2019年10月01日

Rene & Angela『Wall To Wall』

アーバン・ファンク/ディスコな1枚☆Rene & Angela『Wall To Wall』
Rene & Angela / Wall to Wall by Rene & Angela (2012-05-08)
発表年:1981年
ez的ジャンル:アーバン・ファンク/ディスコ系男女デュオ
気分は... :ドルフィンズ4連敗...

NFLは開幕第4週を迎えましたが、我がドルフィンズは4連敗。
しかも失点はNFLダントツのワースト。

主力を大量放出した今シーズンは期待薄だったので驚きはしない結果です。このままだとシーズン全敗もあり得るかも?まぁ、再建に2〜3年はかかりそうですね。

Rene MooreAngela Winbushの男女R&BデュオRene & Angelaの2ndアルバム『Wall To Wall』(1981年)です。

上記ジャケおよびリンクは『Rene & Angela』(1980年)との2in1CDなのでご留意ください。

Rene & Angelaは、1979年にL.A.で結成された男女R&Bデュオ。

『Rene & Angela』(1980年)、『Wall To Wall』(1981年)、『Rire』(1983年)、『Street Called Desire』(1985年)という4枚のアルバムをリリースし、「Save Your Love (For #1)」(US R&Bチャート第1位) 、「I'll Be Good」 (US R&Bチャート第4位) 、「Your Smile」(US R&Bチャート第1位)といったR&Bヒットを放っています。

ヒットしたのは4thアルバム『Street Called Desire』(1985年)ですが、このデュオの魅力を知るという点では2ndアルバムとなる本作『Wall To Wall』(1981年)も負けていません。

プロデュースはRene & Angela自身とRufusBobby Watson
Bobby WatsonはReneの兄弟です。

レコーディングにはRene Moore(syn、back vo)、Angela Winbush(vo、key、syn)をはじめ、David Wolinski(key)、Tony Maiden(g)、Bobby Watson(b)、Andre Fischer(ds)、John Robinson(ds)といったRufusメンバー、Ian Underwood(key)、Gregory Moore(g)、Michael McGloiry(g)、Louis Johnson(b)、James Jamerson(b)、Jeff Porcaro(ds)、Ollie Brown(ds)、Bill Reichenbach(horn)、Chuck Findley(horn)、Jerry Hey(horn)、Larry Williams(horn)といったミュージシャンが参加しています。

楽曲はすべてRene & Angelaのオリジナルです(共作含む)。

シングルにもなった「I Love You More」「Wall to Wall」をはじめ、「Just Friends」「Secret Rendezvous」「Love's Alright」といったアーバン・ファンク/ディスコが充実しています。

また、シングルにもなった「Imaginary Playmates」The Isley Brothersもカヴァーした「Come My Way」といったバラードも絶品です。

歌良し、曲良し、サウンド良し三拍子揃ったアーバン・ファンク/ディスコ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Wall to Wall」
アルバムからの2ndシングルとなったタイトル曲がオープニング。ダイナミックなエレガント・ファンクでガツンとキメてくれます。キレのいいホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=1VAZfiqmj8A

「Just Friends」
煌びやかなシンセ・サウンドと共に始まるディスコ・ファンク。思わず一緒にハンド・クラップしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=leHHCntjbJA

18 Carat Affair「Lonely Eyes」のサンプリング・ソースとなっています。
18 Carat Affair「Lonely Eyes」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZGUHVpvLBcs

「Secret Rendezvous」
アーバンなミディアム・ファンク。甘く危険なシークレット・ランデブーといった感じがいいですね。ホーン・サウンドによるメリハリがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7W0H6PVxpyE

Foxy Brown & Jay-Z「Bonnie & Clyde Part 2」、O.C. feat. TL & Uni「Bon Appetit」、J.U.I.C.E. feat. Overall「Power」、Blasteroids feat. Ghemon「Rohypnol」のサンプリング・ソースとなっています。
Foxy Brown & Jay-Z「Bonnie & Clyde Part 2」
 https://www.youtube.com/watch?v=5OBE55zPDHY
O.C. feat. TL & Uni「Bon Appetit」
 https://www.youtube.com/watch?v=VaVQefDIn7M
J.U.I.C.E. feat. Overall「Power」
 https://www.youtube.com/watch?v=fEYM0XIWvY8
Blasteroids feat. Ghemon「Rohypnol」
 https://www.youtube.com/watch?v=3KPinNZaPBY

「Wanna Be Close to You」
シンセ・サウンドを前面に打ち出したミディアム・ファンク。やはり、Angelaのヴォーカルにはシンセが似合いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=yQncbH_z-Ak

「I Love You More」
アルバムからの1stシングルであり、US R&Bチャート第14位となっています。このユニットのトータルな音楽センスが凝縮されたメロウ・ファンクが本作のハイライトです。
https://www.youtube.com/watch?v=kOcl50JbAAk

Doug E. Fresh feat. Miss Jones「Tonite's the Nite」、The Notorious B.I.G. feat. Jay-Z and Angela Winbush「I Love the Dough」、113「Jackpot 2000」、Donell Jones「I'll Go」、Monica feat. Missy Elliott & The Notorious B.I.G.「Everything to Me (Remix)」等のサンプリング・ソースとなっています。
Doug E. Fresh feat. Miss Jones「Tonite's the Nite」
 https://www.youtube.com/watch?v=-x2u7DbHtRo
The Notorious B.I.G. feat. Jay-Z and Angela Winbush「I Love the Dough」
 https://www.youtube.com/watch?v=TY11yGF71v4
113「Jackpot 2000」
 https://www.youtube.com/watch?v=t_KLCjlAGDk
Donell Jones「I'll Go」
 https://www.youtube.com/watch?v=y2cKJazJYl4
Monica feat. Missy Elliott and The Notorious B.I.G.「Everything to Me (Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=N1d7GsAv5Qo

「Love's Alright」
Angelaの伸びやかなヴォーカルが映えるアーバン・ディスコ。爽快メロウな疾走感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jm6f_sGnrAQ

「Imaginary Playmates」
この曲のみHerman Chaineyとの共作です。アルバムからの3rdシングルとなります。アーバンなメロウ・バラードを艶やかに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=rM4tsoxK8AE

Jay-Z「Imaginary Player」、9th Wonder「Used to Love You (9th Wonder Playmates Imagining Remix)」のサンプリング・ソースとなっています。
Jay-Z「Imaginary Player」
 https://www.youtube.com/watch?v=zQu8lTrI3qI
9th Wonder「Used to Love You (9th Wonder Playmates Imagining Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=x4PBahTxWHE

「Come My Way」
ラストは素敵なラブ・バラードで締め括っています。まるで後にThe Isley Brothersがカヴァーするのを想定していたかのような曲調がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=DHzMHoVXqyk

Angela Winbush自身のプロデュースでThe Isley Brothersがカヴァーしています(アルバム『Smooth Sailin'』収録)。また、Longshot「Never Leave」、Lil B「Tonight」のサンプリング・ソースとなっています。
The Isley Brothers「Come My Way」
 https://www.youtube.com/watch?v=B_aOmBxnEkA
Longshot「Never Leave」
 https://www.youtube.com/watch?v=9AkQ8STWJws
Lil B「Tonight」
 https://www.youtube.com/watch?v=Aj3xHAUVgQM

Rene & Angelaの他作品もチェックを!

『Rire』(1983年)
RISE ~ EXPANDED EDITION

『Street Called Desire』(1985年)
Street Called Desire & More

ご興味がある方はRene & AngelaプロデュースのPlush『Plush』(1982年)の過去記事もご参照ください。

Plush『Plush』(1982年)
PLUSH (PLUS 1 BONUS)
posted by ez at 03:21| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする