2020年03月26日

Matt Bianco『Matt Bianco』

二人Mark体制となった2nd☆Matt Bianco『Matt Bianco』
Matt Bianco
発表年:1986年
ez的ジャンル:フェイク・ボッサ/ラテン系UKポップ
気分は... :行動は自粛!家で音楽で楽しもう!

いよいよ首都東京が危うくなっていますね。

昨日仕事の道すがら中目黒駅周辺を歩いてきましたが、例年の賑わいには到底及ばないものの、自粛疲れの反動で気が緩んでいる人が多いことを実感しました。また、夜は仕事帰りで渋谷経由で帰宅しましたが、いつもの渋谷の景色には及ばないものの危機意識の希薄な若者の群れに出会い、オーバーシュートの可能性を痛感しました。

これでは都知事が会見を開くのも分かる気がします。少なくとも今日、明日はテレワークにしようと思います。

今日は日本でも根強い人気を誇るUKのポップ・ユニットMatt Biancoの2ndアルバム『Matt Bianco』(1986年)です。

1982年にロンドンで結成されたMatt Biancoの紹介は、デビュー・アルバム『Whose Side Are You On』(1984年)に続き2回目となります。

デビュー・アルバム『Whose Side Are You On』(1984年)に続く2ndアルバムとなる本作『Matt Bianco』(1986年)ですが、オリジナル・メンバーのDanny WhiteBasiaが脱退し、Mark Reilly(vo)と新加入のMark Fisher(key、b)のて二人体制で制作された作品です。

プロデュースはメンバー二人とPhil Harding。

また、女性シンガーJenni Evansがリード・ヴォーカルをとる曲もあります。

「Yeh Yeh (12" Dance Mix) 」以外はメンバー二人のオリジナルです。

確信犯的フェイク・モードのブラジル/ラテンのエッセンスを織り交ぜたダンサブルなUKポップを満喫できます。

深く考えず楽しめるUKポップ感覚が閉塞感が蔓延する今の世界情勢に安らぎを与えるのでは?

フェイク・ニュースよりフェイク・ボッサ/ラテンの方が楽しめるはず!

全曲紹介しときやす。

「Yeh Yeh (12" Dance Mix) 」
Rodgers Grant/Pat Patrick/Jon Hendricks作。Georgie Fame & The Blue Flamesの大ヒットで知られる楽曲をカヴァー。シングルはUKチャート第13位となりました。LPにはシングル・ヴァージョンが収録されていますが、CDには12" Dance Mixが収録されています。彼ららしいボッサ/ラテン風味の軽快なダンサブル・チューンで楽しませてくれます。開放的なホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=XaXgaHzcBuA
「Yeh Yeh (Single Version) 」※CD未収録
 https://www.youtube.com/watch?v=ty3lKDKXV2g

本曲に関して、当ブログではJimmy CastorMongo Santamariaのカヴァーも紹介済みです。

「Dancing in the Street」
3rdシングル。ファンカラティーナ調のポップなダンサブル・チューン。80年代らしいカラフルなポップ感覚がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dM-7PZJ2oSE

「Undercover」
スウィンギー・ジャズ調のポップ・チューン。この当時のお洒落ポップらしい雰囲気を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=ePaHU6GcCEM

「Fly by Night」
Jenni Evansがリード・ヴォーカルをとるメロウ・ボッサ・グルーヴ。ラテン風味も取り込んだ確信犯的なフェイク・ボッサ/ラテン・サウンドがこのユニットらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SgiBkaDv6vw

「Smooth」
妖しげなムードのラテン風味の効いたダンス・チューン。無機質なダンス・サウンドにラテン風味、さらにはサンバのエッセンスも重ねてくる何でもアリな感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=cdJnS5Jk1XE

「I Wonder」
スウィンギー×UKポップ・ソウルなミクスチャー感覚が楽しい1曲。ファストフードの高額メニュー的なお得感があります(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=wVMLCZq0JrI

「Just Can't Stand It」
「Yeh Yeh」に次ぐ2ndシングル。リラックスした雰囲気は悪くありませんが、シングルとして少し地味かも?この曲を聴いていると、本作の前年の大ヒット曲Tears For Fears「Everybody Wants To Rule The World」が聴きたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=SbcCC3mQ26Q

「Summer Song」
アーバン・メロウ×UKジャジー・ポップな雰囲気が心地好い1曲。80年代らしいキラキラ・モードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nmUbymil0z8

「Sweetest Love Affair」
スウィンギー×UKポップなバランスが絶妙な1曲。フェイク・モード全開なのに何故か憎めない抜群のセンスがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=527Lfh-rJ3I

「Up Front」
ラストはラテン・モードのポップ・ダンスで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=CCFI7sqREL4

Matt Biancoの他作品もチェックを!

『Whose Side Are You On』(1984年)
WHOSE SIDE ARE YOU ON?

『Indigo』(1988年)
インディゴ

『Samba in Your Casa』(1991年)
Samba In Your Casa

『Another Time Another Place』(1994年)
Another Time Another Place

『Gran Via』(1995年)
Gran Via

『World Go Round』(1998年)
ワールド・ゴー・ラウンド

『Rico』(2000年)
Rico by Matt Bianco

『Echoes』(2002年)
Echoes by Matt Bianco (2002-12-24)

『Matt's Mood』(2004年)
Matt's Mood by MATT BIANCO (2004-06-15)

『Wap Bam Boogie』(2006年)
Wap Bam Boogie by Matt Bianco (2006-02-22)

『Hifi Bossanova』(2009年)
HIFI BOSSANOVA

『Hideaway』(2012年)
HIDEAWAY

『Gravity』(2017年)
Gravity
posted by ez at 04:45| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする