2020年04月11日

Susan Cadogan『Hurt So Good』

Lee "Scratch" Perryプロデュースの人気作☆Susan Cadogan『Hurt So Good』
Hurts So Good
発表年:1975年
ez的ジャンル:Lee "Scratch" Perry系スウィート・レゲエ
気分は... :週末は自宅で音楽を!

外出自粛の週末は自宅で音楽でも楽しみましょう。

今回はスウィートなレゲエ作品Susan Cadogan『Hurt So Good』(1975年)です。

1951年ジャマイカ・キングストン生まれの女性レゲエ・シンガーSusan Cadogan(本名:Alison Anne Cadogan)の紹介は、『Soulful Reggae』(1992年)に続き2回目となります。

Trojan Recordsからリリースされた本作『Hurt So Good』(1975年)は、Lee "Scratch" Perry プロデュースによる歌姫レゲエ作品として人気の高い1枚であり、特にUKシングル・チャートTop5に入るヒットとなったシングル「Hurt So Good」Millie Jacksonのカヴァー)収録で知られる1枚です。

UKではちょうどラヴァーズ・ロック黎明期であり、本作のスウィート・フィーリングがジャスト・フィットしたのでしょうね。

Susanのキュートなヴォーカルの魅力とLee "Scratch" Perry の見事なプロデュース能力が見事に噛み合った素敵なスウィート・レゲエ作品に仕上がっています。

そのハイライト「Hurt So Good」Millie Jackson)をはじめ、「In The Ghetto」Elvis Presley)、「Nice 'N' Easy」The Miracles「Do It Baby」)、「If You Need Me」Solomon Burke)、「Fever」Peggy Lee)、「Shame (Shame On You)」Shirley & Company)といったカヴァーが充実しています。

それ以外であれば、「Feeling Is Right」「Lay Down」もおススメです。

キュート&スウィートなレゲエ・ワールドを堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「In The Ghetto」
Elvis Presley、1969年の大ヒット曲をカヴァー(Scott Davis作)。当ブログではBeats Internationalのカヴァーも紹介しています。レゲエ・カヴァーされるために書かれた曲なのでは?と思うほどフィットする好カヴァーに仕上がっています。Susanのキュート・ヴォーカルとバック・コーラス隊の掛け合いがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6s1cEPoS_Oo

「Nice 'N' Easy」
The Miracles、1974年のヒット曲「Do It Baby」をカヴァー(Christine Yarian/Freddie Perren作)。オリジナルの雰囲気を残しつつ、スウィートなレゲエ・フィーリングが加味されているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HucNiALhqx0

「Hurt So Good」
Millie Jackson、1973年のヒット曲をカヴァー(Phillip Mitchell作)。オリジナルはアルバム『It Hurts So Good』収録。前述のようにUKシングル・チャート第4位となったヒット・シングルです。ラヴァーズ黎明期という時代の流れにフィットしたスウィート&ソウルフルなレゲエ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=G96u6BxlKBE

「Congratulations」
Susanのコケティッシュな魅力が伝わってくる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=VQqggzgGmwU

「If You Need Me」
Solomon Burke、1963年のヒット曲をカヴァー(Robert Bateman/Wilson Pickett/Sonny Sanders作)。軽快なメロウ・フィーリングにグッときます。Susanのコケティッシュなヴォーカルの語り口もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=zRe2r5Z4xhE

「Lay Down」
さり気ないですが、ナチュラルなムードが心地好い1曲に仕上がっています。コーラスワークもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=baYwXbIuEeQ

「I Keep On Loving You」
レゲエならではのクールな疾走感がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=6F3xzUjaw80

「Don't You Burn Your Bridges」
レゲエらしいリラックスしたグルーヴが心地好い1曲に仕上がっています。Susanの透明感のあるヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=UVhihTeKx50

「Feeling Is Right」
密かに好きなのがコレ。Susanのレゲエ・シンガーとしての魅力を満喫できる1曲に仕上がっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=kU942W_CMqE

「Fever」
Peggy Lee、1958年のヒット曲をカヴァー(Eddie Cooley/John Davenport作)。ルーツ・ロック調のサウンドながらも、絶妙にコントロールされたヴォーカルを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rXV-Y7PpSRI

「Shame (Shame On You)」
Shirley & Company、1974年のヒット曲「Shame, Shame, Shame」をカヴァー(Sylvia Robinson作)。ディスコ・チューンを開放的なレゲエ・チューンへ変貌させています。男性バック・コーラスも加わり、ソウルフルな味わいもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=8ZZBivEtgYc

『Soulful Reggae』(1992年)
ソウルフル・レゲエ(紙ジャケット仕様)

『Two Sides Of Susan』(2008年)
Two Sides Of Susan
posted by ez at 02:29| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする