2019年11月26日

Simply Red『A New Flame』

大ヒットした3rdアルバム☆Simply Red『A New Flame』
ニュー・フレイム【スペシャル・エディション】
発表年:1987年
ez的ジャンル:スタイリッシュ系UKブルー・アイド・ソウル
気分は... :ようやく霧が晴れ・・・

今月は先の見えない五里霧中状態でしたが、ようやく霧が晴れつつあり、気分的にかなりスッキリしてきました。

気分がスッキリした急にSimply Redが聴きたくなってきた!

ということで、UKブルー・アイド・ソウル・バンドSimply Redの大ヒット3rdアルバム『A New Flame』(1987年)です。
※上記ジャケおよびAmazonリンクは【スペシャル・エディション】です。

Mick Hucknall率いるUKブルー・アイド・ソウル・バンドSimply Redに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚(発売順)。

 『Men And Women』(1987年)
 『Stars』(1991年)
 『Life』(1995年)

前回『Men And Women』(1987年)を紹介したのが2007年だったので12年ぶりのSimply Red作品のエントリーです。

近年再び精力的に活動し、今年も最新アルバム『Blue Eyed Soul』をリリースし、その健在ぶりを示したSimply Red

『Blue Eyed Soul』(2019年)
Blue Eyed Soul

僕がSimply Redを頻繁に聴いていたのは、デビュー・アルバム『Picture Book』(1985年)から『Life』(1995年)まで。一応、90年代のラスト作『Love & The Russian Winter』(1999年)まではリアルタイムでCD購入していました。

3rdアルバムとなる本作Simply Red『A New Flame』(1987年)は彼らの絶頂期の1枚であり、UKの人気バンドとしての自信が漲った1枚となっています。

本作におけるメンバーはMick Hucknall(vo)、Fritz McIntyre(key、back vo)、Tim Kellett(tp、key、back vo)、Chris Joyce(ds)、Tony Bowers(b)、Heitor T P(Heitor Pereira)(g)、Ian Kirkham(sax)。

プロデュースは本作を皮切りに『Stars』『Life』を手掛けたStewart Levine

ゲスト・ミュージシャンとしてErik Hanson(syn prog)、Larry Williams(syn prog)、Lenny Castro(per)、Stephanie Spruell (back vo)が参加しています。

前作に引き続き、往年の名ソングライターLamont Dozierが2曲でソングライティングに参加しています(Hucknallとの共作)。また、Joe Sampleとの共作曲もあります。

一般的には、UKチャート第2位、USチャート第1位の大ヒット「If You Don’t Know Me by Now」(Harold Melvin & the Blue Notesのカヴァー)をはじめ、「It's Only Love」Barry Whiteのカヴァー)、タイトル曲「A New Flame」といったシングル3曲あたりがハイライトかもしれません。。

しかしながら、個人的には「Turn It Up」「You've Got It」「She'll Have to Go」の3曲がハイライト。リアルタイムで聴いていた時も、この3曲がヘビロテだったし、今回聴き直してもこの3曲がダントツで好きです。

ぜひ、おススメの裏ハイライト3曲をお試しあれ!

全曲紹介しときやす。

「It's Only Love」
Barry White「It's Only Love Doing Its Thing」のカヴァー(Jimmy Cameron/Vella Cameron作)。オリジナルはアルバム『The Man』(1978年)収録。アルバムからの1stシングルとしてUKチャート第13位となりました。リアルタイムで聴いていた時は"他にシングル向きの曲があるのに"なんて思っていましたが、こうして久々に聴き直してみると、ブルー・アイド・ソウル・グループとしての志向が明確に打ち出されたカヴァー曲という印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=hP_CRUqovp4

「A New Flame」
Mick Hucknall作。タイトル曲は3rdシングルとしてUKチャート第17位となりました。ドラマティック&スタイリッシュなSimply Redらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vnhFBLS5u_s

「You've Got It」
Mick Hucknall/Lamont Dozier作。個人的な裏ハイライトその1。アルバムからの4thシングルにもなりました。Hucknallの優しく切ないヴォーカルに涙腺が緩んでしまう感動バラード。僕の青春の思い出とリンクしている名曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=cUCFHnVYVWg

「To Be with You」
Mick Hucknall作。ダイナミックなホーン・サウンドが効果的な硬質なファンク・グルーヴ。この時代らしいサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=RvHB-lkVpbQ

「More」
Mick Hucknall作。レゲエ・テイストを効かせたミディアム・バラード。このあたりはUKのバンドらしいセンスだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=NK-pOIvHxdc

「Turn It Up」
Mick Hucknall/Lamont Dozier作。個人的な裏ハイライトその2。個人的にはアルバムで一番好きだった曲。鮮やかなカッティング・ギターと共に疾走するダンサブル・チューン。僕にとっての格好良いSimply Redを象徴する曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=ctXtW7vL7eg

「Love Lays It's Tune」
Mick Hucknall作。オトナなミディアム・バラード。ミュート・トランペットがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=9QQoyaLIjWw

「She'll Have to Go」
Mick Hucknall作。個人的な裏ハイライトその3。このバンドらしいダンディズムを感じるスタイリッシュな1曲。ブルー・アイド・ソウルな魅力にも溢れています。元Saint & Stephanie(Stuff 'N' Ramjett)のStephanie Spruellの女性バック・コーラスも素晴らしいの一言。
https://www.youtube.com/watch?v=TOxSp5sczE0

「If You Don’t Know Me by Now」
Harold Melvin & the Blue Notes、1972年の大ヒット曲をカヴァー(Kenny Gamble/Leon Huff作)。本ヴァージョンもアルバムからの2ndシングルとしてUKチャート第2位、USチャート第1位の大ヒットとなりました。オリジナル自体が名曲ですが、Mick Hucknallのソウルフル・ヴォーカルを満喫できる本ヴァージョンも忘れ難い好カヴァーとなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=zTcu7MCtuTs

「Enough」
Mick Hucknall/Joe Sample作。ラストはブルー・アイド・ソウ的センスに満ちた哀愁ミディアム・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Z1wNhJFaZ5c

Simply Redの他の80年代・90年代作品もチェックを!

『Picture Book』(1985年)
Picture Book

『Men And Women』(1987年)
Men & Women

『Stars』(1991年)
Stars by Simply Red (1991-10-01)

『Life』(1995年)
Life by SIMPLY RED (1995-05-03)

『Blue』(1998年)
Blue

『Love & The Russian Winter』(1999年)
Love & The Russian Winter (Spec)
posted by ez at 01:36| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする