2020年06月29日

Kay-Gees『Kilowatt』

スペイシー・ディスコ・ファンクな3rd☆Kay-Gees『Kilowatt』

発表年:1978年
ez的ジャンル:スペイシー・ディスコ・ファンク
気分は... :コンヴィヴィアリティ・・・

70年代ディスコ作品からKay-Gees『Kilowatt』(1978年)です。

Kool & the GangRobert "Kool" BellRonald Bellの弟Kevin Bellがリーダーとして在籍し、Kool & the Gangが設立したGang Recordsからデビューしたファンク・グループKay-Gee'sの紹介は、デビュー・アルバム『Keep on Bumpin' & Masterplan』(1974年)に続き2回目となります。

3rdアルバムとなる本作『Kilowatt』(1978年)は、ジャケに写るメンバーの姿が示唆しているように、スペイシーなアクセントを強調したディスコ・ファンク作品に仕上がっています。ジャケにはB級感が漂いますが(笑)

プロデュース、アレンジ、ソングライティングはKay-Gee's自身。

メンバーはKevin Bell(g)、Michael Cheek(b、per、vo、syn)、Callie Cheek(ds、per、timpani、vo)、Wilson Beckett(congas、bongos、timbales、g、per、vo)、Peter Duarte(as、p、per、vo、strings)、Dennis White(ts、fl、per、vo)、Ray Wright (tb、tp、flh、p、strings、syn、per、vo)という7名。

ディスコ・ファンク・クラシックとして人気のインスト「Tango Hustle」、グループのテーマ「Kay Gee's Theme Song」、猥雑なキャッチーさが魅力の「Kilowatt」「Kilowatt/Invasion」、開放的ファンク・グルーヴ「Fat Daddy」がおススメです。

スペイシーなディスコ・ファンク・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Kay Gee's Theme Song」
グループのテーマがオープニング。オーディエンスのガヤ入り、疑似ライヴ調の鮮やかなディスコ・ファンクがオープニング。ダイナミックなホーン・アンサンブルとグルーヴィーなリズム隊が織り成す至高のファンキー・ワールドを満喫できます。ティンバレスによるラテン・フレイヴァーのブレイクもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=JfjUSbSArBk

「Cheek To Cheek」
シングルにもなった曲。グイグイと突き進むファンキー・グルーヴ。Michael Cheekのファンキー・ベースが牽引します。少しP-Funk調のヴォーカル・ワークも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=_8uWdM1AcVk

「Fat Daddy」
Kool & the Gangの弟分バンドらしいファンキー魂がさく裂する開放的ファンク・グルーヴ。ホーン隊を中心としたダイナミックなファンキー・サウンドがサイコーです。シンセによるスペイシーなアクセントも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=lhXkvJPcDg8

「Tango Hustle」
ディスコ・ファンク・クラシックとして人気のインスト。ラテン・フレイヴァーの効いたファンキー・グルーヴ。シンセも駆使し、インパクトのあるスペイシー・サウンドに仕上がっているのがクラシックとして人気の要因かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=qCnxvlPhBZQ

「Celestial Vibration」
本作らしいスペイシー感覚のインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=eH1GNrkuokU

「Kilowatt」
馬力の重量ファンクながらも猥雑なキャッチーさのあるタイトル曲。Michael Cheekのチョッパー・ベース、パーカッション・ブレイクもグッド!シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=k1gYt0S9Yo8

「Kilowatt/Invasion」
Michael Cheekのチョッパー・ベース、パーカッション、スペイシーなアクセントが強調された「Kilowatt」のパート2といったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=uEfTtHh4j8I

「Space Disco」
本作らしいスペイシー感覚を強調したインスト・ディスコ。終盤にはKevin Bellが格好良いギターを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=CJnvVP-XF98

「Good Feel」
ラストもキャッチーなファンキー・グルーヴで締め括ってくれます。本作らしい巧みなシンセ使いが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=iZRhc4JME1w

僕の保有するCDには以下の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Kilowatt Unreleased (12" Mix) 」
https://www.youtube.com/watch?v=ESOG44RwSls
「Kilowatt (Unreleased 12" Extended Version)」
https://www.youtube.com/watch?v=a6eAgjIhEqA
「Cheek To Cheek (Unreleased 12" Mix)」
https://www.youtube.com/watch?v=kOKGFRQ-m5s

Kay-Geesの他作品もチェックを!

『Keep on Bumpin' & Masterplan』(1974年)


『Find a Friend』(1976年)


『Burn Me Up』(1979年)
posted by ez at 00:37| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする