2019年10月06日

Cool Million『Stronger』

欧州ディスコ/ファンク最強ユニットの最新作☆Cool Million『Stronger』
Stronger
発表年:2019年
ez的ジャンル:80年代ディスコ/ファンク・リバイバル
気分は... :ノーサイドの清々しさ!

ラグビーは日本代表がサモア代表に見事勝利!
終了間際のボーナス・ポイント獲得トライには興奮しましたね。

普段はラグビーよりサッカー派の僕ですが、今回のラグビーW杯を観戦しながら、試合終了後に罵り合ったり、険悪なムードが漂う国際試合が多いサッカー界は、試合が終了すればノーサイドの精神で互いに健闘を称え合うラグビー文化を見習うべきと強く感じました。

毎試合、ノーサイドの精神に触れることで、ラグビーの魅力を知り、どんどんラグビーが好きになっていく自分がいます。この感動をサッカーW杯でも味わうことができればサイコーなのにね!

今回は80年代ディスコ/ファンク・リバイバルの先駆的ユニットCool Millionの最新アルバム『Stronger』です。

デンマーク人プロデューサーFrank RyleFrank Ryleとドイツ人プロデューサーRob HardtによるユニットCool Millionの紹介は、4thアルバム『Sumthin'Like This』(2015年)、1stアルバム『Going Out Tonight』(2008年)に続き3回目となります。

また、Rob Hardtの別ユニットSeductive Souls『Spirit』(2010年)、Frank Ryleのソロ・アルバム『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)も紹介済みです。

Tuxedoと並ぶ80年代ディスコ/ブギー・リバイバルの旗手Cool Million

『Sumthin'Like This』(2015年)以来、約4年ぶりの新作となる5thアルバム『Stronger』も絶好調です。

プロデュースはCool Million自身。
楽曲もすべてメンバーらのオリジナルです。

80年代に活躍したレジェンド男性ソウル・シンガーJames "D-Train" Williamsをはじめ、全曲でヴォーカリストがフィーチャリングされています。

D-Trainをフィーチャーしたタイトル曲「Stronger」、ヴォコーダー使いのエレクトリック・ファンク「I Love The Way You Fly」、アーバン・メロウな「Skintight」「Save Your Love」、夜遊びモードのディスコ・ファンク「Sexability」Matthew Winchesterをフィーチャーしたディスコ・ファンク「Keep On」、スイスの白人女性R&BシンガーFaye Bをフィーチャーしたヴォコーダー使いのミディアム・ファンク「Summer Rain」あたりが僕のお気に入りです。

もはや名人の域に達した彼らのディスコ/ブギー・ワールドを存分に満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Stronger」
James "D-Train" Williamsをフィーチャーしたタイトル曲が本作を象徴しています。サウンドもD-Trainのヴォーカルもストロングな骨太モダン・ブギー!
https://www.youtube.com/watch?v=nYX1EeT6nS8

「I Love The Way You Fly」
コペンハーゲンを拠点とする男性シンガー/プロデューサーSeestをフィーチャー。Ryle『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)でもフィーチャリングされていました。ヴォコーダー使いのエレクトリック・ファンク。80年代オマージュ感たっぷりなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kDJ-DQEk4vY

「Queen Sugar」
Jasmine Franklinをフィーチャー。コケティッシュなJasmine Franklinのヴォーカルを活かしたミディアム・ファンク。クールなファンク・サウンドとレイジーなヴォーカルの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=i5fI1SVZiYM

「Skintight」
UKの女性シンガーRachel Matthewsをフィーチャー。Rachel Matthewsの魅惑のヴォーカルが映えるアーバン・メロウなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=nIzyCR1MT4Y

「Save Your Love」
Boogie Back、David A. Tobinをフィーチャー。Boogie BackはGalliano作品等でお馴染みのベーシストErnie McKone。そのBoogie Backのベースラインが冴え渡るアーバンなモダン・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=biN7f2Uxdk4

「Sexability」
Kevin Eastをフィーチャー。軽快なギター・カッティング、豪快ホーン・サウンドとともに疾走する爽快ディスコ・ファンク。夜遊びモード全開な感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-taOoxoG0FQ

「Slow Burn Love」
再びJames "D-Train" Williamsをフィーチャー。D-Trainのベテランらしい味わいを活かしたミディアム。円熟のラブ・バラードを満喫しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=YAUxhQ347bU

「No Matter What」
Yolanda Lavenderをフィーチャー。落ち着いたムードのアーバン・ソウル。オトナなアーバン・ナイトにフィットするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=rHWk6oguDCI

「Keep On」
Matthew Winchesterをフィーチャー。本曲をハイライトに挙げる人も多いのでは?ブリブリのベースラインが格好良いディスコ・ファンクです。Nile Rodgers調のギター・カッティングもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=vV_BtHZAnIQ

「Come Back Home」
David A. Tobinをフィーチャー。アーバンなミディアム・バラード。David A. Tobinの歌い回しが味があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=sVo8p_LAhLc

「Share The Light」
Janus Soilandをフィーチャー。テンポを落としたミディアム・ファンク。ガツガツしない余裕綽々な感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=sDHAAvl166o

「Your Move」
Sophia Ripleyをフィーチャー。Sophia Ripleyの艶やかなヴォーカルが映えるアーバンなミディアム・バラード。煌びやかなシンセの音色がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dhUKqlEN56Q

「Summer Rain」
ラストはスイスの白人女性R&BシンガーFaye Bをフィーチャー。ヴォコーダー使いのミディアム・ファンクで締め括ってくれます。チャーミングなFaye Bのヴォーカルとヴォコーダーの組み合わせがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=fZxzBkSx_NY

Cool Millionの他作品やFrank Ryleのソロ・アルバム『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)、Rob Hardtの別ユニットSeductive Soulsもチェックを!

『Going Out Tonight』(2008年)
GOING OUT TONIGHT

『Back For More』(2010年)
Back for More

『The Tom Moulton Session』(2010年) ※リミックス・アルバム
Tom Moulton Session

『III』(2012年)
III

『Sumthin'Like This』(2015年)
Sumthin’ Like This

Seductive Souls『Spirit』(2010年)
Spirit

Ryle『The Adventures Of Jefferson Keyes』(2016年)
The Adventures Of Jefferson Keyes
posted by ez at 00:13| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする