2019年11月30日

『今の気分は...Curtis Mayfieldかな』

記事を書く時間がとれないので、過去記事から10曲セレクトするシリーズで・・・

そこで、今回はCurtis Mayfieldを10曲をセレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

「Move on Up」
https://www.youtube.com/watch?v=6Z66wVo7uNw
From 『Curtis』(1970年)
Curtis

「Mighty Mighty (Spade and Whitey)」
https://www.youtube.com/watch?v=JProQ5aYzFI
From 『Curtis/Live!』(1971年)
Curtis/Live!

「Pusherman」
https://www.youtube.com/watch?v=hCDAfa-NI-M
From 『Superfly』(1972年)
Superfly (1972 Film)

「We Got to Have Peace」
http://www.youtube.com/watch?v=jZeKT0UctOQ
From 『Roots』(1971年)
Roots

「Keep on Trippin'」
https://www.youtube.com/watch?v=cRHitnYjVco
From 『Back To The World』(1973年)


「Ain't No Love Lost」
https://www.youtube.com/watch?v=hiI-l7kxW7M
From 『Got To Find A Way』(1974年)
curtis mayfield got to find a way.jpg

「Soul Music」
https://www.youtube.com/watch?v=YeNLG4dhoyM
From 『Give, Get, Take And Have』(1976年)
ギヴ・ゲット・テイク・アンド・ハヴ+1(紙ジャケット仕様)

「Just Want To Be With You」
http://www.youtube.com/watch?v=o_dN0MkiDrU
From (1977年)
ネヴァ・セイ・ユー・キャント・サヴァイヴ+1(紙ジャケット仕様)

「You're So Good To Me」
http://www.youtube.com/watch?v=6cN4zjbt_UI
From 『Heartbeat』(1979年)
ハートビート+2(紙ジャケット仕様)

「Tripping Out」
https://www.youtube.com/watch?v=dCR6ecWb064
From 『Something To Believe In』(1980年)
サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン+1(紙ジャケット仕様)
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2019年11月29日

Caetano Veloso『Zii E Zie』

オルタナティヴ・ロックなCaetano節☆Caetano Veloso『Zii E Zie』

発表年:2009年
ez的ジャンル:カリスマMPB系オルタナティヴ・ロック
気分は... :老いては益々壮んなるべし!

ブラジル音楽界の牽引者Caetano Velosoが2009年にリリースした『Zii E Zie』です。

これまで当ブログで紹介したCaetano Veloso関連作品は以下の10枚。

 『Tropicalia:Ou Panis Et Circencis』(1968年)
 『Caetano Veloso』(1969年)
 『Caetano Veloso』(1971年)
 『Araca Azul』(1973年)
 『Joia』(1975年)
 『Qualquer Coisa』(1975年)
 『Outras Palavras』(1981年)
 『Cores, Nomes』(1982年)
 『Caetano Veloso (1986)』(1986年)
 『Caetano』(1987年)

2000年代以降のCaetano Veloso作品を紹介するのは初めてです。

60年代から活動するCaetanoのキャリアを考えれば、67歳でリリースした本作『Zii E Zie』は、"円熟味が増した"といった形容をイメージしがちですが、反対にオルタナティヴ・ロックを介して年齢と逆行するような新しい感性のMPBを提示しています。

基本的には前作『Ce』(2006年)の延長線上にある作品であり、Caetano Veloso(vo、g)、Pedro Sa(g、back vo)、Ricardo Dias Gomes (b、back vo)、Marcelo Callado(ds、back vo)という前作と同じ4人組バンド体制によるレコーディングです。

プロデュースも前作と同じくCaetanoの長男Moreno VelosoPedro Sa

息子Moreno Velosoと同世代のブラジル新世代ミュージシャンの感性をCaetanoが吸収し、それをCaetanoの個性に調和させている点が素晴らしいですね。

『ローリング・ストーン・ブラジル』誌が選出した「2009年の最も優れた25曲(国内部門)」にランク・インしたポスト・ロック的な「Incompatibilidade De Genios」(Joao Boscoのカヴァー)をはじめ、ボサノヴァ・ロックな「Perdeu」、ミクスチャー・ロック的な「Lobao Tem Razao」、格好良さでいえばアルバム一番の「A Cor Amarela」、ブラジル新世代のエッセンスを巧みに取り入れた「Falso Leblon」、オルタナティヴ・ロックによるサンバ・カヴァー「Ingenuidade」、ポスト・ロックな魅力がある「Lapa」あたりが僕のおススメです。

Caetano Velosoも含めて、ブラジル人ミュージシャンは年齢を重ねても創造意欲に満ちた人が多いですね。憧れます。

全曲紹介しときやす。

「Perdeu」
Caetano Veloso作。ボサノヴァ・ロックとでも呼びたくなるオープニング。Caetano Veloso節とオルタナティヴなサウンドの面白さが巧く調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=MvxrvKKyOP0

「Sem Cais」
Caetano Veloso/Pedro Sa作。さり気ないですがブラジル新世代ならではのロック・サウンドをCaetanoが見事に吸収しています。
https://www.youtube.com/watch?v=QrvNOIASC8g

「Por Quem?」
Caetano Veloso作。線の細いCaetanの弱々しい歌声が良くも悪くも印象的です。

「Lobao Tem Razao」
Caetano Veloso作。バッキングのミクスチャー・ロック的な面白さに惹かれてしまう1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Y4ZT7orqTWY

「A Cor Amarela」
Caetano Veloso作。アーバン×ブラジリアン・リズム×オルタナティヴ・ロックの融合が素晴らしい1曲。格好良さでいえばアルバムで一番です。
https://www.youtube.com/watch?v=sXoE9pVoPm8

「A Base De Guantanamo」
Caetano Veloso作。キューバにある悪名高い米軍グァンタナモ基地秘密収容所をタイトルに冠した曲。ヴォーカル&演奏もクセが強いです。
https://www.youtube.com/watch?v=bo_9S5bDPGI

「Falso Leblon」
Caetano Veloso作。Caetano Velosoの個性と息子Moreno Velosoらブラジル新世代の感性が見事に一体化しています。
https://www.youtube.com/watch?v=1u4s2vJ4Xbs

「Incompatibilidade De Genios」
Joao Bosco/Aldir Blanc作。Joao Boscoのオリジナルはアルバム『Galos de Briga』(1976年)収録。ポスト・ロック的な感性の本カヴァーは『ローリング・ストーン・ブラジル』誌が選出した「2009年の最も優れた25曲(国内部門)」で13位にランク・インしました。
https://www.youtube.com/watch?v=wMfY7gX1q_I

「Tarado Ni Voce」
Caetano Veloso作。息の合ったバンド・サウンドを楽しめます。特にPedro Saのギターが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=KeI66d6V_eM

「Menina De Ria」
Caetano Veloso作。スピード感のある演奏ながらも何処となくユーモラスな雰囲気も漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=vi3gRo5WaZo

「Ingenuidade」
Serafim Adriano Da Silva作。オルタナティヴ・ロック・サウンドによるサンバ・カヴァー。ロッキンながらもしっかりサンバしています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ul_nhXKouKQ

「Lapa」
Caetano Veloso作。曲自体はいつものCaetano節全開ですが、それをポスト・ロック的に聴かせるのが本作らしい魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=EpicGPKXEiI

「Diferentemente」
Caetano Veloso作。ラストはメロウに締め括ってくれます。オルタナなメロウ・サウンドも魅力的です。
https://www.youtube.com/watch?v=nhr5KBcEk4s

Caetano Velosoの過去記事もご参照下さい。

『Tropicalia:Ou Panis Et Circencis』(1968年)
Ou Panis Et Circensis

『Caetano Veloso』(1969年)
Caetano Veloso (Irene)

『Caetano Veloso』(1971年)
Caetano Veloso (A Little More Blue)

『Araca Azul』(1973年)
アラサー・アズール+2(紙ジャケット仕様)

『Joia』(1975年)
ジョイア+2

『Qualquer Coisa』(1975年)
Qualquer Coisa

『Outras Palavras』(1981年)
Outras Palavras

『Cores, Nomes』(1982年)
Cores & Nomes

『Caetano Veloso (1986)』(1986年)
Caetano Veloso

『Caetano』(1987年)
Caetano (Jose)
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2019年11月27日

Larry Heard『Dance 2000』

シカゴ・ハウス・レジェンド貫禄の1枚☆Larry Heard『Dance 2000』
larry heard dance 2000.jpg
発表年:1997年
ez的ジャンル:シカゴ・ハウス・レジェンド
気分は... :蕎麦屋で熱燗...

寒いですね。いよいよ冬本番!熱燗を欲します。
今宵は人気の蕎麦屋で酒宴の予定ですが、今から気分はすっかり熱燗モード!
頭の中は酒の肴を何にするかで一杯です。

シカゴ・ハウスのレジェンド、Mr. FingersことLarry Heard『Dance 2000』(1997年)です。

1960年シカゴ生まれのLarry Heardについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 Fingers, Inc.『Another Side』(1988年)
 Mr. Fingers『Introduction』(1992年)
 Mr. Fingers『Back To Love』(1994年)

以前にも書きましたが、『Introduction』(1992年)は、当時の僕のヘビロテ作品でした。多分、最も多く聴いた90年代作品だと思います。

美しくも儚い音世界は、踊るためのハウスというより聴くためのハウスといった趣で相当ハマりました。元々キーボード奏者であり、ジャズ/フュージョン・テイストを上手くハウスと融合させていたサウンド・センスに加え、ヴォーカル曲が多く聴きやすかった点も魅力でした。

さて、Larry Heard名義の『Dance 2000』(1997年)は、『Introduction』的な音世界とフロア仕様のダンス・チューンから成るインスト中心のアルバムです。

個人的には『Introduction』(1992年)、『Back To Love』(1994年)のようなヴォーカル曲多めの構成が好みですが、ハウス・プロデューサー/アーティストという点では本作のようなインスト中心の構成の方が楽しめるかもしれませんね。

「Cycles Of Ecstacy」「I Know That It's You」「Saga Of The Evil Queen」「Pleasure Island」「Calm To Panic」あたりが僕のおススメです。

シカゴ・ハウスの巨人らしい貫禄のディープ・ハウス・ワールドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Teleportation」
硬質なビートにサウンドの層が重なっていくレイヤー感が印象的なディープ・ハウスがオープニング。アンダーグラウンド感もあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UI1j-flUd2I

「Hydrogenation」
キーボード奏者らしいサウンド・センスが冴える1曲。直線的なのにカラフルなアクセントが効いているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PwTvBTv8_3g

「Cycles Of Ecstacy」
『Introduction』に通ずるジャズ/フュージョン・テイストのサウンドを楽しめます。僕にはこのタイプの音がしっくりきます。
https://www.youtube.com/watch?v=ttFd67UdiE4

「I Know That It's You」
女性ヴォーカル入りのダンサブル・チューン。美しくも儚いMr. Fingersの美学が貫かれた1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=GbQaKeCOtG8

「Racing Through The Mist」
アグレッシブなアッパー・チューン。一歩間違えると陳腐になりそうなパターンの曲ですが、シンセのサウンド・センスでギリギリ踏ん張っている感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=TqmkwEduIOw

「Saga Of The Evil Queen」
僕の大好きなMr. Fingersの世界全開の1曲。幻想的な癒しのクラブ・ミュージックって感じがサイコーです。このサウンド・ワールドにずっと浸っていたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nP0iBQuNLQg

「Perpetual Radiance」
映画のサントラに似合いそうな1曲。ミステリアスな美しさを持った音世界に魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=qxWJNcpiuLo

「My Primitive Nature」
Mr. Fingersらしいセンスのディープ・ハウス。淡々とクールに疾走する感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7mbSveePqEg

「Dancefloor Seduction」
サウンドに遊び心も感じるお茶目なダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=aQ3moZiO8SI

「Pleasure Island」
『Introduction』好きの人は気に入るであろう1曲。孤高の美しさとでも呼びたくなるサウンドです。
https://www.youtube.com/watch?v=7TkAdXEKt5M

「Calm To Panic」
ラストは10分近い長尺のアッパー・チューン。Mr. Fingersらしい研ぎ澄まされたハウス・ワールドを存分に満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=KBkAU1JAyKE

Larry Heard(Mr. Fingers)の他作品もチェックを!

Fingers, Inc.『Another Side』(1988年)
アナザー・サイド

Mr. Fingers『Ammnesia』(1988年)
アムネジア

Mr. Fingers『Introduction』(1992年)
イントロダクション

Mr. Fingers『Back To Love』(1994年)
mr. fingers back to love.jpg

『Sceneries Not Songs Vol. 1』(1994年)
シーナリーズ・ノット・ソングス,Vol.1(紙ジャケット仕様)

『Sceneries Not Songs, Vol. Tu』(1995年)
シーナリーズ・ノット・ソングス Vol.2(紙ジャケット仕様)

『Alien』(1996年)
エイリアン(紙ジャケット仕様)

『Dance 2000 Part 2』(1998年)
Dance 2000

『Genesis』(1999年)
Genesis

『Love's Arrival』(2001年)
Love's Arrival

『Where Life Begins』(2003年)
WHERE LIFE BEGINS

『Loose Fingers: Soundtrack From the Duality Double-Play』(2005年)
Loose Fingers

Mr. Fingers『Cerebral Hemispheres』(2018年)
セレブラル・ヘミスフィアーズ
posted by ez at 01:37| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月26日

Simply Red『A New Flame』

大ヒットした3rdアルバム☆Simply Red『A New Flame』
ニュー・フレイム【スペシャル・エディション】
発表年:1987年
ez的ジャンル:スタイリッシュ系UKブルー・アイド・ソウル
気分は... :ようやく霧が晴れ・・・

今月は先の見えない五里霧中状態でしたが、ようやく霧が晴れつつあり、気分的にかなりスッキリしてきました。

気分がスッキリした急にSimply Redが聴きたくなってきた!

ということで、UKブルー・アイド・ソウル・バンドSimply Redの大ヒット3rdアルバム『A New Flame』(1987年)です。
※上記ジャケおよびAmazonリンクは【スペシャル・エディション】です。

Mick Hucknall率いるUKブルー・アイド・ソウル・バンドSimply Redに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚(発売順)。

 『Men And Women』(1987年)
 『Stars』(1991年)
 『Life』(1995年)

前回『Men And Women』(1987年)を紹介したのが2007年だったので12年ぶりのSimply Red作品のエントリーです。

近年再び精力的に活動し、今年も最新アルバム『Blue Eyed Soul』をリリースし、その健在ぶりを示したSimply Red

『Blue Eyed Soul』(2019年)
Blue Eyed Soul

僕がSimply Redを頻繁に聴いていたのは、デビュー・アルバム『Picture Book』(1985年)から『Life』(1995年)まで。一応、90年代のラスト作『Love & The Russian Winter』(1999年)まではリアルタイムでCD購入していました。

3rdアルバムとなる本作Simply Red『A New Flame』(1987年)は彼らの絶頂期の1枚であり、UKの人気バンドとしての自信が漲った1枚となっています。

本作におけるメンバーはMick Hucknall(vo)、Fritz McIntyre(key、back vo)、Tim Kellett(tp、key、back vo)、Chris Joyce(ds)、Tony Bowers(b)、Heitor T P(Heitor Pereira)(g)、Ian Kirkham(sax)。

プロデュースは本作を皮切りに『Stars』『Life』を手掛けたStewart Levine

ゲスト・ミュージシャンとしてErik Hanson(syn prog)、Larry Williams(syn prog)、Lenny Castro(per)、Stephanie Spruell (back vo)が参加しています。

前作に引き続き、往年の名ソングライターLamont Dozierが2曲でソングライティングに参加しています(Hucknallとの共作)。また、Joe Sampleとの共作曲もあります。

一般的には、UKチャート第2位、USチャート第1位の大ヒット「If You Don’t Know Me by Now」(Harold Melvin & the Blue Notesのカヴァー)をはじめ、「It's Only Love」Barry Whiteのカヴァー)、タイトル曲「A New Flame」といったシングル3曲あたりがハイライトかもしれません。。

しかしながら、個人的には「Turn It Up」「You've Got It」「She'll Have to Go」の3曲がハイライト。リアルタイムで聴いていた時も、この3曲がヘビロテだったし、今回聴き直してもこの3曲がダントツで好きです。

ぜひ、おススメの裏ハイライト3曲をお試しあれ!

全曲紹介しときやす。

「It's Only Love」
Barry White「It's Only Love Doing Its Thing」のカヴァー(Jimmy Cameron/Vella Cameron作)。オリジナルはアルバム『The Man』(1978年)収録。アルバムからの1stシングルとしてUKチャート第13位となりました。リアルタイムで聴いていた時は"他にシングル向きの曲があるのに"なんて思っていましたが、こうして久々に聴き直してみると、ブルー・アイド・ソウル・グループとしての志向が明確に打ち出されたカヴァー曲という印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=hP_CRUqovp4

「A New Flame」
Mick Hucknall作。タイトル曲は3rdシングルとしてUKチャート第17位となりました。ドラマティック&スタイリッシュなSimply Redらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vnhFBLS5u_s

「You've Got It」
Mick Hucknall/Lamont Dozier作。個人的な裏ハイライトその1。アルバムからの4thシングルにもなりました。Hucknallの優しく切ないヴォーカルに涙腺が緩んでしまう感動バラード。僕の青春の思い出とリンクしている名曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=cUCFHnVYVWg

「To Be with You」
Mick Hucknall作。ダイナミックなホーン・サウンドが効果的な硬質なファンク・グルーヴ。この時代らしいサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=RvHB-lkVpbQ

「More」
Mick Hucknall作。レゲエ・テイストを効かせたミディアム・バラード。このあたりはUKのバンドらしいセンスだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=NK-pOIvHxdc

「Turn It Up」
Mick Hucknall/Lamont Dozier作。個人的な裏ハイライトその2。個人的にはアルバムで一番好きだった曲。鮮やかなカッティング・ギターと共に疾走するダンサブル・チューン。僕にとっての格好良いSimply Redを象徴する曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=ctXtW7vL7eg

「Love Lays It's Tune」
Mick Hucknall作。オトナなミディアム・バラード。ミュート・トランペットがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=9QQoyaLIjWw

「She'll Have to Go」
Mick Hucknall作。個人的な裏ハイライトその3。このバンドらしいダンディズムを感じるスタイリッシュな1曲。ブルー・アイド・ソウルな魅力にも溢れています。元Saint & Stephanie(Stuff 'N' Ramjett)のStephanie Spruellの女性バック・コーラスも素晴らしいの一言。
https://www.youtube.com/watch?v=TOxSp5sczE0

「If You Don’t Know Me by Now」
Harold Melvin & the Blue Notes、1972年の大ヒット曲をカヴァー(Kenny Gamble/Leon Huff作)。本ヴァージョンもアルバムからの2ndシングルとしてUKチャート第2位、USチャート第1位の大ヒットとなりました。オリジナル自体が名曲ですが、Mick Hucknallのソウルフル・ヴォーカルを満喫できる本ヴァージョンも忘れ難い好カヴァーとなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=zTcu7MCtuTs

「Enough」
Mick Hucknall/Joe Sample作。ラストはブルー・アイド・ソウ的センスに満ちた哀愁ミディアム・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Z1wNhJFaZ5c

Simply Redの他の80年代・90年代作品もチェックを!

『Picture Book』(1985年)
Picture Book

『Men And Women』(1987年)
Men & Women

『Stars』(1991年)
Stars by Simply Red (1991-10-01)

『Life』(1995年)
Life by SIMPLY RED (1995-05-03)

『Blue』(1998年)
Blue

『Love & The Russian Winter』(1999年)
Love & The Russian Winter (Spec)
posted by ez at 01:36| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月25日

Olympic Runnners『Out in Front』

UKファンク・バンドの2nd☆Olympic Runnners『Out in Front』
Put the Music Where Your Mouth Is/Out in Front
発表年:1975年
ez的ジャンル:UKファンク・バンド
気分は... :かしこまりー!

今回は70年代に活躍したUKのファンク/ディスコ・バンドOlympic Runnnersの2ndアルバム『Out in Front』(1975年)です。

本作は単独CD未実現のため、上記ジャケおよびAmazonへのリンクは、1stアルバム『Put The Music Where Your Mouth Is』(1974年)との2in1CDです。

Olympic Runnnersは、Mike VernonPete Wingfieldを中心にスタジオ・ミュージシャン達が1974年にロンドンで結成されたファンク/ディスコ・バンド。

1stアルバム『Put The Music Where Your Mouth Is』(1974年)を皮切りに8枚のアルバムを70年代にリリースしています。

2ndアルバムとなる本作『Out in Front』(1975年)のメンバーは、Mike Vernon(per)、Pete Wingfield(key、vo)、Joe Jammer(g)、Delisle Harper(b、vo)、Glen LeFleur(ds、congas)という5名。

さらにヴォーカルとして、George ChandlerGonzalez)、Jimmy HaynesPearly Gatesが参加しています。

全編インストだった1stアルバム『Put The Music Where Your Mouth Is』(1974年)に対して、本作では上記のようにヴォーカル曲を織り交ぜているのが特徴です。

ダンサブルなファンク・グルーヴならば、シングルにもなった「Drag It Over Here」をはじめ、「(There's A) Freeze On Funk」「Dump The Bump」あたりがおススメです。

ロウ・ファンク「Go No Further」、サンプリング・ソースとしても人気の「Get This Thing Down」にもバンドの魅力が詰まっています。

インスト・ファンクの「Out To Lunch」「Panic Button」も魅力的です。

爽快なキャッチーさのあるUKファンク/ジャズ・ファンクを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「100 Yard Dash」
アルバムのイントロ。

「Exit City」
ギターの唸りと共に疾走するジャズ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=C0t2aqAxvnw

「Drag It Over Here」
シングルにもなったキャッチーなヴォーカル入りファンク・グルーヴ。バンドの格好良さが凝縮されたアルバムのハイライト。
https://www.youtube.com/watch?v=Mm6xu3PXv2I

「Go No Further」
通好みのロウ・ファンク。スタジオ・ミュージシャン出身ならではの職人魂を感じるグルーヴがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=CHIrri8gtoc

Ugly Duckling「Now Who's Laughin'」、Kamau「Confidencial」等のサンプリング・ソースとなっています。
Ugly Duckling「Now Who's Laughin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=IIgn7GnPimA

「Out To Lunch」
格好良いイントロにK.O.されてしまうインスト・ファンク。タイトなビートとセクシーなファンキー・ギターにシビれます!
https://www.youtube.com/watch?v=fqKXaNh8DYI

「(There's A) Freeze On Funk」
オールド・スクールHip-Hop的な格好良さを持った肉感ファンク。UKファンク・バンドですが、US西海岸のような開放感があるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nR-oKxdV-xs

「Dump The Bump」
タイトル通りのダンサブルな骨太ファンクを聴かせてくれます。シングル向きのキャッチーさが魅力です。もっと長尺で聴きたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ePnAsYYAILk

Eric B. & Rakim「Rest Assured」のサンプリング・ソースとなっています。
Eric B. & Rakim「Rest Assured」
 https://www.youtube.com/watch?v=JeDWtrCswa8

「Panic Button」
軽快に疾走するインスト・ジャズ・ファンク。ブレイクもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=U-lJDAwYW-E

「Get This Thing Down」
格好良すぎるベースラインと共に始まるメロウ・ジャズ・ファンク。哀愁エレピの音色がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=7w3aUnVvESI

Booga Lou「To Whom It May Concern」、Black Attack「Rep Da R.I.」、The High & Mighty「Dick Starbuck "Porno Detective"」、Mobb Deep「May Concern」等のサンプリング・ソースとなっています。
Booga Lou「To Whom It May Concern」
 https://www.youtube.com/watch?v=CkS39badM6Q
Black Attack「Rep Da R.I.」
 https://www.youtube.com/watch?v=uOzujthL5cc
The High & Mighty「Dick Starbuck "Porno Detective"」
 https://www.youtube.com/watch?v=f_qxmkbSnsg
Mobb Deep「May Concern」
 https://www.youtube.com/watch?v=R8oMvjiDiAM

「Coucou'n'flying Fish」
ラテン・フュージョン風のインスト。このバンドの音楽性の広さを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=u4zBI0NoqEo

Big Daddy Kane「Stop Shammin'」のサンプリング・ソースとなっています。
Big Daddy Kane「Stop Shammin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=WrlWx55GSu8

「'Till The Sun Comes Up」
ラストはメロウなインストで締め括ってくれます。

本2in1CD以外にはオリジナル・アルバムはCD未実現のようです。
他作品もぜひCD化して欲しいですね。
posted by ez at 02:55| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする