2020年05月29日

Con Funk Shun『Electric Lady』

シンセ/エレクトリック色を強めた1枚☆Con Funk Shun『Electric Lady』

発表年:1985年
ez的ジャンル:カリフォルニア産エレクトリック・ファンク
気分は... :動き出す予感・・・

緊急事態宣言が解除された今週・・・公私共にいろいろな事が動きつつあります。

コロナを言い訳にせずに、積極的にアフター・コロナに順応していく柔軟さを持ちたいですね。

今回はカリフォルニア出身の人気ファンク・バンドCon Funk Shunが1985年にリリースした『Electric Lady』です。

単品CDが入手しづらいため、上記ジャケ(およびAmazonへのリンク)は『Fever』(1983年)との2in1CDです。

これまで当ブログで紹介したCon Funk Shun作品は以下の6枚。

 『Secrets』(1977年)
 『Loveshine』(1978年)
 『Spirit Of Love』(1980年)
 『Touch』(1980年)
 『7』(1981年)
 『Fever』(1983年)

本作はタイトルが暗示しているように、シンセ/エレクトリック色を強めた作品です。

本作におけるメンバーは、Michael Cooper(vo、g)、Felton Pilate(g、key、syn、ds、vo)、Karl Fuller(tp、per、vo)、Paul Harrell(sax、fl、per、vo)、Danny Thomas(key、vo)、Cedric Martin(b、vo)、Louis McCall(ds、per、vo)というお馴染みのラインナップです。

メイン・プロデュースは4曲を手掛けたMaurice Starr
New EditionNew Kids On The BlockPeter Wolfなどを手掛けたことで知られる人気プロデューサーですね。当ブログで紹介した作品であれば、Lady Soul『Lady Soul』(1992年)、Classic Example『Classic Example』(1992年)のメイン・プロデュースを務めています。

それ以外にRun-D.M.C.のプロデュースで知られるLarry Smithが2曲、
Jeffrey Osborneの兄弟で元L.T.D.Billy Osborneが1曲プロデュースしています。さらにセルフ・プロデュースも1曲あります。

シンセ/エレクトリック・サウンド全開のエレクトリック・ファンク「Turn The Music Up」、Hip-Hop×エレクトリック・ファンクな「Electric Lady」「Don't Go (I Want You Back)」あたりが本作らしいかもしれません。

しかしながら、本作を気に入っている人のハイライトは、Maurice Starrプロデュースによるブラコン・モード全開の「Pretty Lady」「Circle Of Love」「I'm Leaving Baby」の3曲だと思います。個人的にも「Circle Of Love」は青春の思い出が詰まった忘れがたい1曲ですね。

必ずしも評価が高くないアルバムかもしれませんが、個人的には楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Turn The Music Up」
Con Funk Shunプロデュース。本作らしいシンセ/エレクトリック・サウンド全開のエレクトリック・ファンクがオープニング。ロボットダンスが似合いそうなダンス・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=bmfR0MS-XIY

「Rock It All Night」
Maurice Starrプロデュース。Con Funk Shunらしいメロディをエレクトリック・ファンク仕立てした感じのダンス・チューンです。良くも悪くもこの時代らしい音です。
https://www.youtube.com/watch?v=TCRXvUFVVkQ

「I'm Leaving Baby」
Maurice Starrプロデュース。ブラコン・モードのメロウ・ミディアム。Michael Cooper節を楽しめる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=AUOYBPN0nrA

「Tell Me What You're Gonna Do」
Larry Smithプロデュース。哀愁モードのダンサブル・チューン。少しエレポップの影響もあるかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=uSvSmbJZLp0

「Electric Lady」
Larry Smithプロデュース。タイトル曲はLarry SmithらしくHip-Hopのエッセンスを取り入れたエレクトリック・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ebDiaNzXJEs

Mr. 3-2「Them Against Me」のサンプリング・ソースとなっています。
Mr. 3-2「Them Against Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=W-vPTri7DWc

「Don't Go (I Want You Back)」
Billy Osborneプロデュース。この曲もHip-Hop調エレクトリック・ファンクです。このHip-Hop×エレクトリック・ファンクな試みは案外悪くないと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=N79h5qKfegs

「Circle Of Love」
Maurice Starrプロデュース。個人的に思い入れのあるスロウ。大学時代の青春の甘酸っぱい思い出が甦ってくるラブ・バラードです。そんなこともあって、しみじみ聴いてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=Wl5hB2L9BsY

「Pretty Lady」
Maurice Starrプロデュース。ラストは極上のメロウ・チューンで締め括ってくれます。本曲を本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?The Gap Band「Yearning for Your Love」とセットで聴きたくなる名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=5BDX7bUHMDs

The Gap Band「Yearning for Your Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=X1eiAPKfAVY

Con Funk Shunの他作品もチェックを!

『Con Funk Shun/Secrets』(1976/1977年) ※2in1CD
Con Funk Shun / Secrets (2 on 1) [from UK]

『Secrets』(1977年)
シークレッツ

『Loveshine』(1978年)
ラヴ・シャイン

『Candy』(1979年)
キャンディ

『Spirit Of Love』(1980年)
Spirit of Love

『Touch』(1980年)
タッチ

『7』(1981年)
7

『Touch/7/To The Max』(1980/1980/1981年) ※3in1CD
Touch / Seven / To The Max

『Fever』(1983年)
Fever
posted by ez at 05:07| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする