発表年:1998年
ez的ジャンル:官能男性R&B
気分は... :フルーツ・サンド!
今回は90年代男性R&BからLink『Sex Down』(1998年)です。
Link(本名:Lincoln Browder)は1964年テキサス州ダラス出身の男性R&Bシンガー。
スーパーR&BユニットLSGの大ヒット曲「My Body」のソングライティングで注目を浴びたことで、ソロ・デビューの契約を獲得し、デビュー・アルバムとなる本作『Sex Down』(1998年)をリリースします。
メイン・プロデューサーは共にLSG「My Body」のソングライティングを手掛けたDarrell "Delite" Allamby。
それ以外にKenneth "Kenny Flav" Dickerson、Kenny Whitehead & Errol "Jam" Johnson、Timothy "Tyme" Riley、Percy Williams、Steve Moralesがプロデュースを手掛けています。
タイトル通り、セクシーな男性R&B作品に仕上がっています。ミディアム〜スロウが魅力の1枚です。
R&Bチャート第15位となったシングル「Whatcha Gone Do」、同じくシングルとなった「I Don't Wanna See」、LSG「My Body」ネタの「I Really Wanna Sex Your Body」、ヴォコーダー入りの「Gimmie Some」、The Isley Brothers「Footsteps in the Dark」ネタの「All Night Freakin'」ヴォーカル・ワークが秀逸な「Spill」、美メロの「One Of A Kind Love」、感動的な「Don't Runaway」と粒揃いのバラードがズラリと並びます。ダンサブルなミディアム・グルーヴ「D.A.N.C.E. With Me」もおススメです。
90年代R&Bバラード好きの方はぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「Club Scene At Club Gigi's In Dallas (Intro)」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。アルバムのイントロ。
「D.A.N.C.E. With Me」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。アルバムの充実度を予感させるダンサブルなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=0y2YCEb4a6Y
「Whatcha Gone Do」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。アルバムからの1stシングルとして、USチャート第23位、同R&Bチャート第15位のヒットとなりました。甘く危険な香りのするセクシー・ミディアム。シングル向きのキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=cKLWyDELH3A
「Gimmie Some」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。ヴォコーダーや女性コーラスも入った華のあるミディアム・バラード。90年代らしさに満ちた僕好みの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fH4_4o_WSe0
「I Really Wanna Sex Your Body」
Kenneth "Kenny Flav" Dickerson/Darrell "Delite" Allambyプロデュース。LSG feat. Missy Elliott「My Body (Remix)」のヴォーカル・ネタを使っています。Linkの魅力を満喫できるセクシー・ミディアム。R. Kelly好きだった人は気に入るのでは?BeatKing「Frfr」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=qIUCnvLEru8
「Sex Down」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。雨音と雷の音と共に始まるタイトル曲。ジワジワとエロさが漂ってくる官能スロウです。
https://www.youtube.com/watch?v=gi5SH8M1DZ8
「Sex-Lude」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。前曲のパート2といった雰囲気です。エロ度がさらにアップしていきます(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=v1Hg40JO0q4
「911-0024」
Timothy "Tyme" Riley/Darrell "Delite" Allambyプロデュース。今となって時代を感じるテレフォンのプッシュ音ネタのミディアム・バラード。ここでもLSG「My Body」のフレーズを引用しています。
https://www.youtube.com/watch?v=dHXg-c8PHBU
「Link's Messages」
Kenneth "Kenny Flav" Dickerson/Darrell "Delite" Allambyプロデュース。この曲も時代を感じる留守電メッセージ・ネタのスロウ・チューン。長尺のインタールードといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=BMFavG4ykIs
「All Night Freakin'」
Kenneth "Kenny Flav" Dickerson/Darrell "Delite" Allambyプロデュース。The Isley Brothers「Footsteps in the Dark」をサンプリング。「Footsteps in the Dark」好きの僕には嬉しいミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=Uz3aRmWl-9s
「Spill」
Kenny Whitehead & Errol "Jam" Johnsonプロデュース。他曲と異なるプロデューサー&ソングライターのため、新鮮に聴こえるミディアム・バラード。ヴォーカル・ワークが秀逸なので男性R&Bグループの曲だと錯覚しそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=vTmeKFBTZT8
「One Of A Kind Love」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。アコギの質感がいいビューティフル・バラード。女性コーラスが華を添えてくれます。Allamby/Linkのソングライティングの才を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=jlpUbjJtLIY
「I Don't Wanna See」
Steve Morales/Darrell "Delite" Allambyプロデュース。アルバムからの2ndシングル。素敵なピアノのイントロと共に始まる90年代R&B好きにはたまらない美メロ・スロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=H_vFyicWj8I
「Don't Runaway (Prelude)」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。次曲のイントロ。
「Don't Runaway」
Timothy "Tyme" Riley/Percy Williams/Darrell "Delite" Allambyプロデュース。切々と歌い上げる感動バラード。エロ・モードだけではないLinkの魅力を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=A4ina6RhLxc
「Thank You」
Darrell "Delite" Allambyプロデュース。感謝を伝えるエピローグでアルバムは幕を閉じます。。
https://www.youtube.com/watch?v=LoZXnEpWrTg
ご興味がある方は2008年にリリースされた『Creepin'』もチェックを!
『Creepin'』(2008年)