発表年:2020年
ez的ジャンル:アルゼンチン産エレクトリック・フォルクローレ
気分は... :近未来的な古代文明・・・
新作アルバムからアルゼンチン産エレクトリック・フォルクローレFederico Estevez『De Aqui Hasta Aqui』です。
Federico Estevezはアルゼンチン人パーカッション奏者。
アルゼンチン人アーティストChancha Via Circuitoのバンド・メンバーです。
本作『De Aqui Hasta Aqui』はFederico Estevezのデビュー・アルバムとなります。
Shika Shikaからのリリースです。
フォルクローレ、エレクトロニカ、アンビエントが融合したパーカッション奏者らしい現代的なエレクトリック・フォルクローレ作品に仕上がっています。伝統とテクノロジーのクロスオーヴァー感がいいですね。映像でいえば、近未来的な古代文明のようなイメージを思い浮かべてしまいます。
プロデュース(共同プロデュース2曲を含む)、ソングライティングはFederico Estevez自身。
アルバムにはChancha Via Circuito(Pedro Canale名義)をはじめ、Rodrigo Gallardo(Matanza)、Pablo Paz、Alina Marinelli、Clara Trucco、Gerardo Farez、Manuel Quintans、といったアーティストがフィーチャリングされています。
自粛生活、新しい生活様式の疲弊した心身を浄化してくるエレクトリック・フォルクローレです。
全曲紹介しときやす。
「Descanso」
古代文明の神秘的なムードが漂う小曲がオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=YubTHwqPD_s
「El Gauchito」
チリのユニットMatanzaのメンバーRodrigo Gallardoをフィーチャー。神秘的なフォルクローレ。前曲からの流れで古代文明の祝祭がイメージされます。
https://www.youtube.com/watch?v=bKp_3a7sVf4
「Falsa Coral」
Alina MarinelliのヴォーカルおよびManu Quintansをフィーチャー。パーカッシヴ×トランシーなフォルクローレ。古代と未来のクロスオーヴァー感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JqE8owZlT-U
「Amuletos」
Pablo Pazをフィーチャー。ダンサブルなエレクトリック・フォルクローレはパーカッシヴ・グルーヴも含めてかなり僕好み。伝統とテクノロジーがうまく融合しているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2IWPAu3xGSQ
「Lazos」
Clara Truccoのヴォーカル、Gerardo Farezのシンセをフィーチャー。エッジの効いたエレクトリック・クンビア。フューチャリスティックなトライバル感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=eVEMzYu-MdQ
「Colanzuli」
アンビエント感のあるフォルクローレ。夢の中のフォルクローレって雰囲気が好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=B3GfmliT8d8
「Rios Del Cuerpo」
Manu Quintansをフィーチャー。いわゆるフォルクローレらしさという意味では、一番フォルクローレらしいかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=20D9kVsRw-o
「El Quemado」
Pedro Canale(Chancha Via Circuito)をフィーチャー。パーカッションの響きと絶妙なエレクトロニカなスパイスが清らかな音空間を生み出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=8OSjUOm90PI
「Agujeros Blancos」
本編ラストは桃源郷フォルクローレで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xa044hEH_R0
「Hologramas」
CDボーナス・トラック。本編にはないダークな雰囲気のエレクトリック・フォルクローレ。
https://www.youtube.com/watch?v=lRPnVJDK5mk
ご興味がある方はChancha Via Circuitoの作品もチェックしてみては?
Chancha Via Circuito『Rodante』(2008年)
Chancha Via Circuito『Chancha Via Circuito』(2011年)
Chancha Via Circuito『Amansara』(2014年)
Chancha Via Circuito『Bienaventuranza』(2018年)