発表年:1987年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bシンガー
気分は... :We've Only Just Begun〜♪
実力派男性R&BシンガーGlenn Jonesの4thアルバム『Glenn Jones』(1987年)です。
1962年、フロリダ州ジャクソンビル生まれの男性R&BシンガーGlenn Jonesの紹介は、6thアルバム『Here I Go Again』(1992年)に続き2回目となります。
RCAからJiveへの移籍第一弾アルバムであり、彼の全作品の中で最高位となるUS R&Bアルバム・チャート第16位となります。
僕が最初に出会ったGlenn Jones作品が本作でした。大学生の時にアナログ盤で購入し、愛聴していました。大学生だった僕にとっては、少し背伸びしたオトナR&Bといった印象でしたね。
メイン・プロデュースはTimmy Allen(元Change)とWayne Brathwaite。
奥方Genobia Jeter(back vo)をはじめ、Marva Hicks(元Eighties Ladies)(back vo)、Johnny Kemp(back vo)、(back vo)、LaForrest Cope(La La)(back vo)、
Yogi Lee(back vo)、Eric Rehl(key)、Mike Campbell(g)、Doc Powell(g)、Bashiri Johnson(per)等がレコーディングに参加しています。
ハイライトはUS R&Bチャート第2位のヒット・シングル「We've Only Just Begun (The Romance Is Not Over)」。The Chi-Litesの大ヒット曲カヴァー「Oh Girl」も当時注目されていましたね。
個人的には当時一番のお気に入りだった「That Night Mood」、ブラコン感覚の「It Must Be Love」や「At Last」、オーセンティックな魅力がある「All I Need To Know」や「I Love You」もおススメです。
「We've Only Just Begun (The Romance Is Not Over)」を聴いていると、幸せな気分になります。
全曲紹介しときやす。
「We've Only Just Begun (The Romance Is Not Over)」
Timmy Allenプロデュース。アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第2位のヒットとなりました。本作のハイライトといえば、やはりこの曲ですね。本国では定番ウエディング・ソングとしても人気だったみたいですね。Timmy Allenの好プロデュースが冴えるコンテンポラリー感のあるロマンティックなラブソングです。
https://www.youtube.com/watch?v=NNwTW7OkOjI
「It Must Be Love」
Wayne Brathwaiteプロデュース。ブラコン感覚のアーバン・グルーヴ。80年代半ばらしいキラキラ感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dHltQmCYwew
「At Last」
Timmy Allenプロデュース。ブラコン感覚のアーバン・ミディアム。派手さはありませんが、Glennのヴォーカルの魅力を堪能できます。奥方Genobia Jeterのバック・コーラスがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=PRxV7WCYyO8
「That Night Mood」
Wayne Brathwaiteプロデュース。実は当時一番のお気に入りだったのがこのトラック。都会的サウンドとジェントル・ヴォーカルの組み合わせがサイコーでしたね。今聴いても80年代半ばらしい雰囲気があって好きですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wzr6bSn4gNo
「Oh Girl」
Loris Hollandプロデュース。アルバムからの2ndシングルはThe Chi-Lites、1972年の大ヒット曲のカヴァー (Eugene Record作)。The Chi-Litesのオリジナルは当ブログでも紹介したアルバム『A Lonely Man』(1972年)に収録されています。名バラードであるオリジナルの素晴らしさには及びませんが、Glenn Jonesならではの素敵な「Oh Girl」を聴かせてくれます。Roger G. Bryanもサックス・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=GeXmQIFurBU
「Living In The Limelight」
Timmy Allenプロデュース。アルバムからの3rdシングル。この時代らしいシンセ・ファンク。昔は大して良いとは思いませんでしたが、久々に聴いたらコレはコレで案外悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=0ckbsYCxJqo
「It's All In The Game」
Wayne Brathwaiteプロデュース。ポジティブなヴァイヴを感じるミディアム。歌の巧さが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=37mV_EwMyKM
「All I Need To Know」
Barry Eastmond/Wayne Brathwaiteプロデュース。Barry Mann「Don't Know Much」のカヴァー。歌詞を少し改変しているようです。しみじみと歌い上げるオーセンティック・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=424xFRHantg
「I Love You」
Wayne Brathwaiteプロデュース。ラストは伸びやかな歌声が映えるラブ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6HKMYkMTgbA
Glenn Jonesの他作品もチェックを!
『Everybody Loves a Winner』(1983年)
『Finesse』(1984年)
『Take It From Me』(1986年)
『All for You』(1990年)
『Here I Go Again』(1992年)
『Here I Am』(1994年)
『It's Time』(1998年)
『Feels Good』(2002年)
『Forever: Timeless R&B Classics』(2006年)