2020年01月23日

Bah Samba『4』

Alice Russellを大々的にフィーチャー☆Bah Samba『4』
Four
発表年:2004年
ez的ジャンル:UKラテン・ハウス/ブラジリアン・グルーヴ
気分は... :キノコ鍋!

今回はUKラテン・ハウス・ユニットBah Sambaの2ndアルバム『4』(2004年)です。

Julian Bendallを中心としたラテン・ハウス・ユニット。

1996年に12"シングル「Carnival」でデビュー。
UKの人気女性ソウル・シンガーAlice Russellをフィーチャーした「Reach Inside」「So Tired Of Waiting」等のシングルが話題となりました。

こうした初期シングルが収録されたデビュー・アルバム『Bah Samba』(2002年)と2ndアルバムとなる本作『4』(2004年)の2枚は、Alice Russellを大々的にフィーチャーしたアルバムとして人気ですね。

本作『4』(2004年)はCD2枚組。

《Disc1》はラテン・ハウス、《Disc2》はブラジリアン・グルーヴという二部構成になっています。

本作における主要メンバーはJulian BendallAlice RussellMark RalphTimmy Walkerの4名。

プロデュースはJulian BendallMark Ralph

《Disc1》であれば、Teena Marieのカヴァー「Portuguese Love (Album Version)」、The Fatback Bandのカヴァー「Let The Drums Speak」、個人的にはアルバムで一番のお気に入り「You! You! You!」、パーティー・モードのラテン・ハウス「Everybody Get Up」がおススメです。

《Disc2》であれば、
ボッサな「Inner Soul」、Isabel Fructuosoがヴォーカルをとる「Calma」、サマー・モードのアーバン・グルーヴ「Don't Let Them Get You Down」がおススメです。

Alice Russell好きの人には、彼女のソロ作品と同じ位、彼女の魅力を満喫できる作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

《Disc1》

「Portuguese Love (Album Version)」
Teena Marieのカヴァー。オリジナルは『It Must Be Magic』(1981年)収録。Alice Russellの少し憂いを帯びたヴォーカルがフィットするBah Sambaらしいラテン・ハウスです。
https://www.youtube.com/watch?v=fFkHxBmYkzE

「Soul King」
Alice Russellのソウルフル・ヴォーカルが躍動する爽快ダンス・トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=OOk5RYmiLok

「Everybody Get Up」
パーティー・モードのアッパー感がたまらないラテン・ハウス。Alice Russellのパンチの効いたヴォーカルがハマっていますね。開放的なホーン・サウンドも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=5c7bIPVBbBA

「Let The Drums Speak」
The Fatback Bandのカヴァー。オリジナルはアルバム『Yum Yum』(1975年)収録。そのThe Fatback Bandのメンバーであり、作者であるBill Curtis(ds、vo)とJohnny Flippin(b、vo)で参加しているのも話題です。70年代ファンクの魅力を継承しつつ、2000年代UKクラブミュージックらしいサウンドに仕上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=HGg4B7msq2Q

「Have You Got Your Bootz On?」
ラテン・テイストのパッションを感じるUKジャズ・ファンク調のディスコ・チューン。Alice Russellのヴォーカルもサウンドと調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=aQJuQJCTzr8

「Doober」
フルートの音色が印象的なドリーミーなインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=ErPa3WQtg80

「You! You! You!」
個人的にはアルバムで一番のお気に入り。Alice Russellがエネルギッシュに躍動するソウルフルなアッパー・グルーヴ。Phil Asherrestless soul Fun Bandあたりに通じる格好良さがありますね。

「Portuguese Love (Phil Asher's Restless Soul Mix)」
「Portuguese Love」のPhil Asherによるリミックス。メリハリの効いたリミックスで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=q8BJNAYBhHs

《Disc2》

「Inner Soul」
ボッサ・サウンドとAlice Russellのハスキー・ヴォーカルの組み合わせがオトナな雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=FsMeIodLbmU

「Calma」
この曲ではIsabel Fructuosoがリード・ヴォーカル。少しミステリアスなブラジリアン・グルーヴ。透明感のあるIsabel Fructuosoのヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ms9mUo8s7Zo

「Don't Let Them Get You Down」
ストリングスがエレガント・ムードを醸し出すサマー・モードのアーバン・グルーヴ。Alice Russellの艶やかなヴォーカルがフィットします。Mark Ralphのギターもいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=pQAy20YUmgw

「Just Want To Love You」
Alice Russellが抑えたトーンのヴォーカルで聴かせるメロウ・ボッサ。

「So Many People」
キーボード&ギターのサウンドでAlice Russellがしっとりと歌い上げるバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=eVfOaM-R0rU

「Intermission」
国内盤ボーナス・トラック。インタールード的な短いインストです。

「Coming Home」
Alice Russellが艶やかに歌うアコースティック・メロウ。

「Far Away」
抑えたトーンのブラジリアン・メロウ。夏の終わりの思い出といった趣です。
https://www.youtube.com/watch?v=nQshHszQgNQ

「Morris」
ラストは美しい弦の音色とAlice Russellのソウルフル・ヴォーカルを活かしたビューティフル・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=cm7c7YCRTCU

「Portuguese Love (Seamus Haji Mix)」
国内盤ボーナス・トラック。「Portuguese Love」の Seamus Hajiによるリミックス。
https://www.youtube.com/watch?v=HcNMCg8-pv8

Bah Sambaの他作品もチェックを!

『Bah Samba』(2002年)
Bah Samba

『Latin Lounge Session』(2004年)
The Latin Lounge Session

『The Summer Of Love』(2011年)
Bah Samba presents THE SUMMER OF LOVE

『Live』(2011年)
LIVE(and new track)

『Shake The Dog (A Bah Samba Production) 』(2011年)
SHAKE THE DOG-A Bah Samba Production

『Here For Now』(2013年)
ヒア・フォー・ナウ

ご興味がある方はJulian BendallIan Priceと組んだユニットOver StreetJulian Bendallの別プロジェクトBeleza Musicaの作品もチェックを!

Over Street『No Name Yet 』(2003年)
OVERSTREET

Beleza Musica『Beleza Musica』(2003年)
ベレーザムジカ
posted by ez at 02:40| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする