発表年:2019年
ez的ジャンル:UKアフロ/ブラジリアン・クロスオーヴァー
気分は... :いよいよ12月・・・
いよいよ12月ですね。
公私のTo Doリストが増える一方で、消し込みが進まない状態です。
忘年会シーズンにも突入ですが、この2週間の自己コントロールが勝負!
新作からロンドンのクラブジャズ/クロスオーヴァー・ユニットDa Lataの4thアルバム『Birds』です。
DJとしてロンドンのクラブ・シーンを牽引してきたPatrick ForgeとSmoke City、Zeepといったユニットの活動でも知られるChris FrankとのユニットDa Lataの紹介は、1stアルバム『Songs From The Tin(2000年)、『Serious』(2003年)に続き3回目となります。
前作『Fabiola』(2013年)から6年ぶりとなる新作『Birds』。
アルバムにはVanessa Freeman、Bembe Segueといった西ロンドンの歌姫2人をはじめ、Diabel Cissokho、Syren Rivers、Adriana Vasques、Richard Collins、Luiz Gabriel Lopesといったシンガーがフィーチャリングされています。
それ以外にMike Patto(Reel People)(key、syn)、Matt Cooper(Outside)(el-p、syn)、Ernie McKone(b、ds)Tristan Banks(ds)、Jason Yarde(sax)等のミュージシャンが参加しています。
プロデュースはChris Frank。
アルバム全体はアフロ/ブラジリアンのエッセンスを取り入れたDa LataらしいUKクロスオーヴァーに仕上がっています。
アフロ・ビート×ブロークンビーツな「Oba Lata」、Bembe Segueをフィーチャーしたジャズ・ファンク×ブロークンビーツな「Thunder Of Silence」、Vanessa Freemanをフィーチャーしたブラジリアン・グルーヴ「Sway」、Syren Riversをフィーチャーしたボッサ・グルーヴ「Memory Man」、Adriana Vasquesをフィーチャーしたアコースティック・ブラジリアン・グルーヴ「To B」あたりが僕のおススメです。
ロンドン次世代ジャズも面白いですが、こういったクラブジャズ/クロスオーヴァーも僕には欠かせません。
全曲紹介しときやす。
「Mentality」
Diabel Cissokhoをフィーチャー。アフロ・ジャズ×レゲエといった趣のクロスオーヴァー・チューンがオープニング。これには意表を突かれました。
https://www.youtube.com/watch?v=s0KzheEZSzs
「Dakar」
アフロ・ジャズ×ラテンなインスト。エスニックなミステリアス感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=egqGnuYfWoY
「Sway」
西ロンドンの歌姫Vanessa Freemanをフィーチャー。クラブジャズ・モードのブラジリアン・グルーヴ。バカンス・モードにフィットする仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=DiLedTr0OBU
「Memory Man」
Syren Riversをフィーチャー。このグループらしいボッサ・グルーヴ。Syren Riversのセクシーな男性ヴォーカルと哀愁ボッサが実にマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=dzBOckKSL1o
「To B」
Adriana Vasquesをフィーチャー。アコースティックな質感が心地よいブラジリアン・メロウ・グルーヴ。透明感のあるAdriana Vasquesのスキャットがビーチ・モードへ誘ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=IcnRIvRCvnE
「Lunar View」
Richard Collinsの男性ヴォーカルをフィーチャー。ライト・タッチのブラジリアン・グルーヴですが、メリハリが効いていていい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=VJcJ9o8BgnE
「Thunder Of Silence」
西ロンドンの歌姫Bembe Segueをフィーチャー。ジャズ・ファンク×ブロークンビーツなDa Lataらしいサウンドをバックに、Bembe Segueが素晴らしいヴォーカルを披露してくれます。Jason Yardeのサックスも格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=59nCGLDdbjU
「Oba Lata」
アフロ・ビート×ブロークンビーツなロンドンらしいクロスオーヴァー。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=bc9FzqJxK9k
「Hollickwood Park」
Chris Frankが全ての楽器を演奏しているインスト小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=6fWerFHHHiQ
「Birds」
Luiz Gabriel Lopesをフィーチャー。ラストはフォーキーなタイトル曲で、しみじみと味わいのある雰囲気で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ibEhjWA1g14
Da Lataの他作品もチェックを!
『Songs From The Tin(2000年)
『Serious』(2003年)
『Fabiola』(2013年)