2019年10月07日

Trio Ternura『Trio Ternura』

ピースフルなブラジリアン・ヤング・コーラス☆Trio Ternura『Trio Ternura』
Série Samba Soul
発表年:1971年
ez的ジャンル:ブラジリアン・ヤングソウル系男女コーラス
気分は... :ピースフル!

今回はブラジルのヤング・コーラス・グループTrio Ternura『Trio Ternura』(1971年)です。

僕自身はCDを所有していますが、AmazonでCDの扱いがないので、上記ジャケはデジタル・ミュージックへのリンクです。

Trio Ternuraは、Jurema Lourenco da SilvaRobson Lourenco da SilvaJussara Lourenco da Silvaの3人による男女コーラス・グループ。

1960年代後半から活動し、『Trio Ternura』(1968年)、『Trio Ternura』(1971年)等のアルバムをリリースしています。

1974年にはTrio TernuraのメンバーにLeoJose Robertoが加わった
Quinteto Ternuraを結成し、アルバム『Quinteto Ternura』(1974年)をリリースしています。

本作『Trio Ternura』(1971年)は、某ブラジリアン・ミュージック・ディスク・ガイドにも掲載された再評価の高い1枚です。

プロデュースはブラジリアン・ロックの異端児Raul Seixas

ブラジルのコーラス・グループと聞いて、セルメン調ソフト・ロックのような雰囲気をイメージする方がいるかもそれませんが、欧米ロック、トロピカリズモの影響を受けたピースフルなというのがアルバム全体の印象です。

溌剌としたヤング・コーラスをぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Sol Quarenta Graus」
Atila/Sergio Augusto作。ピースフルなメロウ・バラードがオープニング。男女コーラス・グループらしい魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=j6Dtm0w4MHM

「Sempre Existe Alguem」
Roberto Low/Umberto Silva作。欧米ロックとブラジリアン・コーラスが融合したグルーヴィー・ポップ。躍動感があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=NoDx64i94T4

「Uma Sombra Na Estrada」
Claudio Rabello/Dalto作。車のエンジン音と共に始まるファンキー・ヤングソウル。女性ヴォーカル陣が躍動します。

「Liz」
Cezar De Merces/Robson Jorge作。素晴らしいコーラス・ワークに魅了されるビューティフル・バラード。しみじみとした感じに癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=bHFTa601JAY

「A Garota Do Sorriso De Marshmellow」
Claudio Rabello/Dalto作。アメリカン・スタイルのオールド・タイミー感が印象的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=qyKVD9_HMlk

「Por Isso Eu Digo: Brasil Eu Fico」
Fabio/Paulo Imperial作。欧米ロックの空気を吸ったヤング・コーラスといっ雰囲気がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=xB5Oxs_TN10

「Manequim」
Antonio Adolfo/Tiberio Gaspar作。ソフトロック好きの人は気に入るであろうビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=RagnCMo_lMU

「Vou Morar No Teu Sorriso」
Hyldon Souza作。僕の一番のお気に入り。若々しく躍動するブラジリアン・ヤングソウル。眩しささえ感じるヴィヴィドなヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FPPyXK5IOL0

「Ve Se Da Um Jeito Nisso」
Raul Seixas/Sergio Augusto作。トロピカリズモの影響を感じるロッキンな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=04riktEm1SM

「Cartao Postal」
Arnoldo Medeiros/Hugo Bellard作。素晴らしいコーラス・ワークによるミディアム。高らかに歌い上げる感じがいいですね。

「Tenho Amor Comigo」
Cezar De Merces/Robson Jorge作。ストリングスを配した感動的なピースフル・バラード。70年代初頭らしい雰囲気が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=lw_iRs2l8SU

「Ah! Se Eu Pudesse」
Jorge Amiden/Sergio Hinds作。ラストは軽快なポップ・チューンで締め括ってくれます。

Quinteto Ternura『Quinteto Ternura』(1974年)
キンテート・テルヌーラ
posted by ez at 00:01| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月06日

Cool Million『Stronger』

欧州ディスコ/ファンク最強ユニットの最新作☆Cool Million『Stronger』
Stronger
発表年:2019年
ez的ジャンル:80年代ディスコ/ファンク・リバイバル
気分は... :ノーサイドの清々しさ!

ラグビーは日本代表がサモア代表に見事勝利!
終了間際のボーナス・ポイント獲得トライには興奮しましたね。

普段はラグビーよりサッカー派の僕ですが、今回のラグビーW杯を観戦しながら、試合終了後に罵り合ったり、険悪なムードが漂う国際試合が多いサッカー界は、試合が終了すればノーサイドの精神で互いに健闘を称え合うラグビー文化を見習うべきと強く感じました。

毎試合、ノーサイドの精神に触れることで、ラグビーの魅力を知り、どんどんラグビーが好きになっていく自分がいます。この感動をサッカーW杯でも味わうことができればサイコーなのにね!

今回は80年代ディスコ/ファンク・リバイバルの先駆的ユニットCool Millionの最新アルバム『Stronger』です。

デンマーク人プロデューサーFrank RyleFrank Ryleとドイツ人プロデューサーRob HardtによるユニットCool Millionの紹介は、4thアルバム『Sumthin'Like This』(2015年)、1stアルバム『Going Out Tonight』(2008年)に続き3回目となります。

また、Rob Hardtの別ユニットSeductive Souls『Spirit』(2010年)、Frank Ryleのソロ・アルバム『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)も紹介済みです。

Tuxedoと並ぶ80年代ディスコ/ブギー・リバイバルの旗手Cool Million

『Sumthin'Like This』(2015年)以来、約4年ぶりの新作となる5thアルバム『Stronger』も絶好調です。

プロデュースはCool Million自身。
楽曲もすべてメンバーらのオリジナルです。

80年代に活躍したレジェンド男性ソウル・シンガーJames "D-Train" Williamsをはじめ、全曲でヴォーカリストがフィーチャリングされています。

D-Trainをフィーチャーしたタイトル曲「Stronger」、ヴォコーダー使いのエレクトリック・ファンク「I Love The Way You Fly」、アーバン・メロウな「Skintight」「Save Your Love」、夜遊びモードのディスコ・ファンク「Sexability」Matthew Winchesterをフィーチャーしたディスコ・ファンク「Keep On」、スイスの白人女性R&BシンガーFaye Bをフィーチャーしたヴォコーダー使いのミディアム・ファンク「Summer Rain」あたりが僕のお気に入りです。

もはや名人の域に達した彼らのディスコ/ブギー・ワールドを存分に満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Stronger」
James "D-Train" Williamsをフィーチャーしたタイトル曲が本作を象徴しています。サウンドもD-Trainのヴォーカルもストロングな骨太モダン・ブギー!
https://www.youtube.com/watch?v=nYX1EeT6nS8

「I Love The Way You Fly」
コペンハーゲンを拠点とする男性シンガー/プロデューサーSeestをフィーチャー。Ryle『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)でもフィーチャリングされていました。ヴォコーダー使いのエレクトリック・ファンク。80年代オマージュ感たっぷりなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kDJ-DQEk4vY

「Queen Sugar」
Jasmine Franklinをフィーチャー。コケティッシュなJasmine Franklinのヴォーカルを活かしたミディアム・ファンク。クールなファンク・サウンドとレイジーなヴォーカルの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=i5fI1SVZiYM

「Skintight」
UKの女性シンガーRachel Matthewsをフィーチャー。Rachel Matthewsの魅惑のヴォーカルが映えるアーバン・メロウなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=nIzyCR1MT4Y

「Save Your Love」
Boogie Back、David A. Tobinをフィーチャー。Boogie BackはGalliano作品等でお馴染みのベーシストErnie McKone。そのBoogie Backのベースラインが冴え渡るアーバンなモダン・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=biN7f2Uxdk4

「Sexability」
Kevin Eastをフィーチャー。軽快なギター・カッティング、豪快ホーン・サウンドとともに疾走する爽快ディスコ・ファンク。夜遊びモード全開な感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-taOoxoG0FQ

「Slow Burn Love」
再びJames "D-Train" Williamsをフィーチャー。D-Trainのベテランらしい味わいを活かしたミディアム。円熟のラブ・バラードを満喫しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=YAUxhQ347bU

「No Matter What」
Yolanda Lavenderをフィーチャー。落ち着いたムードのアーバン・ソウル。オトナなアーバン・ナイトにフィットするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=rHWk6oguDCI

「Keep On」
Matthew Winchesterをフィーチャー。本曲をハイライトに挙げる人も多いのでは?ブリブリのベースラインが格好良いディスコ・ファンクです。Nile Rodgers調のギター・カッティングもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=vV_BtHZAnIQ

「Come Back Home」
David A. Tobinをフィーチャー。アーバンなミディアム・バラード。David A. Tobinの歌い回しが味があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=sVo8p_LAhLc

「Share The Light」
Janus Soilandをフィーチャー。テンポを落としたミディアム・ファンク。ガツガツしない余裕綽々な感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=sDHAAvl166o

「Your Move」
Sophia Ripleyをフィーチャー。Sophia Ripleyの艶やかなヴォーカルが映えるアーバンなミディアム・バラード。煌びやかなシンセの音色がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dhUKqlEN56Q

「Summer Rain」
ラストはスイスの白人女性R&BシンガーFaye Bをフィーチャー。ヴォコーダー使いのミディアム・ファンクで締め括ってくれます。チャーミングなFaye Bのヴォーカルとヴォコーダーの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=fZxzBkSx_NY

Cool Millionの他作品やFrank Ryleのソロ・アルバム『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)、Rob Hardtの別ユニットSeductive Soulsもチェックを!

『Going Out Tonight』(2008年)
GOING OUT TONIGHT

『Back For More』(2010年)
Back for More

『The Tom Moulton Session』(2010年) ※リミックス・アルバム
Tom Moulton Session

『III』(2012年)
III

『Sumthin'Like This』(2015年)
Sumthin’ Like This

Seductive Souls『Spirit』(2010年)
Spirit

Ryle『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)
The Adventures Of Jefferson Keyes
posted by ez at 00:13| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月05日

Pucho & His Latin Soul Brothers『Heat』

ラテン・ジャズでヒート・アップ☆Pucho & His Latin Soul Brothers『Heat』

pucho & the latin soul brothers‎ heat jungle fire,jpg.jpg

発売年:1968年
ez的ジャンル:グルーヴィー・ラテン・ジャズ
気分は... :果報は練って待て!

60年代ラテン・ジャズからPucho & His Latin Soul Brothers『Heat』(1968年)です。

ティンバレス奏者"Pucho"ことHenry Brown(1938年生まれ)が率いたラテン・ジャズ・グループPucho & The Latin Soul Brothers(Pucho & His Latin Soul Brothers)の紹介は、『Yaina』(1971年)、『Tough!』(1966年)に続き3回目となります。

上記ジャケは『Jungle Fire』(1970年)との2in1CDであり、Amazonへのリンクも同作のものです。

単体ジャケはこんな感じです。

『Heat』(1968年)※アナログ盤
Heat! [12 inch Analog]

レア・グルーヴ人気作『Jungle Fire』(1970年)を取り上げても良かったのですが、よりラテン・ジャズ色の強い『Heat』(1968年)をセレクトしました。

Pucho(timbales)以下、Jim Phillips(b)、Neal Creque(p、org)、Norberto Appellaniz (bongos)、Cecil Jackson(congas)、Eddie Pazant (ts、bs、fl)、Alvin Pazant(tp)、Willie Bivens(vibe)、Jackie Soul(vo)、The Soul Sisters(vo)等がレコーディングに参加しています。

プロデューサーはDon Schlitten 、アレンジはNeal Creque

「Georgia On My Mind」「I Can't Stop Loving You」「Let Love Find You」「Payin' Dues」といったJackie Soulのエモーショナルなヴォーカル曲をフィーチャーした4曲が目立ちます。

それ以外に、サイケデリック・ラテン・ジャズ「The Presence Of Your Heart」、タイトル曲「Heat」も僕のお気に入りです。

グルーヴィーなラテン・ジャズ/ラテン・ソウルを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Heat」
Jim Phillips作。タイトル曲はムーディーなようで引き締まった魅惑のラテン・ジャズ。独特の妖しさがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YDgFl3AcYPY

「Georgia On My Mind」
Ray Charlesヴァージョンでお馴染み、ジョージア州歌にもなったスタンダードをカヴァー(Hoagy Carmichael/Stuart Gorrell作)。当ブログではGeoff & Maria Muldaurのカヴァーも紹介済みです。アッパーなラテン・ジャズに乗って、Jackie Soulがエモーショナルなヴォーカルを聴かせてくれるエキサイティングな「Georgia On My Mind」です。ヴァイヴのアクセントがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=87KQJ5pk2ok

「The Presence Of Your Heart」
Neal Creque作。ムーディーなラテン・ジャズをしっとりと聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=O9iwSEPO43Q

「Psychedelic Pucho」
Jim Phillips/Neal Creque/Pucho作。タイトルの通り、サイケデリックなラテン・ジャズを満喫できます。特にPuchoのティンバレスが炸裂するエキサイティングな後半は圧巻です。
https://www.youtube.com/watch?v=JJNgVp46Px8

「I Can't Stop Loving You」
Don Gibsonのカントリー・ヒットをカヴァー。Jackie Soulのヴォーカルをフィーチャーしたラテン・ソウルはなかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=MI6hJLGzzno

「Wanderin' Rose」
Neal Creque作。作者Neal Crequeをはじめ、メンバーのラテン・ジャズに止まらない音楽性の幅を感じる味わい深いインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=Ox_xmEKo4Qg

「Let Love Find You」
Jackie Soul/Neal Creque作。Jackie Soulのヴォーカルをフィーチャーしたラテン・ソウル。男臭いラテン・ワールドって感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=IR3hbdYYX-Q

「Candied Yam」
Neal Creque作。フルートが先導する哀愁ラテン。ヴァイヴの響きが似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=KU6BbinKCcE

「Payin' Dues」
Jackie Soul/Neal Creque作。ラストはJackie Soul、The Soul Stirrersのヴォーカルをフィーチャー。鮮やかなホーン・アンサンブルが印象的なグルーヴィー・ラテン・ソウルで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OCZTnDc02hQ

『Tough!』(1966年)
タフ!

『Yaina』(1971年)
Yaina
posted by ez at 03:10| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月04日

D.J. Rogers『It's Good To Be Alive』

ゴスペル出身実力派シンガーのニューソウル☆D.J. Rogers『It's Good To Be Alive』
On the Road Again & It's Good to Be Alive
発表年:1975年
ez的ジャンル:ゴスペル出身男性ソウル・シンガー
気分は... :擬(MODOKI)・・・

男性ソウル・シンガーD.J. Rogersの2ndアルバム『It's Good to Be Alive』(1975年)です。

上記ジャケはRCA時代の3作品をまとめた2枚組CD『It's Good to Be Alive/On the Road Again/Love, Music and Life』(1975/1976/1977年)であり、Amazonへのリンクも同作のものです。

1948年L.A.生まれの男性シンガー・ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリストD.J. Rogersの紹介は、『Love, Music And Life』(1977年)に続き2回目となります。

RCA第1弾アルバムとなる本作『It's Good to Be Alive』(1975年)は、彼の代表作であり、再評価の高い1枚です。

プロデュース&アレンジ&ソングライティングはD.J. Rogers自身。

風貌に似合わぬゴスペル仕込みのハイトーン・ヴォーカルおよびシンガーに止まらないプロデュース&アレンジ&ソングライティングも含めた総合力を満喫できる充実作です。ニューソウル好き

シングルにもなった「Say You Love Me」、サンプリング・ソースとしても有名な「Faithful to the End」といったバラードから、ニューソウルな「It's Good to Be Alive」「Living Is All That Matters」、爽快メロウ・グルーヴ「Love Will See You Through」、ファンキー・メロウ・ダンサー「Love You Forever」まで粒揃いです。

D.J. Rogersというアーティストのトータルなポテンシャルが存分に発揮された名盤だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Hold On, Be Strong」
鮮やかなホーン・アンサンブル、ソウルフルな女性コーラスが先導するファンキー・グルーヴがオープニング。ハイトーンのRogersのヴォーカルが伸びやかに躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=V7DZ5iavLOU

「It's Good to Be Alive」
タイトル曲はニューソウルなミディアム・グルーヴ。この時期のStevie Wonder作品に通ずる魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=5bclcWuWIP0

「Faithful to the End」
ゴスペル出身らしい味わいのソウル・バラード。女性コーラスとの掛け合い、男性コーラスとの掛け合いのコントラストがいいですね。色気のあるギター・ソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=byqlD-4n1Wg

この曲といえば、Common feat. John Legend & Bilal「Faithful」のサンプリング・ソースとしてお馴染みですね。それ以外にFaith Evans「Faithful (Interlude)」、Inverse feat. Trek Life「Til' the End (C.A.L.I.)」、Stack Skrilla「Faithful」等のサンプリング・ソースとなっています。
Common feat. John Legend & Bilal「Faithful」
 https://www.youtube.com/watch?v=8xwc28hUVlo
Faith Evans「Faithful (Interlude)」
 https://www.youtube.com/watch?v=iyknJWrcutw
Inverse feat. Trek Life「Til' the End (C.A.L.I.)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Nt_pFKXMSfE
Stack Skrilla「Faithful」
 https://www.youtube.com/watch?v=DzX-PygsxGg

「Love Will See You Through」
爽快メロウ・グルーヴ。軽やかなクラヴィネットの響きに乗って、Rogersのヴォーカルが躍動します。ホーン隊によるメリハリもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=OGeRSD_MCZU

「Say You Love Me」
シングルにもなったメロウ・バラード。ジェントルなソウルフル・ヴォーカルが聴く者を優しく包み込んでくれます。ジワジワと体内に沁み込んでくる感じがたまりません。次作『On the Road Again』(1976年)に本曲の続編「Say You Love Me One More Time」が収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=xsOpaC5ytNo

Jennifer Hollidayがカヴァーしています。また、Nas「Nothing Lasts Forever」のサンプリング・ソースとなっています。
Jennifer Holliday「Say You Love Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=ahc6BrvI6EI
Nas「Nothing Lasts Forever」
 https://www.youtube.com/watch?v=jplazLc7vxY

「(It's Alright Now) Think I'll Make It Anyhow」
リズム・ボックスを使ったメロウ・チューン。Rogers節とでも呼びたくなる歌い回しを堪能できます。Knxwledge.「Alwright」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fykMTM2e_EA

「If You Didn't Love Me (Don't Go Away)」
さり気なさが魅力のメロウ・ミディアム。ゴスペル出身らしいコーラスワークもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=l2fcK3Xvpi8

Curren$y「Off Dat」のサンプリング・ソースとなっています。
Curren$y「Off Dat」
 https://www.youtube.com/watch?v=kJNmQ30_Ctw

「Living Is All That Matters」
巧みなクラヴィネット使いが映えるニューソウルなミディアム・グルーヴ。Stevie Wonder経由のRogers流ニューソウルといった感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=iTb7ywPIA34

「Love You Forever」
ファンキー・ベースが牽引するメロウ・ダンサー。女性コーラス隊の先導や男性コーラスとのヴォーカル・ワークもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=bs3_X4aWG4w

「Bula Jean」
ラストはゴスペル出身らしいバラードで締め括ってくれます。彼のスケールの大きなヴォーカルに感動しながらアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=X_Bcm_otaB0

D.J. Rogersの他作品もチェックを!

『D.J. Rogers』(1973年)
D J Rogers

『Love, Music And Life』(1977年)
Love, Music & Life

『Love Brought Me Back』(1978年)
ラヴ・ブロート・ミー・バック(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 02:04| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月02日

Marc Nelson『I Want You』

Boyz II Men、Az Yetメンバーだった男☆Marc Nelson『I Want You』
I Want You
発表年:1991年
ez的ジャンル:NJS系男性R&B
気分は... :しくじり先生...

90年代男性R&BからMarc Nelson『I Want You』(1991年)です。

Marc Nelsonは1971年フィラデルフィア生まれの男性R&Bシンガー。
母親はR&BシンガーのPhyllis Nelson

Marcは人気R&BグループBoyz II Menのオリジナル・メンバーでしたが、デビュー前に脱退してしまいます。

そして、ソロ・アーティストとして本作『I Want You』(1991年)でデビューします。

その後、1995年に男性R&BグループAz Yetにリード・ヴォーカルとして参加し、アルバム『Az Yet』(1996年)をリリースしています。

しかし、Az Yetでの活動はアルバム1枚のみとなり、以降は『Chocolate Mood』(1999年)、『Marc: My Words』(2007年)という2枚のアルバムをリリースしています。

さて、本作『I Want You』(1991年)ですが、Marc Nelsonのセクシーな魅力が引き立つ、この時代らしいNJS作品に仕上がっています。

メイン・プロデュースはKenni HairstonTrevor Gale。他にGoh HotodaDwayne Laddがプロデュースを手掛けています。

Marvin Gayeの名曲カヴァー「I Want You」、素敵なスロウ「Count On Me」というシングル2曲が目立ちます。

それ以外に「Cross My Heart」「Step To Me」「Treat Her Right」といった甘く危険な香りのするダンサブル・チューンがおススメです。

Boyz II Menでの成功を掴み損ねた"しくじり先生"かもしれませんが、自信に漲ったデビュー・アルバムだと思います。

全曲紹介しときやす。

「I Want You」
Marvin Gayeの名曲をカヴァー(Leon Ware/Arthur "T-Boy" Ross作)。オリジナルは『I Want You』(1976年)収録。本曲のR&Bカヴァーとして、当ブログではTashanヴァージョンも紹介済みです。本カヴァーは1stシングルにもなり、US R&Bチャート第26位となっています。この曲のセクシーな魅力を受け継ぎつつ、Mark Deeのラップも交えたNJSテイストの「I Want You」を楽しめます。Kenni Hairston/Trevor Galeプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=RcxvxU1-W7A

「Cross My Heart」
Kenni Hairston/Trevor Galeプロデュース。The Pharcyde『Bizarre Ride II』のプロデュースも手掛けたLA Jayがターンテーブルで参加。哀愁モードのダンサブル・チューンは雰囲気あっていい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=aBM84i0Jpqs

「Step To Me」
Goh Hotodaプロデュース。この時代らしい甘く危険な香りのするNJSチューン。Marcのセクシーな魅力が伝わってきます。M|A|R|R|S「Pump Up the Volume」ネタ(というかEric B. & Rakim「I Know You Got Soul」ネタ)も挿入されています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZohhE7oDTyU

「Count On Me」
Dwayne Laddプロデュース。2ndシングルにもなったスロウ。素敵なメロウ・サウンドに乗ってMarcが甘い歌声を披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=tZVKb_1xktg

「It's My World」
Kenni Hairston/Trevor Galeプロデュース。これまでの楽曲と少し異なる声質で歌っています。この時代らしい少し前のめりな格好良さがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=MfF73kTBJ_M

「Treat Her Right」
Kenni Hairston/Trevor Galeプロデュース。セクシー・モードのダンサブル・チューン。本作らしい甘く危険な香りを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=JaXl0EgaqRk

「Holiday」
Dwayne Laddプロデュース。切々と歌い上げるミディアム・スロウ。悪くはないですが、他の曲と比較すると分が悪いかも?
https://www.youtube.com/watch?v=T49FosifbU0

「Summer Love」
Kenni Hairston/Trevor Galeプロデュース。ラストはタイトルの通り、サマー・ラブなスロウで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=sgksMs63BDI

Marc Nelson関連の他作品もチェックを!

Az Yet『Az Yet』(1996年)
Az Yet

『Chocolate Mood』(1999年)
Chocolate Mood by Marc Nelson

『Marc: My Words』(2007年)
MARC: MY WORDS
posted by ez at 01:24| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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