピュアな雰囲気が魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=Uo9VStehGWA

「It Would Be So Nice」
Wayne K. Styles/McKinley Hortonプロデュース。このバラードも素晴らしい。素敵なコーラス・ワーク。ロマンティックなサックス・ソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=NZIDMgreIh4

「Sneakin'」
Jay Lincolnプロデュース。キッズR&Bを感じさせないダンサブル・チューン。「Teardrops」、「Why」に迫る格好良さだと思います。Dougie Dのラップもフィーチャーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=fNX-Q56sxKU

「Treasure」
Donald Robinsonプロデュース。ピュアな魅力があるビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=FQpFWysYrvY

「Romance」
Kenny Harrisプロデュース。L.A. Jayも関与しています。キッズ色が前面に出てきますが、それほど違和感はありません。
https://www.youtube.com/watch?v=86h2EG_pTOE

「This Must Be Love」
Wayne K. Stylesプロデュース。この曲もシングルになりました。大人びた雰囲気とキッズらしさが同居する素敵なメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=xgcFEqsLM_A

「What's In It For Me?」
Doug Grisbyプロデュース。ラストは格好良いダンサブル・チューンで締め括ってくれます。
Joey B. Ellisのラップもフィーチャーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=HWJoyIvSjdU

ご興味がある方は90年代キッズR&Bグループの過去記事もチェックを!

Fam-Lee『Runs In The Fam-Lee』(1992年)
Runs in the Fam-Lee

Sound Of Life『Unity』(1995年)
Unity
posted by ez at 00:49| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月29日

Julie Kelly With Tom Garvin『Some Other Time』

スウィンギー&ブラジリアンな女性ジャズ・ヴォーカル☆Julie Kelly With Tom Garvin『Some Other Time』
Some Other Time
発表年:1989年
ez的ジャンル:女性ジャズ・ヴォーカル
気分は...:秋ジャズと栗御飯・・・

昨日の朝はスポーツで盛り上がりましたね。
朝からゴルフのZOZO CHAMPIONSHIPとサッカーU-17W杯「日本対オランダ」をザッピングしながら大興奮していました!さらにその後にNFL「チーフス対パッカーズ」という好カードのおまけもつきました(笑)

秋になるとジャズが聴きたくなりますね。
そんな流れで女性ジャズ・ヴォーカル作品を・・・
Julie Kelly With Tom Garvin『Some Other Time』(1989年)です。

Julie Kellyは1947年カリフォルニア州オークランド生まれの女性ジャズ・シンガー。

アルバム『We're On Our Way』(1984年)でデビューし、本作『Some Other Time』(1989年)は3rdアルバムとなります。

また、本作でJulie Kellyのパートナーを務めるTom Garvinは、当ブログでも紹介した『Secret Fantasy』(1982年)をはじめ、US男性ジャズ・シンガーMike Campbellとの共演で知られるジャズ・ピアニストです。

本作『Some Other Time』(1989年)は、『We're On Our Way』(1984年)、『Never Let Me Go』(1985年)に続く3rdアルバムとなります。

レコーディング・メンバーはJulie Kelly(vo)、Tom Garvin(p)、Jay Anderson(b)、Todd Strait(ds)、Gene Bertoncini(g)、Joey Cardello(per)、Chris Botti(tp、flh)、Bob Franceschini(sax、fl)。

小粋なスウィンギー・ジャズにブラジリアン・ジャズのエッセンスが加わった僕好みの女性ジャズ・ヴォーカル作品に仕上がっています。

これぞ!というキラー・チューンはありませんが、アルバム全体の構成は充実しています。

秋ジャズ聴きながら、栗御飯なんていかがでしょう。

全曲紹介しときやす。

「High Wire」
Tony Cohan/Chick Corea作。オリジナルはJoe Farrell『Skate Board Park』(1979年)ヴァージョンです。Mike Campbell『Secret Fantasy』(1982年)のCDボーナス・トラックでもカヴァーされていました。スウィンギーで軽快なサンバ・ジャズでオープニングから楽しませてくれます。Julieの快活なヴォーカル、Garvinの軽やかなピアノも絶好調です。

「Some Other Time」
Leonard Bernstein/Betty Comden/Adolph Green作のスタンダードをカヴァー。 名盤『Waltz For Debby』(1961年)に収録されたBill Evans Trioのカヴァーが有名ですね。それ以外に当ブログではMonica Zetterlund with Bill EvansCassandra WilsonDwight Tribleのカヴァーを紹介済みです。ここでは秋ジャズらしいバラードを聴かせてくれます。Garvinの美しいピアノ・ソロがいいですね。

「Part-Time Lover」
Stevie Wonder、1985年のヒット曲をカヴァー。スウィンギーな「Part-Time Lover」で楽しませてくれます。若き日のChris Bottiがトランペット・ソロで盛り上げてくれます。

「(The Old Man from) The Old Country」
Nat Adderley/Curtis Lewis作。落ち着いたオトナの色気を感じるバラードです。ウイスキー片手に聴きたい演奏ですな。

「Bahia」
Dave Grusin/Tony Mann作。秋ジャズらしいボッサ・ジャズ・バラード。緩急をつけたブラジリアン・リズムがいいですね。

「Double Rainbow」
Antonio Carlos Jobim/Gene Lees作。Jobimの「Chovendo Na Roseira」をカヴァー。当ブログではOsmar MilitoSergio Mendes & Brasil '77Steen Rasmussen Feat. Josefine CronholmStacey Kentヴァージョンを紹介済みです。ボサノヴァ名曲を変拍子を交えtワルツ・ジャズで聴かせてくれます。ここではGene Bertonciniのギターも目立っています。

「Detour Ahead」
邦題「恋の回り道」で知られるLou Carter/Herb Ellis/John Freigo作のスタンダードをカヴァー。Bill Evans Trio『Waltz For Debby』でも取り上げられていた楽曲です。ここではJulieの落ち着いた語り口が沁みるバラードを聴かせてくれます。

「A Beautiful Friendship」
Donald Kahn/Jule Styne/Stanley Styne作のスタンダードをカヴァー。Jay Andersonのベースがナビゲートする楽しいスウィンギー・ジャズ。Julieのバップ・スキャットも絶好調です。

「Sounds」
Chick Corea/R. Ruth Price作。Garvinの小粋なピアノが映える寛ぎのスウィンギー・ジャズです。

「Devil May Care」
Bob Dorough作品のカヴァー。Bob Doroughのオリジナルは『Devil May Care』(1956年)に収録されています。当ブログではJackson Sloanのカヴァーも紹介済みです。ここではクラブジャズ好きも気に入るであろう格好良い4ビート・ジャズで躍動します。

ご興味がある方はJulie Kellyの他作品もチェックを!

『We're On Our Way』(1984年)
Were on Our Way by Julie Kelly

『Stories to Tell』(1993年)
Stories to Tell

『Into the Light』(2001年)
Into the Light

『Everything I Love』(2006年)
Everything I Love

『Happy to Be』(2014年)
Happy to Be
posted by ez at 03:23| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月28日

Bee Gees『Main Course』

ディスコ路線へ舵を切った意欲作☆Bee Gees『Main Course』
メイン・コース(紙ジャケット)
発表年:1975年
ez的ジャンル:兄弟男性ヴォーカル・グループ
気分は...:メイン・コースより脇道で・・・

Gibb三兄弟によるヴォーカル・グループBee Geesがディスコ路線へ舵を切ったアルバム『Main Course』(1975年)です。

Barry GibbRobin GibbMaurice GibbによるBee Geesの紹介は、『Bee Gees 1st』(1967年)、『Odessa』(1969年)に続き3回目となります。

前作『Mr. Natural』(1975年)でブルーアイド・ソウル路線を打ち出していたBee Geesが、さらにディスコ/ファンクにアプローチしたアルバムが本作『Main Course』(1975年)です。RSOからのリリースです。

その象徴とも呼べるディスコ・チューン「Jive Talkin'」がUSチャート第1位の大ヒットとなり、グループのその後の方向を決定づけ、映画『Saturday Night Fever』(1977年)からの大ヒット・シングル「Stayin' Alive」「Night Fever」での大ブレイクを呼び込みます。

話を『Main Course』に戻すと、プロデュースは前作『Mr. Natural』と同じArif Mardin

ディスコ/ファンク路線といっても、それに該当するのは「Nights On Broadway」「Jive Talkin'」「Wind Of Change」という冒頭3曲のみ。

それ以外はヴォーカル・グループらしいバラード、メロウ・チューン中心の構成です。ディスコ/ファンク路線以外であれば、シングルにもなった「Fanny (Be Tender With My Love)」Olivia Newton-Johnもカヴァー・ヒットさせた「Come On Over」、ポップ・メロウな「Edge Of The Universe」、メロウ・バラード「Baby As You Turn Away」がおススメです。

楽曲はすべてメンバーらのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Nights On Broadway」
「Jive Talkin'」に続く2ndシングル。USチャート第7位のヒットとなりました。ブルーアイド・ソウルなミディアム・グルーヴ。Bee Geesらしいヴォーカル・ワークとソウル・フィーリングのバランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=akiCiNHCDCQ

DMX「The Convo」、Connect「Jeebena」、Psych Ward 「Maniac」、Jake One feat. Freeway「How We Ride」、9th Prince「We Write the Songs」、Sick Jacken「Metal Rain」、Cappadonna「Peace God」、Consequence feat.Ryan Leslie 「Every Night」等のサンプリング・ソースとしても人気です。
DMX「The Convo」
 https://www.youtube.com/watch?v=giwzxTNaJNI
Connect「Jeebena」
 https://www.youtube.com/watch?v=SjN_4LO-5L8
Psych Ward 「Maniac」
 https://www.youtube.com/watch?v=iTz8iIU3vzQ
Jake One feat. Freeway「How We Ride」
 https://www.youtube.com/watch?v=B-84WL4QLww
9th Prince「We Write the Songs」
 https://www.youtube.com/watch?v=YNiqUm7bwug
Sick Jacken「Metal Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=s2zlhaJPpl4
Cappadonna「Peace God」
 https://www.youtube.com/watch?v=W_zC5nVJjWo

「Jive Talkin'」
これ以降のグループの方向性を決定づけたUSチャート第1位の大ヒット・シングル。「Stayin' Alive」、「Night Fever」ほどまでには振り切っていないディスコ/ファンクといった趣が逆に良かったりします。
https://www.youtube.com/watch?v=SYVT-FMeFts

当ブログでも紹介したRufus Featuring Chaka Khanヴァージョンをはじめ、Dread Zeppelin等がカヴァーしています。また、Day26「Got Me Going」のサンプリング・ソースとなっています。
Rufus Featuring Chaka Khan「Jive Talkin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=0AyJvFcmQE8
Dread Zeppelin「Jive Talkin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=7l-eZhULWl4
Day26「Got Me Going」
 https://www.youtube.com/watch?v=jiQaSw2H_LA

「Wind Of Change」
ダンサブルなディスコ/ファンク。ある意味、「Jive Talkin'」以上にグループの狙いが明確な気がします。ディスコ/ファンク路線はここまでです。
https://www.youtube.com/watch?v=9-bOsH6G6qM

「Songbird」
従来のBee Geesらしいオーセンティックなバラードを正攻法に歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=8xCLvLAIxLg

「Fanny (Be Tender With My Love)」
アルバムからの3rdシングルとして、USチャート第12位となっています。Bee Geesの魅力に溢れた爽快ポップ・メロウ。個人的にはBee Geesのオリジナル以上に、当ブログでも紹介したGino Cunicoのカヴァーがお気に入りです。勿論、Bee Geesのオリジナルも素晴らしく、このグループらしいヴォーカル・ワークを存分に満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=YrXDmPthQKk

Gino Cunico以外にLinda Cliffordがカヴァーしています。
Gino Cunico「Fanny (Be Tender With My Love)」
 https://www.youtube.com/watch?v=joPELMFVyO4
Linda Clifford「Be Tender With My Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=XiHKs-FGYXY

「All This Making Love」
ポップ・ヴォーカル・グループとしてのBee Geesを楽しめる哀愁チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=M0XDZvSOQwo

「Country Lanes」
従来のBee Geesらしいオーセンティックなビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=w5bXZVxQC0U

「Come On Over」
カントリー風味のバラード。「Jive Talkin'」の音世界とは、かなりギャップがありますが、コレはコレで悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=4yN31gNAkgQ

Olivia Newton-Johnのカヴァー・ヒットが有名ですね。それ以外にTracy Huangがカヴァーしています。
Olivia Newton-John「Come On Over」
 https://www.youtube.com/watch?v=SfmonI4bgDg

「Edge Of The Universe」
シンガー・ソングライター的な魅力があるポップ・メロウ。個人的にはかなり気に入っています。
https://www.youtube.com/watch?v=wBiKjy9f8rk

「Baby As You Turn Away」
ラストはBarry Gibbのファルセットが映えるメロウ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OAipZ2kwbZQ

Tom Jonesがカヴァーしています。
Tom Jones「Baby As You Turn Away」
 https://www.youtube.com/watch?v=na8ci8GDlKI

Bee Geesのディスコ路線時代の他作品もチェックを!

『Children of the World 』(1976年)
Children of the World

『Saturday Night Fever』(1977年)
サタデー・ナイト・フィーバー -オリジナル・ムービー・サウンドトラック-

『Spirits Having Flown』(1979年)
Spirits Having Flown

Bee Geesの過去記事もご参照ください。

『Bee Gees 1st』(1967年)
ファースト

『Odessa』(1969年)
オデッサ
posted by ez at 00:28| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月27日

Kiefer『Superbloom』

次世代ピアニストのStones Throw第2弾☆Kiefer『Superbloom』
Superbloom
発表年:2019年
ez的ジャンル:Stones Throw系次世代ジャズxHip-Hop
気分は... :百花繚乱!

新作アルバムからL.A.の次世代ジャズxHip-Hop作品Kiefer『Superbloom』です。

1992年サンディエゴ生まれ。現在はL.A.を拠点に活動するピアニスト/ビートメイカーKiefer(本名Kiefer Shackelford)の紹介は、『Happysad』(2018年)に続き2回目となります。

Stones Throw Records第1弾アルバムであった『Happysad』(2018年)
は、次世代ジャズ・ピアニスト×ビートメイカーという個性を見事に反映し、各方面で高評価を得ました。

その後も、今最も旬な西海岸Hip-Hop/R&BアーティストAnderson .Paak『Oxnard』(2018年)、『Ventura』(2019年)という2枚のアルバムのプロデュースを手掛けるなど多方面で活躍しています。

Stones Throw Recordsからの第2弾アルバムとなる最新作『Superbloom』は、前半Superbloomと後半Bridgesという2パートから成り立っています。

Superbloomとは、砂漠などで一斉に花が咲き乱れる現象を意味します。Bridgesとは、この場合、曲のBメロのことをさすようです。

Bridgesパートは、今年4月にデジタルとカセットでリリースされたEP「Bridges」を収録したものです。

前作『Happysad』は、某大手CDショップのHip-Hopコーナーで購入しましたが、本作はジャズ・コーナーで購入しました。

アルバム全体としては、よりメロディ、サウンドを重視した演奏が目立ちます。ピアノのみならずシンセも駆使してサウンドの幅を広げています。

その意味ではStones Throwらしい作品ではなく、Hip-Hop好きの人には物足りなさも感じるかもしれません。

その一方で、J Dillaを通過してきた次世代ジャズ・ピアニストとしてのKieferに魅力を感じる人には、彼の進化を感じる1枚に仕上がっていると思います。

Kieferの新たな一面を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

Superbloom

「Golden」
非日常的な音世界が展開されるオープニング。ピアノのみならずシンセも加わった本作らしいサウンドを楽しめます。終盤はサウンドが一挙にカラフルとなります。
https://www.youtube.com/watch?v=-hSPx4y364s

「Frozen」
これまで以上にサウンドのメリハリを感じる演奏です。その分、ジャズ好きの人が聴いても楽しめるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=NvDYEy5f0to

「May 20」
チープなリズム・ボックスがビートを刻む、Kieferらしいジャズ・ピアノ×Hip-Hopな音世界を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=qWO3lb3PmzA

「10,000 Days」
Kieferのジャズ・ピアノ×Hip-Hopな美学が一段上のステージへ上がったと感じる演奏です。気品を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=9A7fmEehmxY

「Good Looking」
Hip-Hopサウンドを強調した演奏ですが、それでもピアノHip-Hopではなく、ジャズ・ピアノと思えるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FRve6pPNbks

「Be Encouraged」
まさに百花繚乱といったひたすら美しく落ち着いた演奏です。優しく包み込むKieferのジェントルな側面を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=UPGNLa9uyEg

「And Encourage Others」
「Be Encouraged」のパート2といった美しい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=CJMf08V4T-M

Bridges

「Journey」
メロディ重視のBridgesパートのオープニングに相応しい優しいタッチの演奏で、(良い意味で)これまでのKiefer像を覆してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dBi-zAquRdo

「Island」
ジャズ・ピアノ×Hip-Hopな演奏ですが、よりメロディを大切にしているKieferのスタンスが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=8iNZHmF-6rA

「Orange Crayon」
より洗練されたジャズ・ピアノ×Hip-Hopな演奏を楽しめます。小難しくするのではなく、より聴きやすくなっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=rswt16YNoZs

「Cute」
本作らしい音色へのこだわりを感じるメロディアスな演奏です。何処となく儚さを伴う美しさが日本人の涙腺に触れるのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=Kaa9DkW_OvE

「Sunny」
タイトルの通り、太陽を感じる穏やかな演奏です。Kieferの新たな一面を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=x_C935CGzWQ

「Green Crayon」
ラストも次世代ジャズ・ピアニストらしい落ち着いた雰囲気の演奏で締めくくってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ybfYfCkfkV8

Kieferの他作品もチェックを!

『Kickinit Alone』(2017年)
Kickinit Alone (キッキンイット・アローン)

『Happysad』(2018年)
HAPPY SAD
posted by ez at 00:59| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする