2020年02月10日

DKD『Future Rage』

西ロンドンの最強トリオ☆DKD『Future Rage』
Future Rage
発表年:2003年
ez的ジャンル:西ロンドン系フューチャー・ソウル/ブギー/ブロークンビーツ
気分は... :センスメイキングが大事!

2000年代西ロンドンのクラブ・ミュージック/ブラック・ミュージックを隆盛を象徴する1枚、DKD『Future Rage』(2003年)です。

DKDは、4Heroでの活動を皮切りに、ロンドンの音楽シーンにインパクトを与えてきたDegoDennis McFarlane)、Bugz In The Atticの活動に加え、Degoとのタッグでもお馴染みのKaidi Tatham、同じくBugz In The AtticDaz-I-KueDarren Benjamin)によるユニット。

ユニット名はメンバー3名の頭文字です。

結局、DKD名義の作品は本作『Future Rage』(2003年)のみでしたが、西ロンドンの強力トリオによるフューチャー・ソウル/ブギー/ブロークンビーツは、今聴いて魅力的です。

プロデュースはDKD

アルバムにはLady AlmaBembe Segueといった西ロンドンの歌姫、4HeroMondo Grosso作品への参加で日本でもお馴染みの女性シンガーFaceRasiyahTammariah LewisMotet、さらにはUS男性ネオソウル・シンガーDonnieといったシンガーがフィーチャリングされています。

フューチャリスティックなブギーの「Future Rage」、Lady Almaをフィーチャーしたアーバン・フューチャー・ファンク「Getaway」、Bembe Segueをフィーチャーしたアーバン・メロウ「You Know It」、Degoらしさ全開のダンサブル・チューン「Super Amazing」、フューチャリスティックなアフロビート「Breakers Yard」Donnieをフィーチャーしたフューチャー・ソウル「We Can Make It」あたりが僕のおススメです。

2000年代西ロンドンの勢いを感じたい方はぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Getaway」
Lady Almaをフィーチャー。ブロークンビーツなフューチャー・ファンク。アーバンな雰囲気がLady Almaの艶やかなヴォーカルともフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZNEdtjqlZXc

「Brighter Day」
Rasiyah/Tammariah Lewisをフィーチャー。80年代エレクトリック・ファンクを2003年西ロンドン仕様にアップデートした仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=p_Fj1o4WDks

「You Know It」
Bembe Segueをフィーチャー。アーバン・メロウなフューチャー・ソウル。薄っすらとしたブラジリアン・フレイヴァーがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hsLR70Pw6t4

「No Time」
コズミック・ジャズ・ファンク調のインスト。70年代ジャズ・ファンクを西ロンドン仕様にしたような仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=V9CTJQKhSOQ

「Interlude: The Gravitational Pull Of Her (X3)」
インタールード。

「Future Rage」
タイトル曲はブロークンビーツなフューチャー・ブギー。ヴォーカルはFace、Dego、Kaidi Tatham。フューチャリスティックなファンキー・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fVS09se27Is

「Natty Head」
Rasiyahのヴォーカルをフィーチャー。印象的なビートのダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=tTnaO1aiedI

「Super Amazing」
ヴォーカルはFace、D.T.X.(Dego)。今聴くとDegoらしさ全開のダンサブル・チューン。西ロンドンならではのフューチャー・ブギーといった趣です。
https://www.youtube.com/watch?v=_THq28PSM5I

「Breakers Yard」
フューチャリスティックなアフロビートといった雰囲気のインスト・チューン。近未来的なトライバル・サウンドは刺激的です。

「Look Who's Talking」
本編ラストはMotetをフィーチャー。Adam Rockのスクラッチ入りのサウンド・システム的な仕上がりです。

「We Can Make It」
国内盤ボーナス・トラック。この曲のみBugz In The AtticのOrin Waltersとの共同プロデュース。US男性ネオソウル・シンガーDonnieをフィーチャー。ミッドナイトな疾走感がたまらないフューチャー・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=yzjyEJ2AEBY

DegoKaidi Tatham関連の過去記事もご参照ください。

4Hero『Parallel Universe』(1994年)
Parallel Universe

Tek 9『Simply』(1999年)
Simply (+ Bonus Tracks)

Neon Phusion『The Future Ain't the Same as It Used 2 B』(1999年)
The Future Ain't the Same as It Used 2 B

4Hero『Creating Patterns』(2001年)
Creating Patterns

Silhouette Brown『Silhouette Brown』(2004年)
シルエット・ブラウン

Bugz In The Attic『Back In The Doghouse』>(2006年)
Back in the Doghouse

4Hero『Play with the Changes』(2007年)
Play With the Changes (Dig)

2000Black『A Next Set A Rockers』(2008年)
ア・ネクスト・セット・ア・ロッカーズ

Dego『A Wha' Him Deh Pon?』(2011年)
A Wha Him Deh Pon ?

Dego『The More Things Stay The Same』(2015年)
The More Things Stay The Same (ザ・モア・シングズ・ステイ・ザ・セイム)

Dego & Kaidi『A So We Gwarn』(2017年)
ソー・ウィー・グワン (SO WE GWARN)

Kaidi Tatham『It's A World Before You』(2018年)
イッツ・ア・ワールド・ビフォア・ユー

Dego『Too Much』(2019年)
トゥー・マッチ
posted by ez at 04:02| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする