2019年10月31日

The Dynamic Superiors『Pure Pleasure』

1stに続き2ndも絶好調!The Dynamic Superiors『Pure Pleasure』(1976年)
DYNAMIC SUPERIORS + PURE PLEASURE
発表年:1975年
ez的ジャンル:男性ソウル・ヴォーカル・グループ
気分は... :段取り七分!

今日で10月も終わり。
11月は猛烈に忙しい月になりそう・・・段取り勝負です。

今回は70年代ソウル作品からThe Dynamic Superiors『Pure Pleasure』(1975年)です。

リード・シンガーTony Washingtonを中心に、George SpannGeorge Wesley Peterback, Jr.Michael McCalpinMaurice Washingtonというハイスクールの仲間5名が1963年にワシントンD.C.で結成したソウル・ヴォーカル・グループThe Dynamic Superiorsの紹介は、1stアルバム『The Dynamic Superiors』(1975年)に続き2回目となります。

単独CD化は未実現であり、上記ジャケおよびAmazonへのリンクは『The Dynamic Superiors/Pure Pleasure』(1975/1976年)の2in1CDです。

1stアルバム『The Dynamic Superiors』と同じ1975年にリリースされた2ndアルバム『Pure Pleasure』Motownからのリリースです。

プロデュースは前作『The Dynamic Superiors』と同じくAshford & Simpson(Nickolas Ashford & Valerie Simpson)

ソングライティングも1曲を除きAshford & Simpsonが提供しています。

ゲイのリード・シンガーTony Washingtonのファルセット・ヴォーカルを中心に、ソウル・ヴォーカル・グループらしい魅力に溢れた1枚です。

ダンサブル系ならば、シングルにもなった「Deception」「Nobody's Gonna Change Me」「Face The Music」「Don't Give Up On Me Baby」がおススメです。また、メロウなミディアム・グルーヴ「Hit and Run Lovers」を本作のハイライトに推す人も多いのでは?

バラード系もヴォーカリスト・グループらしいコーラス・ワークで魅せてくれます。

キラー・チューンはありませんが、充実の1枚に仕上がっていると思います。

全曲紹介しときやす。

「Deception」
都会的なファンキー・メロウ・サウンドが映えるディスコ・チューンがオープニング。シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=apk0zm_AYS4

「Pleasure」
リラックスした雰囲気のミディアム。ヴォーカリスト・グループらしい小粋なコーラス・ワークを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Pha9Q-uiJeE

「Nobody's Gonna Change Me」
シングルにもなったファンキー・ダンサー。華やかなストリングスと共にジワジワと高揚していきます。
https://www.youtube.com/watch?v=jjewjDZbqKc

Ezkimo「Salainen Agentti 998」のサンプリング・ソースとなっています。
Ezkimo「Salainen Agentti 998」
 https://www.youtube.com/watch?v=U2IeMApn4FQ

「Feeling Mellow」
タイトルの通りメロウなバラードです。甘く切ない感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=T_43LHPHcxs

「Face The Music」
フィリー・ダンサー調のキャッチーな仕上がり。フィリー・ソウル好きの人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=eS6HAIpgZ2g

「Hit and Run Lovers」
本作のハイライトに本曲を推す人も多いのでは?メロウな魅力に溢れたミディアム・グルーヴ。Tony Washingtonのファルセット・ヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=s-dYO4Ckhgo

Darien Brockington「Don't Say Goodbye」、Rocco Hunt「Pane E Rap」のサンプリング・ソースとなっています。
Darien Brockington「Don't Say Goodbye」
 https://www.youtube.com/watch?v=Ak3xZjl0qIQ
Rocco Hunt「Pane E Rap」
 https://www.youtube.com/watch?v=qmNLjx7U6oc

「A Better Way」
この曲のみBobby Gene Hall/Raymond Simpson作。味わい深いソウル・バラードが沁みてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=C5p0O_BqxQk

「Don't Give Up On Me Baby」
さり気に好きなのが、この爽快メロウ・ダンサー。Tony Washingtonのファルセットが爽やかに躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=7rEDmWGq0D0

「Ain't Nothing Like The Real Thing」
ラストはMarvin Gaye & Tammi Terrell、1968年の大ヒット・シングルをカヴァー。ヴィンテージ感のあるソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8E9sKtm0440

Beanie Sigel「Nothing Like It」、Torae & Pharoahe Monch「What's Love」等のサンプリング・ソースとなっています。
Beanie Sigel「Nothing Like It」
 https://www.youtube.com/watch?v=CjHUydKve68
Torae & Pharoahe Monch「What's Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=JhAEMkHWHTA

The Dynamic Superiorsの他作品もチェックを!

『The Dynamic Superiors』(1975年)
ダイナミック・スーペリアーズ

『You Name It』(1976年)
YOU NAME IT ~ EXPANDED EDITION

『Give And Take』(1977年)
GIVE & TAKE ~ EXPANDED EDITION
posted by ez at 00:42| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする