2019年10月07日

Trio Ternura『Trio Ternura』

ピースフルなブラジリアン・ヤング・コーラス☆Trio Ternura『Trio Ternura』
Série Samba Soul
発表年:1971年
ez的ジャンル:ブラジリアン・ヤングソウル系男女コーラス
気分は... :ピースフル!

今回はブラジルのヤング・コーラス・グループTrio Ternura『Trio Ternura』(1971年)です。

僕自身はCDを所有していますが、AmazonでCDの扱いがないので、上記ジャケはデジタル・ミュージックへのリンクです。

Trio Ternuraは、Jurema Lourenco da SilvaRobson Lourenco da SilvaJussara Lourenco da Silvaの3人による男女コーラス・グループ。

1960年代後半から活動し、『Trio Ternura』(1968年)、『Trio Ternura』(1971年)等のアルバムをリリースしています。

1974年にはTrio TernuraのメンバーにLeoJose Robertoが加わった
Quinteto Ternuraを結成し、アルバム『Quinteto Ternura』(1974年)をリリースしています。

本作『Trio Ternura』(1971年)は、某ブラジリアン・ミュージック・ディスク・ガイドにも掲載された再評価の高い1枚です。

プロデュースはブラジリアン・ロックの異端児Raul Seixas

ブラジルのコーラス・グループと聞いて、セルメン調ソフト・ロックのような雰囲気をイメージする方がいるかもそれませんが、欧米ロック、トロピカリズモの影響を受けたピースフルなというのがアルバム全体の印象です。

溌剌としたヤング・コーラスをぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Sol Quarenta Graus」
Atila/Sergio Augusto作。ピースフルなメロウ・バラードがオープニング。男女コーラス・グループらしい魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=j6Dtm0w4MHM

「Sempre Existe Alguem」
Roberto Low/Umberto Silva作。欧米ロックとブラジリアン・コーラスが融合したグルーヴィー・ポップ。躍動感があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=NoDx64i94T4

「Uma Sombra Na Estrada」
Claudio Rabello/Dalto作。車のエンジン音と共に始まるファンキー・ヤングソウル。女性ヴォーカル陣が躍動します。

「Liz」
Cezar De Merces/Robson Jorge作。素晴らしいコーラス・ワークに魅了されるビューティフル・バラード。しみじみとした感じに癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=bHFTa601JAY

「A Garota Do Sorriso De Marshmellow」
Claudio Rabello/Dalto作。アメリカン・スタイルのオールド・タイミー感が印象的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=qyKVD9_HMlk

「Por Isso Eu Digo: Brasil Eu Fico」
Fabio/Paulo Imperial作。欧米ロックの空気を吸ったヤング・コーラスといっ雰囲気がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=xB5Oxs_TN10

「Manequim」
Antonio Adolfo/Tiberio Gaspar作。ソフトロック好きの人は気に入るであろうビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=RagnCMo_lMU

「Vou Morar No Teu Sorriso」
Hyldon Souza作。僕の一番のお気に入り。若々しく躍動するブラジリアン・ヤングソウル。眩しささえ感じるヴィヴィドなヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FPPyXK5IOL0

「Ve Se Da Um Jeito Nisso」
Raul Seixas/Sergio Augusto作。トロピカリズモの影響を感じるロッキンな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=04riktEm1SM

「Cartao Postal」
Arnoldo Medeiros/Hugo Bellard作。素晴らしいコーラス・ワークによるミディアム。高らかに歌い上げる感じがいいですね。

「Tenho Amor Comigo」
Cezar De Merces/Robson Jorge作。ストリングスを配した感動的なピースフル・バラード。70年代初頭らしい雰囲気が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=lw_iRs2l8SU

「Ah! Se Eu Pudesse」
Jorge Amiden/Sergio Hinds作。ラストは軽快なポップ・チューンで締め括ってくれます。

Quinteto Ternura『Quinteto Ternura』(1974年)
キンテート・テルヌーラ
posted by ez at 00:01| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする