2019年10月14日

Jean Carn『Sweet and Wonderful』

アーバンな魅力のあるPIRでのラスト作☆Jean Carn『Sweet and Wonderful』
When I Find Love/Sweet &
発表年:1981年
ez的ジャンル:アーバン・レディ・ソウル
気分は... :リアル「ノーサイド・ゲーム」だ!

いやぁ、昨晩のW杯ラグビーはしびれましたね。
昨年のW杯サッカーで日本がベルギーに2対0でリードしたとき以来のハイテンションになりました。

ティア2の日本が、予選プールでアイルランド、スコットランドというティア1の2か国に勝利するなんて信じらません。日本のラグビー史というよりも世界のラグビー史が塗り替えられましたね。

ドラマ「ノーサイド・ゲーム」以上に感動的な日本代表のリアル「ノーサイド・ゲーム」!素晴らしすぎます!

今回は女性ソウル・シンガーJean Carn『Sweet and Wonderful』(1981年)です。

上記ジャケおよびAmazonへのリンクは『When I Find You Love』(1979年)との2in1CDです。僕は単独CDを保有していますが、現在は2in1CDでしか入手できない状況のようです。

ジャズ・ピアニストDoug Carnの元妻であり、フィリー・ソウルの歌姫としても活躍したJean Carnの紹介は、『Jean Carn』(1977年)、『Trust Me』(1982年)に続き3回目となります。

本作『Sweet and Wonderful』(1981年)はGamble & HuffPhiladelphia International Records(TSOP)でのラスト作となるアルバムです。

内容的にはオーセンティックなソウル・バラードと80年代らしいアーバン・ソウル/ディスコから構成されています。個人的には後者の割合がもっと高めでも良かったのですが・・・

メイン・プロデュースはNorman Connors。それ以外にJean Carn自身、McKinley JacksonFrank SmithBill Bloomがプロデュースを手掛けています。

レコーディングにはDavid T. Walker(g)、Marlo Henderson(g)、Melvin Ragin(g)、Paul Jackson Jr.(g)、Eddie Watkins(b)、Nathan East(b)、James Gadson(ds)、McKinley Jackson(p、per)、Clarence McDonald(key)、Sonny Burke(key)、Paul Fox(syn)、Paulinho Da Costa(per)、Glenn Jones(vo)、The Jones Girls等のミュージシャンが参加しています。

シングルにもなったGlenn Jonesとのデュエット「Sweet And Wonderful」、爽快アーバン・ダンサー「Bet Your Lucky Star」Al Johnson作のアーバン・メロウ「We Got Some Catchin' Up To Do」Phyllis St. James作の「Mystic Stranger」が僕のおススメです。

スウィート&ワンダフルなレディ・ソウルをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Bet Your Lucky Star」
Phyllis St. James作。フリーソウル好きも気に入りそうな爽快アーバン・ダンサー。僕の一番のお気に入り曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=G0AeqI3nP8c

「Don't Say No (To Love)」
Alan Phillips/Brad Ross/Roxanne Seeman作。Jeanの伸びやかな歌声が聴く者の心を優しく包み込んでくれるラブ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=FuNHiiEf0Ms

「Sweet And Wonderful」
シングルにもなったタイトル曲(Debra Von Lewis/Derrick Hughes/Mike "Spiderman" Robinson作)。同じNorman Connors門下生Glenn Jonesとのデュエット。華のあるアーバン・ディスコで晴れモードにしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=2ATSLx5k81M

「Love Don't Love Nobody」
Charles Simmons/Joseph Jefferson作。オーセンティックなバラードを感動的に歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=ihqQdtg0Ztw

「We Got Some Catchin' Up To Do」
Al Johnson作。本作らしいアーバン・メロウ。煌びやかなシンセによるオトナなアーバン・ナイトを演出します。Black Moon「On the Streets」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=MmIcdX6oaSY

「Mystic Stranger」
Phyllis St. James作。本作と同じ1981年に女性ソウル・グループKitty & the Haywoodsが取り上げています。艶めかしいミディアム・グルーヴを情感たっぷりに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=zLQCq2bNU5I

「I Just Thought Of A Way」
Frank Alstin Jr./Frankie Smith作。美しいピアノのイントロから徐々にテンポ・アップしていく感動的なダンサブル・チューン。勇気がもらえる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1hlRC7dhZVc

「Love (Makes Me Do Foolish Things)」
ラストはMartha & The Vandellasのカヴァー(Brian Holland/Lamont Dozier/Eddie Holland作)。ヴィンテージ感のあるカヴァーでJeanの素晴らしいヴォーカルを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=lS_gYcr7r3A

Jean Carnの他作品もチェックを!

『Jean Carn』(1977年)
ジーン・カーン(紙ジャケット仕様)

『Happy to Be With You』(1978年)
Happy to Be With You

『Trust Me』(1982年)
TRUST ME

『Closer Than Close』(1986年)※Jean Carne名義
Closer Than Close
posted by ez at 02:32| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする