2020年02月06日

Tavares『Loveline』

Kashif作品を取り上げたアーバンな1枚☆Tavares『Loveline』
ラブライン
発表年:1981年
ez的ジャンル:兄弟グループ系アーバン・ソウル
気分は... :今夜はコの字で・・・

70〜80年代に活躍したソウル/ディスコ・グループTavaresが1981年にリリースした『Loveline』です。

マサチューセッツ州出身のRalphPoochChubbyButch Tiny というTavares兄弟によって結成されたグループTavaresの紹介は、『New Directions』(1982年)、『Supercharged』(1980年)に続き3回目となります。

本作『Loveline』はアーバン・ソウルな魅力と当時新進気鋭のクリエイターであったKashif作品が印象的な1枚に仕上がっています。

プロデュースはAlan Abrahams

レコーディングにはRaydio Charles Fearing(g)、Paul Jackson Jr.(g)、Elliott Randall(g)、Buzzy Feiten(g)、Nathan East(b)、Kenny Elliot(ds)、Laythan Armor (key)、Kashif(syn)、William Michael Lewis(syn)、Ernie Watts(sax)等が参加しています。

アルバムのハイライトはダンス・クラシックのモダン・ブギー「Loveline」、エレガント・ファンク「Keep On」、メロウ・フローター「Right On Time」という3曲のKashif作品です。

個人的には「God Bless You」「Don't Want To Fool You」というBrenda Russell作の2曲もお気に入り。

また、シングルにもなった「Turn Out The Nightlight」やアーバン・メロウな「Right Back In Your Arms Again」もおススメです。

アーバンなTavaresを聴きたい方や、初期Kashifの仕事ぶりを知りたい方におススメの1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Keep On」
Kashif/Paul Lawrence Jones III作。リード・ヴォーカルはChubbyとTiny。本作のハイライトの1つといえるエレガント・ファンク。Kashifの勢いを感じるオープニングです。
https://www.youtube.com/watch?v=HEpJOZcdn2c

Bobby Mardisがカヴァーしています。こちらも要チェック!
Bobby Mardis「Keep On」
 https://www.youtube.com/watch?v=hdDSNpuq3ek

「Turn Out The Nightlight」
Andrew Woolfolk/Bunny Hull作。リード・ヴォーカルはButch。シングルにもなったアーバン・メロウなラブ・バラード。Ernie Wattsのサックスがロマンティック・ムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OVHHiqUFOLA

「Better Love」
Charles Fearing/Laythan Armor作。リード・ヴォーカルはChubby。軽快なアーバン・ファンク。終盤はElliott Randallが流石のギター・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=iamnGcQhGw0

「God Bless You」
Brenda Russell作。リード・ヴォーカルはButch、Pooch、Ralph。ヴォーカル・グループらしい感動的なバラードで魅せてくれます。Brenda Russellのソングライティングの才を再認識できます。Ernie Wattsのサックス・ソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=UVlaEZed5As

「Touche」
Alan Abrahams /Charles Fearing/Laythan Armor作。リード・ヴォーカルはTiny。スピード感のあるディスコ・ファンク。Buzzy Feitenが格好良いギター・ソロでキメてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dtnNEEM9dbI

「Loveline」
Kashif/Paul Lawrence Jones III作。リード・ヴォーカルはButch。ダンス・クラシックとして人気のモダン・ブギー。シングルにもなりました。Kashifの本領発揮といったところですね。ダンクラの風格が漂います!
https://www.youtube.com/watch?v=B0jZka4I-dY

Shawne Jacksonがカヴァーしています。
Shawne Jackson「Loveline」
 https://www.youtube.com/watch?v=7i-Mxr4n3OY

「Don't Want To Fool You」
Brenda Russell作。リード・ヴォーカルはChubbyとTiny。開放的なカッティング・ギターが心地好いアーバン・ミディアム。Elliott Randallのセンス抜群のギター・ソロもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BLEfMNUCZCg

「House Of Music」
Doug James/Sandy Linzer作。リード・ヴォーカルはTiny。T.S. Monkのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『House Of Music』(1980年)収録。軽快なディスコ・ファンクで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gsc8yyM58Ko

「Right Back In Your Arms Again」
Al Jarreau/Patrick Henderson作。リード・ヴォーカルはPooch。ソウル・ヴォーカル・グループとしての魅力とこの時代らしいアーバン・サウンドがマッチした素敵なバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gV85y-7FGcc

「Right On Time」
Kashif作。リード・ヴォーカルはButch。僕の一番のお気に入りのメロウ・フローター。シンセの爽快な響きがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=3NuHAYpWdVk

Tavaresの他作品もチェックを!

『Check It Out』(1974年)
チェック・イット・アウト

『Hard Core Poetry』(1974年)
Hard Core Poetry - Expanded Edition

『In the City』(1975年)
愛のディスコティック

『Sky High!』(1976年)
スカイ・ハイ

『Love Storm』(1977年)
Love Storm

『Future Bound』(1978年)
Future Bond

『Madam Butterfly』(1979年)
Madam Butterfly

『Supercharged』(1980年)
スーパーチャージド

『Love Uprising』(1980年)
Love Uprising - Expanded Edition

『New Directions』(1982年)
ニュー・ダイレクションズ(期間生産限定盤)

『Words and Music』(1983年)
ワーズ&ミュージック(期間生産限定盤)
posted by ez at 04:40| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする