2020年03月13日

Lenine『Labiata』

独得の音世界は健在☆Lenine『Labiata』
Labiata by Lenine (2009-03-17)
発表年:2008年
ez的ジャンル:異才ブラジリアン・ロック
気分は... :クセになる音世界・・・

今回はブラジル音楽シーンの異才Lenine『Labiata』(2008年)です。

これまで当ブログで紹介したLenine作品は以下の4枚。

 Lenine & Suzano『Olho De Peixe』(1993年)
 『O Dia Em Que Faremos Contato』(1997年)
 『Na Pressao』(1999年)
 『Falange Canibal』(2002年)

オリジナル・スタジオ作としては、『Falange Canibal』(2002年)以来の新作となるのは本作『Labiata』(2008年)です。

メイン・プロデュースはLenineJR Tostoi

それ以外にKassinRodrigo Campelloが共同プロデュースで加わっている曲もあります。

ミクスチャー感覚のサウンドやパーカッシヴなギターによるLenine独得の音世界は健在です。

ラテン・グラミー賞「ベスト・ブラジルソング」受賞の「Martelo Bigorna」、ミステリアスな「Magra」、故hico Scienceとの共作「Samba E Leveza」、ホーン隊も加わった「E Fogo」、ハイパーな「Ciranda Praieira」あたりはLenineワールドを存分に楽しめます。

さらに元TitasのメンバーArnaldo Antunesとの共演「O Ceu E Muito」などハードなロック・サウンドが強調された楽曲も印象的です。

いつ聴いてもクセになるLenineワールド・・・

全曲紹介しときやす。

「Martelo Bigorna」
Lenine作。ラテン・グラミー賞「ベスト・ブラジルソング」を受賞したオープニング。Lenineらしい独得のサウンドにストリングスも加わった完成度の高い1曲で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OSDZh5OXx5w

「Magra」
Lenine/Ivan Santos作。決して派手な曲ではありませんが、ギター、パーカッション、ハンドクラップらが織り成すミステリアスな音世界にグイグイ引き込まれていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=KvHSOygIweo

「Samba E Leveza」
Lenine/Chico Science作。Nacao Zumbiのフロントマンであった故hico Scienceとの共作。Kassinもプロデューサー/キーボードでクレジットされています。Lenine流ハイブリッド・サンバといった趣の1曲に仕上がっています。無機質な質感が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=iUjblUHqBTE

「A Mancha」
Lenine/Lula Queiroga作。哀愁モードで疾走するロック・チューン。Lenineらしいギター・ワークが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=fUeWw-K1xXs

「La Vem A Cidade」
Lenine/Braulio Tavares作。Lenine独得の音世界を楽しめる哀愁チューン。スクラッチ、エフェクトのアクセントも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=l7tbgGaNeYI

「O Ceu E Muito」
Lenine/Arnaldo Antunes作。ブラジリアン・ロック・バンドTitasのメンバーであったArnaldo Antunesとの共演・共作。ここではヘヴィなロック・サウンドで突き進みます。
https://www.youtube.com/watch?v=KW2fkGujyyA

「E Fogo」
Lenine/Carlos Renno作。コレもLenineらしいリズミックな仕上がりの1曲。ホーン隊も加わり、メリハリの効いたサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=MmZHXhMXhBY

「E O Que Me Interessa」
Lenine/Dudu Falcao作。しみじみと歌い上げる弾き語り風の仕上がり。ヴァイヴの音色のアクセントがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8e_hDxWkNQQ

「Ciranda Praieira」
Lenine/Paulo Cesar Pinheiro作。Rodrigo Campelloもプロデュースに加わっています。哀愁モードのイントロからLenine流ハイパー・サウンドへ突入します。
https://www.youtube.com/watch?v=TjlKvyt6Vog

「Excesso Exceto」
Lenine/Arnaldo Antunes作。China(Flavio Augusto)がヴォーカルで参加しています。ハードなブラジリアン・ロックで攻めています。
https://www.youtube.com/watch?v=2fUFKpoaZmY

「Continuacao」
Lenine作。ラストも摩訶不思議な雰囲気のハイパー・フォーキーで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=TqUn217_Szc

Lenineの他作品もチェックを!

Lenine & Suzano『Olho De Peixe』(1993年)
魚眼

『O Dia Em Que Faremos Contato』(1997年)
O Dia Em Que Faremos Contato

『Na Pressao』(1999年)
アンダー・プレッシャー

『Falange Canibal』(2002年)
FALANGE CANIBAL

『In Cite』(2004年)
In Cite

『Chao』(2012年)
Chao

『Carbono』(2015年)
lenine carbono.jpg
posted by ez at 03:48| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする